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Archive for 9月, 2011

セルフディスカバリーアドベンチャー2011 〜エピローグ〜

9月 24th, 2011

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王滝村を出発し、家族の分だけちょっとしたお土産を買い、
夕暮れの国道をインター目指して走る。
 
 
今夜の宿までは200km程の距離がある。
 
運転はDaijyaman kk氏。
 
眠気が出て来ないようにできるだけテンション高めに話し続けた。
 
 
そして、PM9:00
 
 
 
imgp0976
多賀サービスエリア内にあるハイウェイホテル
「レストイン多賀」にチェックイン。
 
 
夕食&風呂の後は
 
 
 
 
imgp0973
 
反省会!
 
※高速乗る前のコンビ二でビール買って持ち込み!(笑)
 
 
 
とはいえ、午前3時起きでレースを走った後なので350mlを一本飲んだ程度
時間にして30分程度で反省会は終了(爆)
 
 
 
布団敷いてとっとと就寝。
 
 
やはりのび太並のスピードで爆睡。
 
 
 
翌朝は5時起床で朝食を摂って6時に出発。
 
 
 
 
車内ではやはりレース中の出来事などといった話で盛り上がる。
 
 
 
ミヤモッチ氏は総合入賞への野望をさらに強くしているようだし
Daijyaman kk氏は年代別入賞も現実的な位置に来ている
蔵元探検隊カサイ氏は初王滝にちょっとヤラレタみたいで納得いってないようだ
そして私はボトルを取りに行かなければならない(爆)
 
 
限りなく来年も参加しそうな雰囲気で
 
 
imgp0982
サービスエリアで休憩する度にストレッチしたりしながら(爆)
 
 
 
imgp0983
九州へと戻って来た。
 
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝 2011秋
 
 
やはりタフで、楽しいイベントだった。
 
参加してよかったと思ったが、一つだけ心残りがある。
 
 
 
 
昨年ほど強力なネタで締めることができなかったことだ。(爆)
 
 
 
 
SDA in 王滝に興味が出て来たアナタ!
 
行って絶対悔いはナイ!
 
 
 
imgp0934
↑こういう景色を見に行ってみませんか?
 
 
人生はネタ。
 
生きることはネタ探しの旅である by ナイトライダー

 
来年はあなたも是非!!
 
 
高速道路一律¥1,000は終わったものの、休日割引で半額でしたので
高速代は往復で¥17,800、一人あたり¥4,450だった。
 
 
 
 
おしまい
 
 
 
 
 
自宅に戻って、クルマから自転車を降ろすと…
 
 
 
n123
リアタイアはパンクしていた。
 
良く持ちこたえてくれた。ありがとう。
 
 
 
 

自転車

セルフディスカバリーアドベンチャー2011 〜その3〜

9月 24th, 2011

<<その1はコチラ
<<その2はコチラ
  
 
imgp0907
 
周りに目をやると「ギシギシ…キィキィ」と結構イヤな音をさせながら走っている自転車が多い。
 
チェーンは数日前に新品に交換しているのでスグに切れたりすることはないだろうが、
 
精神衛生上、よろしくない。
 
そんな感じで、ある意味で歯を食いしばりながら走り…
 
しばらく走ったところで第二チェックポイント兼エイドに到着。
 
 
第三エイドはスルーするつもりで自転車のボトルに水を補給。
ハイドレーションバッグにはまだ水が入っているし、1リッターの
荷物(水)を背負って走っていることで、下り坂を走る際に
腰が痛い…
 
腰の負担を減らすためにもハイドレーションの量を増やしたくない。
 
 
いずれにしろ、これでゴールまで持つはずだ。
 
 
パワージェルとチョコレートなどで補給。
 
さて、問題はチェーンだ。
 
 
 
 
imgp0925
駆動系はこんな状態。
後ろのギアにも砂が付着している… 
 
読者の皆様には申し訳ないが、私はチェーンオイルを持参していた。(爆)
 
 
去年は平気だったので、持って行くつもりはなかった。
 
しかし、前日にミヤモッチ氏が「私はチェーンオイル持って行きます!」と迷わず言われていた
ので、私はちょっとビビッて非常用のつもりで持って来ていたのである。
 
 
ついでに持って来ていたキッチンタオルでチェーンとギアを
軽く清掃してから注油したところ、駆動系は完全復活!
 
