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Archive for 10月, 2008

湯けむりサイクリスト、ナイトライダーの事件簿 3

10月 27th, 2008

ガンジーファームからの復路をスタートした私…
 
 
あることに気づいた。
 
 
 
 
 
足が売り切れ間近!
 
 
※足に負荷をかけ過ぎて、ペダルを踏む力を
 使い果たすことを「足が売り切れる」と言います
 
 
 
 
往路で鶴見さんに無理してついて行ったのが
マズかったか…
 
 
まだ35km程度しか走っていないのだが。
 
 
 
 
 
yunohira16.jpg
ガンジーファームを出てすぐの、ちょっとした上りを
走る筆者。
 
 
 
 
 
もうダメっぽい?
 
 
 
 
一緒にスタートした友人mcfm(ミチフミ)氏に先行してもらう。
 
 
 
 
 
 
 
yunohira17.JPG
遠くに阿蘇を望みながら、くじゅう路を駆け下るmcfm氏。
  
  
 
 
このまま下りばかりだったらどんなに幸せか…(爆)
 
 
 
 
 
しかし、
 
下れば上り、上れば下りがあるのは世の常。
 
 
 
 
すぐに上りがやって来て、下り…
また上りがやって来て、下り…
またまた上りがやって来て、下り…
またまたまた上りがy…

 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
MS氏は前方から見えなくなってしまった…
 
 
 
 
 
とにかく上りがエライキツい
 
 
 
往路で爽快に駆け下った長い下り坂が、
今度は長い上り坂となって目の前に立ちはだかる
 
 
これぞ自転車の醍醐味!!
 
 
 
…か?(笑)
 
 
 
 
一般的な山道とは異なり、つづら折れではなく
10%級の上り坂が一直線に続くという身体と心を
打ちのめすコースレイアウト(爆)
 
 
 
 
 
 
yunohira18.JPG
微妙に上っている直線道路。
 
見てて嫌んなる…
  
 
 
 
オートバイで走るとスロットル全開で爽快なのだが。
 
 
 
そろそろ自転車引退しようかな?
 
 
 
気を紛らわすために歌を歌うことにした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
scorpio.jpg
漕ーげ漕ーげ、漕ーげよ、ボート漕ーげよー!
 
 
ママの所に帰りたいよー(謎)
 
 
 
壊れてきた…
 
 
 
 
 
そして、 
 
 
 
スタート直後に上った標高860mの頂上地点にあるトンネルまで
残り約500mというところで、
 
 
 
左膝にピキッとキターーーーーー!
 
 
 
 
そう、先日の阿蘇望前半の草千里手前で見舞われた膝痛が再発。
 
 
 
やべぇ、マジでやべぇ。
  
 
 
この前より痛ぇ!
 
 
 
100m程右足だけで上ってみたものの、どうにもならなくなり
 
 
 
屈辱の降車。
 
 
 
 
 
仕方なく自転車を押して歩き始めた。
 
 
最高点のトンネル手前で参加者に注意を促しているスタッフさん達の
前にさしかった。
 
スタッフの皆さんは
  
  
「あとは下りですよ、がんばって下さい」
 
 
と私を励ましてくれた。
 
 
 
 
 
 
『ちがう…ちがうんだ。俺は上り坂がキツくて自転車を降りて
押しているわけじゃないんだ…』

 
 
と心の中で呟くものの、
 
 
どう見てもキツくて押してるようにしか見えない(爆)
 
 
 
トンネル手前で自転車にまたがり、ゆるゆると走り始める。
 
それからは湯平温泉のゴール地点まで下りきるだけ。
 
 
 
 
(気分的に)あまり爽快な下りではなかった。
 
 
 
 
そして
 
 
 
 
 
yunohira20.jpg
ゴール。
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira21.JPG
ゴール後に振る舞われる豚汁を頂く筆者。
 
メチャ美味。
 
塩分が身体にしみ渡ります。
 
 
 
 
 
ゴール地点の湯平小学校にあった
 
 
 
 
yunohira4.JPG
懐かしい匂いがした
 
 
 
 
 
yunohira2.JPG
湯平温泉スペシャルのボンネットバス
  
  
 
 
を見たり
 
 
 
yunohira22.JPG
ユーノス・ロードスターに自転車を積んで来るという
心意気に感服したりしつつ…。
(実は結構多い)
 
 
 
そして、友人・ウエダのゴールを待って撤収。
 
 
 
 
 
 
yunohira23.jpg
温泉手形を使って、温泉街の中にある公衆浴場で
ひとっ風呂浴びる。
 
ちょっと熱めでこれまた最高。
 
 
 
 
 
湯上がりの身体に秋風が心地よい…
 
 
 
 
 
のだが、
 
 
 
 
これから家までクルマで3時間かけて帰らなければならない(爆)
 
 
今日自転車で苦しみながら走ったコースを、今度はクルマで走る。
 
非力と言われるたかだか1,000cc未満のクルマだが
坂道をグングン上る…
 
 
 
クルマって凄い!
 
