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セルフディスカバリーアドベンチャー2011 〜その2〜

9月 24th, 2011

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2011年9月18日
 
AM2時56分。
 
 
設定を間違えていて、早めに携帯のアラームが鳴った(爆)
 
 
 
スタートはAM6時なので早過ぎるということもないので、起床。
 
 
 
 
 
 
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まずは宿が用意してくれる朝食を摂る。
長丁場だからしっかり食べることが大切だ。
 
 
 
AM4時頃に宿を出てスタート会場へ場所取りに。
 
 
 
路面はウェット、霧雨も降っているが空を見上げるといくつか星が見えるし月も出ている。
 
 
昨日昼までは「雨」を伝えていた予報も、台風が停滞したためか「晴れ」に変わっていた。
 
 
 
スタート位置はすでに沢山の参加者が動いていた。
スタート位置に自転車を置いて場所取りし、クルマで宿に戻る。
 
 
荷物をまとめ、宿代の精算をし、軽量化(謎)したりしてチェックアウト。
 
旅館の皆さんに見送られながらスタート地点へ。
 
 
 
imgp0883
昨年の5王よりもエントリーが多く、100kmコースには800人以上が
参加している。
 
 
ちなみに9王は、過去に100kmを7時間以内で完走したことがある人
のみ出場できる120kmコースもあり、そちらには70人ほどエントリーしている。 
 
 
ミヤモッチ氏とDaijyaman kk氏は当然120kmへ出走だ(笑)
 
 
スタート前の安全祈願が行われ、参加者全員御岳山の方を向いて

二礼二拍一礼
 
 
スタート3分前。
 
 
1分前。
 
 
右ペダルにクリートを嵌める

「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ」
 
っという音が王滝村の山にこだまする。
 
 
 
 
 

AM6:00
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝
 
がスタートした。
 
 
 
 
imgp0896
林道入り口までのパレード走行
 
 
アスファルト路面はウェットだが、空には青空の占める割合が
大きくなっていてコンディションは良くなりそうだ。
 
 
 
林道に突入し、先導車が外れてレーススタート。
 
…と言っても先頭ははるか先なので先導車など全然見えないが…
 
 
 
 
集団で坂を上り始める。
 
 
長いアスファルト路面を上っていくといよいよ始まる、ダート区間
 
 
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
序盤はまだまだ人数が多すぎてガレ場を避けるようなライン変更はできないので
軽めのギアを選択してペースを抑え、ガレ場に入ってもリアタイアがスリップ
しても対応できるように気を使いながら上る。
 
脚は良く回っているようなフィーリング。
 
去年と違って今年は練習したのもあるだろう。
 
 
 
天空の道サイクリング
 

 
サイクルマラソン阿蘇望
 
にMTBで参加したのもすべてはこの王滝を目標に定めた練習の一環だったのである。
 
 
 
 
レース4日前に新しい自転車が来て、現地でポジションを合わせた去年とは大違いなのである(爆)
※けっきょくポジションも合ってなかったし…
 
 
 
去年は上りで抜かれた記憶しかなかったが、今年は結構な数のライダーを抜くことができる。
 
 
imgp0902
それにしても、序盤の上り坂…長いよ…
 
 
course
一気に500〜600m程の上り。
 
 
9王は5王の反対周りとなるので、昨年の王滝でゴール前に下った道を上っていることになる。
 
 
 
  
長い坂にウンザリしていると、ピークにさしかかり下りが始まった。
 
 
 
さぁ、ようやく下りだ!
 
 
 
と思ったのも束の間…
 
 
 
下り始めた途端に上りで追い越したライダー達すべてに抜き返された
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
大きい石がゴロゴロしているのに、皆凄い勢いでダーーーーっ!と
下っていく。
 
 
 
 
あ、そういえば、ダートの下りって全然練習してない。
 
 
 
アスファルト道路で負荷をかけて坂を上ったり長距離を走ったりする
練習はしていたものの、ダート路面を下ったりスムーズにコーナリングする
ようなテクニック面での練習がまったくできていなかった影響が早くもモロに
出てしまった。
 
 
 
斜度はそこそこあるのでブレーキを放せばどんどんスピードは上がっていく。
 
 
しかしその先のコーナーで対応できる自信がないので早めにブレーキ。
後ろから
 
 
「右いきまーす」
 
 
と声が聞こえてズバッと抜かれる…
 
 
大袈裟ではなく、速度差が10km/h以上ありそうな感じ。
 
 
2つほどコーナーを曲がる頃にはそのライダーの姿は見えない。
 
 
 