 
よーし、行くぜ相棒!!
 
 
 
 
 
imgp0928
遠くに御岳山を望む第二エイドをスタートした。
 
10分くらい停まっていたような気が…
 
 
気を取り直してスタート。
 
 
シフターを操作するとディレイラーはゴキゲンな反応!
 
相反するように足は鈍い反応…
 
 
 
しかしこの頃から、コース上には御岳山が現れるようになり、美しい偉容で
キツさを紛らわせながら上りで抜いて、下りで抜かれた(爆)
 
 
 
標高も上がってくると、昨年パンク修理の際に息をのんだ光景
 
 
 
imgp0921
御岳山と三浦貯水池のコンビネーションを拝むことができた。
 
いまの所、私の中では最強の景色です。
 
 
 
 
 
いやぁやっぱ王滝はいいねぇと思いながら、ボトルに手を伸ばした…
 
  
左手の人差し指と中指、親指の三指が空振りした。
 
 
 
あッ!
 
 
 
 
ボトルが無い…
 
 
 
 
 
第二エイドで満タンに補充したボトルを途中で落としたらしい…
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
 
探しに戻る訳にもいかないので、あきらめて進むことにした。
 
 
山の神様、ゴミを増やして申し訳ございません。
 
 
 
 
ボトルを失ってしまった私にとって、もはや唯一の頼みは背中のハイドレーション
だけとなってしまった。
 
実はハイドレーションも当初は背負わずにボトルだけで行こうかと検討していたが
直前になって用心のために背負って行くことにしたのだった。
 
結果的には大正解。
 
ネタ的にはゴメンナサイ(爆)
 
 
 
これからボトルメインで行くつもりだったので、ハイドレーションだけだと
水が足りなくなるのは明らか。
 
できるだけ早くハイドレーションに給水してゴールまでノンストップで行こうと
考えているところに「エイドステーション」の小さな看板を発見。
 
 
 
imgp0933
はい、道ばたの沢です(笑)
 
ついでに汗と泥でドロドロな顔も冷たい水で洗う、気持ちいい!
 
 
5分ほど止まって給水しただけなのに全身の汗が乾いてサラサラになっていた。
 
 
imgp0935
この天然エイドからもご覧の風景…最高だ。
 
 
「サラっサラーのサラサーティ」と口ずさんでMTBに跨がり、ゴールに向かって走り始めた(意味不明)
 
 
 
 
道は決して楽ではないが、真っ青な空と豪快な景色が楽しませてくれる。
 
 
 
imgp0930
切り立つ岩の間から見える御岳山。
 
本当は50mほど後ろから見ると木の上に御岳山が見えて最高。
 
是非ご自分の目で確かめて頂きたい。
 
 
 
上りで抜いて下りで抜かれるのは相変わらずだが、ここへきてだいぶ下りにも
馴れてきたようで、目線を遠くにおけるようになってきた。
 
 
 
しかし、油断して前輪でも取られようものなら
 
 
コースアウト=谷に落ちて人生からもアウト
 
 
なので用心して下る。
 
 
 
第三チェックポイント通過。
 
 
 
 
あと少しだが、あともう一つ大きな山を越えなければならない。
 
 
 
course
標高図を見ると、標高600m程の上りがあるようだ。
まだ脚を残しておかなければ。
 
 
 
長い上りをクリアして下りに入る。
 
 
 
そろそろ最後の戦い、大きな上りが始まるはずだ…
 
 
1時間近くは上り続けなければならないかもしれない。
 
 
しばらく進むと「←120km/100km→」の標識が。
 
 
距離計は92kmを表示している。
 
 
 
あれれ??
 
