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オトナの遠足【1】

8月 12th, 2009

今年の梅雨は、長かった…
 
 
空気を読めない梅雨前線、気合いの足らない太平洋高気圧。
 
 
2009年7月20日、筆者はオートポリスで開催された
 
オール九州3時間耐久ロードレースin AUTOPOLIS第二戦
 
にエントリーしていた。
 
 
しかし!
 
 
imgp3000
  
 
大雨!
 
あまりの雨の酷さに明るさが足りずにデジカメのシャッタースピードが上がらず、手ぶれする程だった(笑)
 
 
 
そんな大雨、強風の中、ほぼ強行突破という状態でレースはスタートした。
 
 
その惨状はこちら↓(38秒)
 

 
モータースポーツであれば、間違いなくスタートすることはありえないコンディション。
 
 
ミチフミ氏とチームでエントリーし、第二ライダーだった私はカッパを来てコースサイドで写真撮影を行っていた。
 
風雨は一向に弱まらない。
 
場内アナウンスが入った
 
「レースは1時間に短縮します」
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
ならば30分あたりでミチフミ氏と交代せねば…
 
 
と思っていると、トップグループで走っていた有力チームの選手がピットインしてきた。
 
 
後で聞いたところコース上はかなり危険な状態な状態で、レース続行は危険と判断して
自主的にピットインされたということだった。
 
 
するとまた場内アナウンスが入った
 
 
「レースは30分で終了とします」
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
交代する時間も無し。
 
私のオートポリス3時間耐久第二戦は、濡れただけで終わった(爆)
 
 
 
 
 
次の週末、2009年7月26日。
 
日本トップレベルのドMイベント
 
「サイクルマラソン・阿蘇望」
 
の日だったのであるが、福岡県を襲ったあの忌々しい集中豪雨の2日後で、
 
またしても、
 
 
 
一縷の望みを持って会場まで行くものの、
結局、地蔵峠を上って下って終了という超短縮バージョンとなってしまった
 
imgp3021
雨のせいで路面が荒れていることを考慮し、MTBで参加した筆者。
気合いゼロ(爆)
 
いつもは午後の一番暑い時間帯に3番目の峠として上る地獄の地蔵峠も、小雨まじりの涼しいコンディションで上ればフツーな感じ。
 
 
2009年の阿蘇望は走行距離18km、午前中で終了した…(爆)
 
 
 
7月末といえば、これらの夏のイベントが終了して疲労感と達成感を味わっている時期であるはずなのに、今年の7月末はなんとも消化不良というか…
 
 
消化不良するほど喰ってねぇぞ!
 
 
と独り言を言ってしまう程危険な状態であった。
 
 
 
そんな私の危機的状況を見かねたミヤモッチ氏からメールが来た
 
 
「せっかくMTBを手に入れられたことですし、草原の中を走る素晴らしいフィールドがありますから、よかったらご一緒しませんか?」
 
 
 
うぉぉぉ!なんてイイ人なんだ!!
 
 
2度のイベント中止でストレスが溜まりまくっていた私は是非もなくお誘いを受け、すぐに日程を決めてもらった(笑)
 
 
 
 
善は急げと決まった日程は2009年8月8日土曜日。
 
AM6:00。
私は天ケ瀬にある別荘地のとある一軒のログハウスのテラスで
朝のコーヒーを堪能していた。
 
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コーヒーはセブンイレブンで買ったインスタントだが、真っ青な空と清々しい朝の空気のおかげで3倍美味く感じた。
 
 
もちろんこのログハウスは筆者の持ち物ではなく、土橋塾メンバーであるウエダのご両親が所有なさっているものである。
 
同じくイベントが潰れたことにストレスを感じていた土橋塾メンバー達が、このログハウスを基点に合宿を行おうということで、昨夜は前夜祭としてBBQで盛り上がった。
 
 
盛り上がり過ぎて、AM6:00となっても誰も起きて来ない(爆)
 
 
 
私はMTBサイクリングの予定が先に入っていたので、この日は別行動することになっていた。
 
 
 
というわけで、一人だけ起きていたbb1氏の見送りを受けながら、天ケ瀬を出発した。
 
 
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早朝のファームロードを快走して、瀬の本を目指す。
 
※車内に荷物が多過ぎて屋根は開けていない(笑)
 
 
 
 
AM8:00に三愛レストハウスに到着、久住のスキー場へ移動し、近くの駐車場にクルマを停める。
 
初対面の方もいらしたので簡単な自己紹介。
 
 
ミヤモッチ氏、M村氏、シオゴン氏、daijaman.kk氏と筆者の5人が今回のメンバーである。
 
ちなみにDaijaman.kkさんは先日参加した吉無田MTB大運動会の中級クラス優勝ライダーである。
ミヤモッチさんの紹介で実は住まいが近所だったということで知り合ってしまったたのである。
ヘンタイの世界は狭い(爆)
 
各自、クルマで集合したのであるが、ミニバンタイプのクルマに載せて来る人アリ、
セダンタイプのトランクに前後タイヤを外して載せて来る人アリ、
私のように車体後部のトランクにキャリアを付けて載せてくる人アリ、
 
 
そして、
 
 
 
imgp3046
 
フロントバンパーに載せてくる人アリ。
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
どうやらかなりの強者らしい…
 
 
 
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自己紹介の後はミヤモッチ氏によるルート説明。
 
聞いてもよくわからなかったのは言うまでもない(爆)
 
 
 