まさに「orz」状態だ。
 
 
 
 
 
追い打ちをかけるように、追い抜き様のライダーが私に声をかけて行く
 
 
「ボトル落ちましたよー」
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
しっかり差してなかったためか振動に耐えきれずボトルが途中で脱落。
 
下りの途中なので下って来るライダー達の様子を見ながら慎重に戻ってボトルを拾う。
 
ダートの下り練習をしていたなったがための想定不足な事態だ…
 
しっかりケージに差し込んで再スタート。
 
 
踏んだり蹴ったりな下りだ…
 
  
しかし、長い下りを下りきった場所で状況が一転
 
 
道の左右で10人以上がパンク修理をしている。
 
 
 
やはり下りでスピードを出すのは諸刃の剣。
 
 
下りが下手なら下手なりに尖った岩を避けながらパンクしないように
走ろうと考えを変えることができた。
 
 
 
 
course
 
上りが終わったら下り、下りが終わったら上り。
 
 
ギザギザな標高図、これがコースの特徴でもある。
 
上りで抜いて、下りで抜かれる…
 
を繰り返しながら距離を稼ぐ。
 
 
 
 
imgp0901
昨年は真っ赤に錆びたカードレールの下に見える谷底が奇麗だった
場所は今回土砂崩れにて通れなくなったためにコースが変更され
川まで降りて土管を並べたダイナミックな作り(笑)の橋を渡る。
 
 
水は低い方に向かって流れる、川まで降りていった分、今度は
上り返さなければならない。
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
上りだが、舗装路でライン取りに自由度があるので数人のライダーを
抜くことに成功した。
 
この上りも長い、しかも直線の上りだ。
 
 
上り切って下りが始まる。
 
 
そして、下りで追い抜かれる…
 
 
 
 
しばらく走ると第一チェックポイント。
 
 
今回はノンストップ作戦ではなく、エイドで給水しながら走るという
作戦だったのでエイド(水しか無い)に寄って背負っている
ハイドレーションバッグに水を補給しようとしたが…
 
  
水が思ったより減っておらず、止まる必要はなかった。
 
ちょっと神経質になりすぎた。
 
 
しかしここはSDA王滝。
 
途中にはコンビニも無ければ自動販売機も無い。
 
すべて自分で責任を持たなければならない。
ちょっと神経質なくらいでちょうど良いのだ。
 
 
パワージェルを一個補給してスタート。
 
 
それにしても今日は天気が良い。
 
 
昨日までの予報を考えるとまさに奇跡だ。
 
 
 
imgp0915
 
上りで何人か抜いて、下りで全員に抜き返される…(爆)
 
 
 
course
このコースで唯一ともいえる平坦区間、三浦貯水池周囲の道路に出た。
 
平坦で走り易いものの、下りが下手な私はこういう場所でタイムを稼ぐ
必要があるため、休むことなくペダルを回す。
 
 
しかし、ダートの路面は舗装路のようにスピードメーターの表示を
あげることを許してくれない。
 
巡航スピードはせいぜい26?28km/h程度だった。
 
 
imgp0914
時折、茶色い水たまりに突っ込みながら進む。
 
 
しかし、三浦貯水池の湖面は昨年にも増して美しかった。
 
タイムを稼ぐために写真はナシ。
 
 
 
三浦貯水池は中間地点、さぁここから後半戦。
 
 
と、同時に上りが始まる。
 
 
 
attack33
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
上り坂で何人か抜いて…
 
 
下り坂で全員に抜き返される…
 
 
 
ああああああ!ク●ッタレ!なんでこげな下りが遅いとや、俺は!?
 
 
と独り言をつぶやきながら、せめてパンクだけはしないように
ゆるゆると下る。
 
 
 
上り坂では勾配が緩くなったらギアを上げてスピードを少しでも上げ、
キツくなったらギアを下げる操作をするのだが、どうもさっきからシフトフィールが
悪くなって来ている。
 
さらに、チェーンに油を差したことなどない女子高生の自転車みたいな音
が私の自転車から聞こえ始めてきた。
 
 
天気はいいものの、前日までの雨で無数の水たまりやプチ泥濘と化した道を
走って来たためか、どうやらチェーンの油切れのようだ。
 
昨日夕方、準備の段階でチェーンオイルは充分注油していたのだが。
 
ウワサには聞いていたが、まさかこれほどとは…
 
 
まだ残りの距離は50km弱。
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャーらしくなってきた。
 
 
 
その3へつづく>> 
 
 
 

 

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