 
 
 
 
course
そう、ミヤモッチ氏からもらってハンドルに付けていた標高図には
120kmコースのものが記されていたのだった。
 
そして、走る必要のない山のために脚を残してしまっていたのだった(←確認しろよバカ・爆)
 
 
なんとなーく
 
「あれ、もう終わっちゃった」的な感覚
 
 
 
 
imgp0938
ゴール。
 
 
 
公式タイムは7時間32分41秒
順位は213位

 
去年は8時間13分59秒
順位は238位
 
昨年より40分以上短縮することができたが、参加人数が多くてレベルも上がったのか
順位はほとんど変わらない…
 
 
微妙だ… 
 
 
給水計画をしっかりたてて、下りをもう少し練習すれば7時間は切れるかな?
という手応えは得ることができた。
あとコース図もちゃんとチェックすること(自爆)
 
 
 
ゴール地点から松原スポーツ公園までは去年と同じく走りきった充実感を伴っての移動。
天気も最高で、気分爽快。
 
 
会場に戻ると、ミヤモッチ氏の自転車がキレイに洗車された状態でおかれてあった。
 
私より20km余計に走ったのに私より40分くらい早かったようだ…
 
 
 
さて、共に100kmを走りきった私の相棒は…
 
 

imgp0943
気持ちよいくらいにドロドロになっていた。
 
 
 
バッグをつけていた部分は振動と砂で擦れて塗装がはがれたり
小傷だらけになっていたり。コースの過酷さを物語っていた。
 
 
 
Daijyaman kk氏のクルマに載せてもらえる程度に洗車して(笑)
 
 
imgp0951
豚汁だ。
 
塩分が強烈に滲みる…
 
パワージェルとかスポーツドリンクとかばっかり飲み食いしていたので
こういうシンプルな食べ物は非常にありがたい。
 
 
 
さて、表彰式。
 
 
 
 
7f2e9245
ミヤモッチ氏、120km年代別で3位表彰台!
1位の人が居なかったので2位の方と並んで記念撮影。
 
 
しかし、本人は総合で入賞できなかったことがご不満な様子で…
 
 
 
 
imgp0967
ミヤモッチ氏は120km総合の表彰式を、
ケンシロウを見るジャギのような目つきで見ていた(爆)
 
 
 
表彰式が終了したら、我々も撤収。
 
 
 
imgp0971
すっかり秋の気配をみせる王滝村をあとにした。
 
 
 
王滝村のレギュラーガソリンは155円/1リッターだった…
 
 
 
 
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自転車

セルフディスカバリーアドベンチャー2011 〜その2〜

9月 24th, 2011

<<その1はコチラ

2011年9月18日
 
AM2時56分。
 
 
設定を間違えていて、早めに携帯のアラームが鳴った(爆)
 
 
 
スタートはAM6時なので早過ぎるということもないので、起床。
 
 
 
 
 
 
imgp0875
まずは宿が用意してくれる朝食を摂る。
長丁場だからしっかり食べることが大切だ。
 
 
 
AM4時頃に宿を出てスタート会場へ場所取りに。
 
 
 
路面はウェット、霧雨も降っているが空を見上げるといくつか星が見えるし月も出ている。
 
 
昨日昼までは「雨」を伝えていた予報も、台風が停滞したためか「晴れ」に変わっていた。
 
 
 
スタート位置はすでに沢山の参加者が動いていた。
スタート位置に自転車を置いて場所取りし、クルマで宿に戻る。
 
 
荷物をまとめ、宿代の精算をし、軽量化(謎)したりしてチェックアウト。
 
旅館の皆さんに見送られながらスタート地点へ。
 
 
 
imgp0883
昨年の5王よりもエントリーが多く、100kmコースには800人以上が
参加している。
 
 
ちなみに9王は、過去に100kmを7時間以内で完走したことがある人
のみ出場できる120kmコースもあり、そちらには70人ほどエントリーしている。 
 
 
ミヤモッチ氏とDaijyaman kk氏は当然120kmへ出走だ(笑)
 