 
 
と心から思った。
1時間もかからずに、今日二回目のガンジーファームに到着した。
 
 
 
ここで私は迷わず
 
 
 
yunohira24.jpg
 
ソフトクリームおかわり!!(爆)
 
 
 
 
ん、ちょっと待て!
 
お昼食べたソフトクリームがコレ
 
 
 
 
IMGP2314.JPG
 
 
 
あらためて、今回おかわり分がコレ
 
 
 
 
yunohira24.jpg
 
昼より一巻き多いぞ!(爆)
 
 
 
17時の閉店間際だったのでサービスしてくれたのか?
 
 
 
 
最後にご褒美が待っていた。
 
 
 
 
 
だから自転車はやめられない。
 
 
ソフトクリームが一巻き多いのと自転車の関連はわからないが…
 
 
 
 
さて、初参加だったツール・ド・湯平
 
サイクリスト達をもの凄く歓迎してくれている雰囲気満載で、
地元の方々のご尽力が伺えるアットホームなイベントだった。
 
800人以上参加する天草や阿蘇と比べると参加人数が少なく(300人弱)、
いろんな場所で混雑が無いのも良い。
 
ソフトクリームやおにぎり、豚汁、そして締めの温泉など楽しみも多い。
 
 
 
しかし、
 
 
コースレイアウト的にはかなりキツい(笑)
 
コレに完走できれば阿蘇望Bコース(70km)は完走できるだろう(多分)
 
 
 
自転車名人・鶴見辰吾氏もご自身のブログで「また来年も参加したい」と
書いておられた。
 
 
 
 
 
 
 
 
そこのアナタ。
 
 
今から自転車を買って練習すれば、来年に間に合う。
 
 
 
 
 
さぁ、今すぐ自転車屋さんへGO!
 
 
 
 
 
 
 
と、お約束の締めでおしまい。
 
 
 
 
 
 
 
※題名と本文は全く関係ありません。
 
 
 

自転車

湯けむりサイクリスト、ナイトライダーの事件簿 2

10月 25th, 2008

 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira11.JPG
スタート直後からイキナリ500m上るのはちょっとキツい。
 
早くもレンズが汗で曇る(笑)
 
 
 
 
 
 
最初の坂を上りきり、下る。
 
次の坂を上る、下る。
 
また次の坂を上る、下る。
 
またまた次の坂を上る、下る。
 
またまたまた次の坂を上r…
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
いつまで続くとや?このアップダウンは!!!
 
 
 
やっぱり足は回らない…
 
 
 
ヒーコラとフラフラしながら、緩い上りを上っているその時!
 
 
後ろから颯爽と私を抜いていったロードバイクが!
 
 
 
 
鶴見辰吾キターーーーーーーーー!(敬称略)
 
 
 
 
 
 
 
鶴見さんは参加者が全員スタートするのを見送ってから、
最後尾スタート
されているハズなのに、もう追い付かれて
しまった。
 
 
さすが、チームバチスタ!!(違)
 
 
 
私はヘロヘロしていたが、ここで自転車名人と少しでもランデブー走行して
おかなければ「ネタにならん!」(爆)
 
 
ペダルを踏み込んで加速した。
 
 
幸い上りは長く続かなかったので、すぐ追い付いた。
 
 
 
 
さて… 
 
 
 
 
char.jpg
 
見せてもらおうか、二代目・自転車名人とやらの実力を
  
※ちなみに初代・自転車名人は忌野清志郎氏である。
 
 
 
 
 
 
 
むむぅ!速い!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira12.JPG
激走する鶴見さん。
 
※注:いつも道路の真ん中を走っているわけではありません。たまたまです。
 
 
 
 
さすが自転車名人、フォームも決まっているし、速いし、なにより足が長い(笑)
 
 
 
 
忙しくて練習する暇があまりないけど、時間を作って朝練しているそうだ。
 
 
 
ってな感じで一言二言話ながら、名人の後ろについてしばらく走るものの、
 
 
坂を上る、下る。
  
また次の坂を上る、下る。
 
またまた次の坂を上r…
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
鶴見さん、前方に見えなくなってしまった…(爆)
 
 
 
 
 
さんざんアップダウンを繰り返した後、
 
「ぐるっとくじゅう周遊道路」
 
に入る。
 
 
緩めだが上り坂が延々と続く。
 
 
 
 
 
 
yunohira13.JPG
レゾネイドクラブ・久住の前を通って、
 
折り返し地点である
「ガンジーファーム」に到着。
 
 
 
 
 
 
 
yunohira14.JPG
ここで、おにぎりと梅干し&バナナが支給された。
 
自転車乗るときはこれ以上のご馳走はない。
 
 
昼飯は大分から来たというサイクリスト氏とご一緒
させていただいた。
 
 
彼は、先ほど私がヘロヘロを坂を上っていると、
 
「ナイトライダーさんですか?」
 
と声をかけて下さった後、私を置いて先に行ってしまった
人である(笑)
 
なんでも、仲間内でこの「車界学」をご愛読いただいているらしい。
いやぁありがたい。
 
 
 
 
yunohira15.JPG
一緒に記念撮影していただいた。
※顔出しがマズかったら言って下さい
 
ちなみに名前は敢えて聞いていない、近いうちにまたどこかの
自転車イベントでお会いできるだろうから(笑)
 
 
 
 
 
 
 
さて、食後。
 
 
 
このツール・ド・湯平の参加特典として、もらえるものがもう一つ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP2314.JPG
ガンジーファームのソフトクリーム!!
 