 
すばらしい青空の下、初めてのMTBサイクリングがスタートした。
 
 
 
オトナの遠足【2】に続く>>

自転車

これは観ておかねばならんでしょう

7月 6th, 2009

自転車に興味が無い人も、是非観てみて下さい。
(9分ありますが、前半の6分だけでもいいです)

今年のツール・ド・フランスには、新城幸也(あらしろゆきや)選手と
別府史之(べっぷふみゆき)選手という二人の日本人選手
 
出場できることで大ニュースになっていたのですが…
 
 

 
 
 
歴史的瞬間と言っても過言ではないでしょう。
 
全然報道しない日本のマスコミは何をやっとるんだ?…と。
 
 
 
ちなみにツール・ド・フランスは全部で21ステージあり、
全部通して一番速かった人が総合優勝(ほぼ神様扱い)となるのですが、
この21ステージのうちのどれか一つでも優勝(ステージ優勝)すれば「英雄」
扱いされる程のレースです。
 
5位はもちろん歴代日本人の最高位。
 
長丁場ですが、がんばってもらいたいものです。
 
 
日本のマスコミは一体何をやっとるのk…(略
 
 
 

自転車

走る博物館 〜その3〜

6月 20th, 2009

その1はコチラ>>
その2はコチラ>>

夜が明けた。
 
でかしたぞ、天気予報。
 
 
 
 
 
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超!晴天!
 
 
これで、関東や関西から遠路はるばる来ていただいた方に九州を満喫していただける
というものである。
 
 
 
 
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暖気運転中のブガッティ
 
 
 
 
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各自スタンバイを終え、朝のミーティングの後スタートして行く。
 
 
 
 
瀬の本経由で、ミルクロードへ
 
 
 
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絶対にはずせない、お約束の大観峰の第三駐車場にて。
 
 
この日は他にオープンカーのミーティングがあっていたらしく、
第三駐車場はヘンタイクルマで埋め尽くされていた(爆)
 
 
しかし、 
 
 
ここで、ついにトラブル発生
 
 
 
 
参加者の一台に不具合が起こり、積載に積むことに。
 
 
しかし、九州在住のオーナーさんだったため、積載車を運転して自宅まで帰り、
また戻ってくるということで、私は降ろしたスパイダーで走ることに。
 
 
こっからはタダのドライブになってしまった(笑)
 
 
 
ミルクロードを下り、阿蘇登山道路を上る。
 
 
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米塚の先の交差点にて。
 
 
 
草千里の道でギャラリーからの注目を集めながら、中岳の火口を目指す。
 
 
 
料金所でお金を払い、火口へ上り始めてしばらくすると…
 
 
 
一台停まってる…
 
 
 
勾配が10%はあるであろう上り坂の途中にて上りきれずに
停まってしまっている。
 
エンジンがかかっても吹け上がらない。
 
 
どうやら標高1,000m超というのが影響して調子を崩してしまったらしい。
 
 
 
筆者は写真を撮っている暇もなく、2車線の登山道路で交通整理を行った。
 
 
はじめてサポートスタッフらしい仕事をした(爆)
 
 
 
停まってしまった車両はクラッチを切って惰性でバックして
路肩にお尻を入れて方向転換し、下り坂へ向かって押し出して
惰性で下って行きなんとかピンチは脱出。
 
 
ホッと一息。
 
 
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フューエルインジェクションって凄い(笑)
 
 
 
 
 
火口見学を終えたエントラントが下って来た。
 
 
 
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この風景をこの天気で見てもらえたことを非常に嬉しく思う。
 
 
 
 
 
阿蘇登山道路の吉田線を南阿蘇方面へ下り、いよいよイベントも大詰め。
 
 
 
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サイクルマラソン阿蘇望で地獄の苦しみを味わう「地蔵峠」を駆け上る。
 
 
 
 
 
ミルク牧場にて、昼食。
 
 
先ほど上りきれずに停まったクルマは下って来たら調子が戻ったようだ。
 
 
 
日曜日で賑わうミルク牧場を後にして、ゴール地点である俵山へ。
 
 
 
俵山の扇坂展望所に集まったヒストリックカーは壮観で、
見物客も沢山居た。
 
 
 
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自転車で見に来ていた人も居たり…

 
 
 
 
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これ以上無いコンディションのなか、最後にエントラント全員で集合写真を撮影し、
イベントは終了。
 
 

 
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最後のミーティングで来年の再会を誓い…
 
 
2009年のジーロ・デ・カルデラッソは無事に終了した。
 
 
 
 
博物館展示レベルのクルマ達が元気に走り回るこのイベント、
まさに九州を代表するヒストリックカーのイベントと言えるだろう。
 
 
先日のチェントミリア・かみつえといい、九州にも独自の自動車文化を作ろうという動きがある。
 
思っている人は多くても、こういうイベントとして実行に移すことは並大抵のことではない
 
 
 
主催者の井手氏の情熱、およびイベントの主旨を理解してサポートカーを出して下さった
シュテルン熊本さんに拍手喝采を送りつつ…
 
 
 
自動車を大事に永く乗り続けると、税金が上がって維持しにくくなるという
あべこべな施策が行われている某国のモータリゼーションが健全に
発展していくことを望んでやまない。
 
 
 
 
我々も彼らの思いに応えるべく、今すぐヨーロッパ製の自動車に
乗り換えるべきだろう(なんでや?)
 
 
 
エントラントの皆様、目の保養をさせていただきました、ありがとうございました。
 
 
 
おしまい。

クルマ