 
スタート前の安全祈願が行われ、参加者全員御岳山の方を向いて

二礼二拍一礼
 
 
スタート3分前。
 
 
1分前。
 
 
右ペダルにクリートを嵌める

「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ」
 
っという音が王滝村の山にこだまする。
 
 
 
 
 

AM6:00
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝
 
がスタートした。
 
 
 
 
imgp0896
林道入り口までのパレード走行
 
 
アスファルト路面はウェットだが、空には青空の占める割合が
大きくなっていてコンディションは良くなりそうだ。
 
 
 
林道に突入し、先導車が外れてレーススタート。
 
…と言っても先頭ははるか先なので先導車など全然見えないが…
 
 
 
 
集団で坂を上り始める。
 
 
長いアスファルト路面を上っていくといよいよ始まる、ダート区間
 
 
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
序盤はまだまだ人数が多すぎてガレ場を避けるようなライン変更はできないので
軽めのギアを選択してペースを抑え、ガレ場に入ってもリアタイアがスリップ
しても対応できるように気を使いながら上る。
 
脚は良く回っているようなフィーリング。
 
去年と違って今年は練習したのもあるだろう。
 
 
 
天空の道サイクリング
 

 
サイクルマラソン阿蘇望
 
にMTBで参加したのもすべてはこの王滝を目標に定めた練習の一環だったのである。
 
 
 
 
レース4日前に新しい自転車が来て、現地でポジションを合わせた去年とは大違いなのである(爆)
※けっきょくポジションも合ってなかったし…
 
 
 
去年は上りで抜かれた記憶しかなかったが、今年は結構な数のライダーを抜くことができる。
 
 
imgp0902
それにしても、序盤の上り坂…長いよ…
 
 
course
一気に500〜600m程の上り。
 
 
9王は5王の反対周りとなるので、昨年の王滝でゴール前に下った道を上っていることになる。
 
 
 
  
長い坂にウンザリしていると、ピークにさしかかり下りが始まった。
 
 
 
さぁ、ようやく下りだ!
 
 
 
と思ったのも束の間…
 
 
 
下り始めた途端に上りで追い越したライダー達すべてに抜き返された
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
大きい石がゴロゴロしているのに、皆凄い勢いでダーーーーっ!と
下っていく。
 
 
 
 
あ、そういえば、ダートの下りって全然練習してない。
 
 
 
アスファルト道路で負荷をかけて坂を上ったり長距離を走ったりする
練習はしていたものの、ダート路面を下ったりスムーズにコーナリングする
ようなテクニック面での練習がまったくできていなかった影響が早くもモロに
出てしまった。
 
 
 
斜度はそこそこあるのでブレーキを放せばどんどんスピードは上がっていく。
 
 
しかしその先のコーナーで対応できる自信がないので早めにブレーキ。
後ろから
 
 
「右いきまーす」
 
 
と声が聞こえてズバッと抜かれる…
 
 
大袈裟ではなく、速度差が10km/h以上ありそうな感じ。
 
 
2つほどコーナーを曲がる頃にはそのライダーの姿は見えない。
 
 
 
まさに「orz」状態だ。
 
 
 
 
 
追い打ちをかけるように、追い抜き様のライダーが私に声をかけて行く
 
 
「ボトル落ちましたよー」
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
しっかり差してなかったためか振動に耐えきれずボトルが途中で脱落。
 
下りの途中なので下って来るライダー達の様子を見ながら慎重に戻ってボトルを拾う。
 
ダートの下り練習をしていたなったがための想定不足な事態だ…
 
しっかりケージに差し込んで再スタート。
 
 
踏んだり蹴ったりな下りだ…
 
  
しかし、長い下りを下りきった場所で状況が一転
 
 
道の左右で10人以上がパンク修理をしている。
 
 
 