 
最高ですな。
 
クルマで来て食べるより2.5倍は美味い(笑)
 
 
 
 
そんなこんなで補給も終えたし、鶴見さんと一緒に記念撮影もしたし(ミーハー・笑)
 
 
 
 
復路をスタートした私…
 
 
 
 
 
 
あっ…!
 
 
 
 
 
完結編に続く→
 
 
 

自転車

湯けむりサイクリスト、ナイトライダーの事件簿 1

10月 23rd, 2008

  
 
湯平温泉(ゆのひらおんせん)をご存知だろうか?
 
湯布院からクルマで15分程の場所にある温泉街である。
湯布院に比べればマイナーな温泉地と言えるかもしれない。
 
 
しかし、
  
 
 
 
 
yunohira1.JPG
懐かしい感じがする、静けさが心地良い湯平温泉は雰囲気抜群。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP2332.JPG
もちろん猫も居る(笑)
(ちょっと目つき悪く写ってしまった)
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな静かな山間の温泉街に突如として現れた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP2291.JPG
サイクリスト集団(爆)
 
 
 
 
 
 
 
2008年10月19日、この湯平温泉をスタート地点とする自転車イベント
 
「ツール・ド・湯平」
 
が開催された。
 
 
 
 
 
昨年から始まったこの「サイクリング大会」は今年で第二回。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira7.jpg
「いい汗かいて、温泉に入ろう!」
 
 
 
 
 
というコピーの通り、参加者は温泉手形がもらえるので、
サイクリングを楽しんだ後は温泉でさっぱりして帰れるというものである。
 
 
 
何か楽しそうじゃぁないの!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira10.jpg
久住高原まで標高差400m!!
 
 
阿蘇望に比べれば…ね(笑
 
 
 
 
しかも、特別ゲストとして
 
 
 
 
yunohira9.jpg
自転車名人・鶴見辰吾さん参加!
 
チームバチスタですよ!(笑)
 
 
 
これは行かねば!(ミーハー・笑)
 
 
阿蘇望とか3時間耐久とかキツいイベントばっかり出ていたので、今年の締めとして
ツール・ド・湯平に参加することにした。
 
 
鶴見辰吾さんといえば、先日のアメトークでの「自転車芸人特集」の際に
芸能界における『自転車の神』と言われていたが、実際にご自身で
 
LEGON(レゴン)
http://www.legon.jp
 
という自転車のクラブを主宰し、自転車ブログも書いていらっしゃるほどである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
yunohira8.jpg
スタート前に鶴見さんから挨拶もあり、開会式も終了。
(俳優さんですので肖像権?に配慮して小さい写真を使っていますが、
これでもダメですかね?問題があればコメント欄にどうぞ)

 
午前10時、いよいよスタート。
 
 
 
 
 
 
 
 
いきなり温泉街からの上り坂で始まる。
 
 
 
 
 
 
 
shiraishi.JPG
正面の白いジャージの方は鶴見さんのマネージャーさんで、
なんと、本日自転車初挑戦(!)とのこと。
 
 
 
 
 
私が走ったのはAコース70km。
(石畳コースを走る距離が短いBコースも有り)
 
湯平温泉から久住高原ガンジーファームまでのコースを往復する。
 
 
 
 
コース図はこの通り。
 

 
ポスターに「標高差400m」などと書いてあったが、あれは
スタート地点から折り返しのガンジーファームを比較した
標高差なのであって、コース途中のことは考慮されていない。
 
 
 
 
 
スタート地点の湯平温泉は標高約360mだが、スタート直後の
上り坂は標高860m地点まで続く
 
 
いきなり標高差500mの
 
 
 
 
 
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
アップしてなかったので、一番軽いギアを回してゆっくり上り始める。
 
しかし、アップしてないのを差し引いても足が全然回らん。
 
 
 
 
 
ここで、ツール・ド・湯平までの筆者の一週間について述べておこう。
 
 
13日(月)**** 暑かったからTシャツ一枚で過ごしていたらいつの間にか寒く
        なっていて、気づいたら喉がイガイガ…
14日(火)**** 本格的に喉が痛くなる
15日(水)**** 鼻水が出始めて、嗅覚を失う
16日(木)**** すべての症状がピーク
17日(金)**** 夕方、嗅覚が戻る
18日(土)**** なんとか回復
 
 
 
 
という感じで、お約束のようにイベント一週間前から体調不良に見舞われていたのである。
 
熱が上がらなかったのは幸いだったが、食欲は普通にあったので、栄養を沢山摂ろうと
良く食べていたところ、湯平当日の体重は普段より2kgも重かった(爆)
 
 
 
 
 
 
言い訳を一通り書いたところで、
 
 
 
 
 
 
 
その2に続く→

自転車