湯けむりサイクリスト、ナイトライダーの事件簿 3
ガンジーファームからの復路をスタートした私…
あることに気づいた。
足が売り切れ間近!
※足に負荷をかけ過ぎて、ペダルを踏む力を
使い果たすことを「足が売り切れる」と言います
往路で鶴見さんに無理してついて行ったのが
マズかったか…
まだ35km程度しか走っていないのだが。
ガンジーファームを出てすぐの、ちょっとした上りを
走る筆者。
もうダメっぽい?
一緒にスタートした友人mcfm(ミチフミ)氏に先行してもらう。
遠くに阿蘇を望みながら、くじゅう路を駆け下るmcfm氏。
このまま下りばかりだったらどんなに幸せか…(爆)
しかし、
下れば上り、上れば下りがあるのは世の常。
すぐに上りがやって来て、下り…
また上りがやって来て、下り…
またまた上りがやって来て、下り…
またまたまた上りがy…
がはぁっ!(吐血)
MS氏は前方から見えなくなってしまった…
とにかく上りがエライキツい。
往路で爽快に駆け下った長い下り坂が、
今度は長い上り坂となって目の前に立ちはだかる。
これぞ自転車の醍醐味!!
…か?(笑)
一般的な山道とは異なり、つづら折れではなく
10%級の上り坂が一直線に続くという身体と心を
打ちのめすコースレイアウト(爆)
微妙に上っている直線道路。
見てて嫌んなる…
オートバイで走るとスロットル全開で爽快なのだが。
そろそろ自転車引退しようかな?
気を紛らわすために歌を歌うことにした
漕ーげ漕ーげ、漕ーげよ、ボート漕ーげよー!
ママの所に帰りたいよー(謎)
壊れてきた…
そして、
スタート直後に上った標高860mの頂上地点にあるトンネルまで
残り約500mというところで、
左膝にピキッとキターーーーーー!
そう、先日の阿蘇望前半の草千里手前で見舞われた膝痛が再発。
やべぇ、マジでやべぇ。
この前より痛ぇ!
100m程右足だけで上ってみたものの、どうにもならなくなり
屈辱の降車。
仕方なく自転車を押して歩き始めた。
最高点のトンネル手前で参加者に注意を促しているスタッフさん達の
前にさしかった。
スタッフの皆さんは
「あとは下りですよ、がんばって下さい」
と私を励ましてくれた。
『ちがう…ちがうんだ。俺は上り坂がキツくて自転車を降りて
押しているわけじゃないんだ…』
と心の中で呟くものの、
どう見てもキツくて押してるようにしか見えない(爆)
トンネル手前で自転車にまたがり、ゆるゆると走り始める。
それからは湯平温泉のゴール地点まで下りきるだけ。
(気分的に)あまり爽快な下りではなかった。
そして
ゴール。
ゴール後に振る舞われる豚汁を頂く筆者。
メチャ美味。
塩分が身体にしみ渡ります。
ゴール地点の湯平小学校にあった
懐かしい匂いがした
湯平温泉スペシャルのボンネットバス
を見たり
ユーノス・ロードスターに自転車を積んで来るという
心意気に感服したりしつつ…。
(実は結構多い)
そして、友人・ウエダのゴールを待って撤収。
温泉手形を使って、温泉街の中にある公衆浴場で
ひとっ風呂浴びる。
ちょっと熱めでこれまた最高。
湯上がりの身体に秋風が心地よい…
のだが、
これから家までクルマで3時間かけて帰らなければならない(爆)
今日自転車で苦しみながら走ったコースを、今度はクルマで走る。
非力と言われるたかだか1,000cc未満のクルマだが
坂道をグングン上る…
クルマって凄い!
と心から思った。
1時間もかからずに、今日二回目のガンジーファームに到着した。
ここで私は迷わず
ソフトクリームおかわり!!(爆)
ん、ちょっと待て!
お昼食べたソフトクリームがコレ
あらためて、今回おかわり分がコレ
昼より一巻き多いぞ!(爆)
17時の閉店間際だったのでサービスしてくれたのか?
最後にご褒美が待っていた。
だから自転車はやめられない。
ソフトクリームが一巻き多いのと自転車の関連はわからないが…
さて、初参加だったツール・ド・湯平。
サイクリスト達をもの凄く歓迎してくれている雰囲気満載で、
地元の方々のご尽力が伺えるアットホームなイベントだった。
800人以上参加する天草や阿蘇と比べると参加人数が少なく(300人弱)、
いろんな場所で混雑が無いのも良い。
ソフトクリームやおにぎり、豚汁、そして締めの温泉など楽しみも多い。
しかし、
コースレイアウト的にはかなりキツい(笑)
コレに完走できれば阿蘇望Bコース(70km)は完走できるだろう(多分)
自転車名人・鶴見辰吾氏もご自身のブログで「また来年も参加したい」と
書いておられた。
そこのアナタ。
今から自転車を買って練習すれば、来年に間に合う。
さぁ、今すぐ自転車屋さんへGO!
と、お約束の締めでおしまい。
※題名と本文は全く関係ありません。