やはり下りでスピードを出すのは諸刃の剣。
 
 
下りが下手なら下手なりに尖った岩を避けながらパンクしないように
走ろうと考えを変えることができた。
 
 
 
 
course
 
上りが終わったら下り、下りが終わったら上り。
 
 
ギザギザな標高図、これがコースの特徴でもある。
 
上りで抜いて、下りで抜かれる…
 
を繰り返しながら距離を稼ぐ。
 
 
 
 
imgp0901
昨年は真っ赤に錆びたカードレールの下に見える谷底が奇麗だった
場所は今回土砂崩れにて通れなくなったためにコースが変更され
川まで降りて土管を並べたダイナミックな作り(笑)の橋を渡る。
 
 
水は低い方に向かって流れる、川まで降りていった分、今度は
上り返さなければならない。
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
上りだが、舗装路でライン取りに自由度があるので数人のライダーを
抜くことに成功した。
 
この上りも長い、しかも直線の上りだ。
 
 
上り切って下りが始まる。
 
 
そして、下りで追い抜かれる…
 
 
 
 
しばらく走ると第一チェックポイント。
 
 
今回はノンストップ作戦ではなく、エイドで給水しながら走るという
作戦だったのでエイド(水しか無い)に寄って背負っている
ハイドレーションバッグに水を補給しようとしたが…
 
  
水が思ったより減っておらず、止まる必要はなかった。
 
ちょっと神経質になりすぎた。
 
 
しかしここはSDA王滝。
 
途中にはコンビニも無ければ自動販売機も無い。
 
すべて自分で責任を持たなければならない。
ちょっと神経質なくらいでちょうど良いのだ。
 
 
パワージェルを一個補給してスタート。
 
 
それにしても今日は天気が良い。
 
 
昨日までの予報を考えるとまさに奇跡だ。
 
 
 
imgp0915
 
上りで何人か抜いて、下りで全員に抜き返される…(爆)
 
 
 
course
このコースで唯一ともいえる平坦区間、三浦貯水池周囲の道路に出た。
 
平坦で走り易いものの、下りが下手な私はこういう場所でタイムを稼ぐ
必要があるため、休むことなくペダルを回す。
 
 
しかし、ダートの路面は舗装路のようにスピードメーターの表示を
あげることを許してくれない。
 
巡航スピードはせいぜい26?28km/h程度だった。
 
 
imgp0914
時折、茶色い水たまりに突っ込みながら進む。
 
 
しかし、三浦貯水池の湖面は昨年にも増して美しかった。
 
タイムを稼ぐために写真はナシ。
 
 
 
三浦貯水池は中間地点、さぁここから後半戦。
 
 
と、同時に上りが始まる。
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
上り坂で何人か抜いて…
 
 
下り坂で全員に抜き返される…
 
 
 
ああああああ!ク●ッタレ!なんでこげな下りが遅いとや、俺は!?
 
 
と独り言をつぶやきながら、せめてパンクだけはしないように
ゆるゆると下る。
 
 
 
上り坂では勾配が緩くなったらギアを上げてスピードを少しでも上げ、
キツくなったらギアを下げる操作をするのだが、どうもさっきからシフトフィールが
悪くなって来ている。
 
さらに、チェーンに油を差したことなどない女子高生の自転車みたいな音
が私の自転車から聞こえ始めてきた。
 
 
天気はいいものの、前日までの雨で無数の水たまりやプチ泥濘と化した道を
走って来たためか、どうやらチェーンの油切れのようだ。
 
昨日夕方、準備の段階でチェーンオイルは充分注油していたのだが。
 
ウワサには聞いていたが、まさかこれほどとは…
 
 
まだ残りの距離は50km弱。
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャーらしくなってきた。
 
 
 
その3へつづく>> 
 
 
 

 

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