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Archive for 5月, 2007

阿蘇と激坂と私

5月 23rd, 2007

えーっと、
 
 
阿蘇へドライブに行ってきました。
 
 
 
 
「またかよ?」
はい、またです。
 
 
多いときは3日に一度は行ってます。
 
 
 
しかも、5月の休日で晴れだったりすると
 
阿蘇に行かない理由を見つけることが困難です。
 
 
 
 
 
阿蘇といえば定番ドライブスポット。
 
 
 
 
二日前と同じく、益城熊本空港I.Cから
 
俵山経由で南阿蘇に入ります。
 
 
 
 
今日もまた良い天気で、暑すぎず寒くもなく最高です。
 
 
 
 
さて、中一日で阿蘇に行って何をするのか?
 
 
 
 
 
自転車に乗ります(爆)
 
 
 
 
 
 
前回の「天草に散るシリーズ」で登場した友人D
私の自転車の師匠なのですが、今回はその
師匠と一緒に走ります。
(天草に散るシリーズは→こちら
05234.jpg
南阿蘇の待ち合わせ場所で準備します。
052316.jpg
目の前に広がる雄大な阿蘇五岳(あそごがく)
今日のコースについて師匠が一言
「アレ越えて、そこのファミマまでノンストップね」
 
 
 
 
「そこのファミマ」とは集合場所にも程近いコンビニ。
 
 
「アレ越えて」とは阿蘇五岳のこと。
 
 
 
 
ということは・・・
 
 
 
 
一回向こう側に行って、また戻ってくるってこと?
 
 
 
 
 
 
私:「あ、今日はちょっと用事があって早く帰らないと・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すると師匠・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
blog0521.jpg
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
 
 
 
 
 
 
慎重かつ大胆に走り始めて20分後・・・・
05235.jpg
斜度12%にアタックチャぁーンス!
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
05232.jpg
根子岳に向けてアタックチャぁーンス!
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
05233.jpg
延々と続く坂を上る筆者。
まだ「向こう側」にすら行ってません。
(※笑っているのではありません・爆)
05236.jpg
ようやく峠を越えると、今度は急勾配の
下りにアタックチャぁーンス!
やってきましたよ、五岳の「向こう側」
もちろん、これは練習ですので休憩することなく、
「コッチ側」に戻ります。
いよいよ本日のメイン。
「阿蘇登山道路」
 
 
 
 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
05239.jpg
 
坊中線を上ります。
 
 
 
どんなに高性能なクルマやバイクに乗っていても、
 
アクセル全開にできる名物の長い上り直線も
 
自転車で上ればずっと全開で行けます(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
05238.jpg
 
時間がゆっくりと過ぎて行きます。
 
これぞスローライフ(用法誤)
 
 
  
  
 
 
 
052311.jpg
 
この大自然を目の当たりにすると、
 
自分という人間の存在の小ささを実感します 
 
 
 
自分という人間の脚力の無さも実感します  
 
 
 
 
 
 
 
 
052310.jpg
一体何度傾いているのか?・・・・と。
平日にも関わらず非常に多い観光バスに
黒煙攻撃を食らいながら、チビチビと上ります。
そしてついに・・・
052313.jpg
く・・・草千里・・・到・・チャく。
き・・・気持ちいい・・・
この・・・
 
 
周囲の観光客から向けられる
好奇の視線が
(←バカ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さぁ、いよいよ下りです。
 
 
 
 
 
052312.jpg
 
吉田線ならではの絶景を見ながら
 
一気に下ります。
  
 
 
 
 
100円玉貯金で貯めた100万円を
 
一晩で使うかの如き感覚(笑)

 
 
 
 
あっというまに高森まで下りきり、
お楽しみの昼飯です。
二日前は
blog052112.jpg
激ウマ肥後牛定食でした。
今回はコレ
05231.jpg
コンビニで買った羊羹
これは練習ですので食べたらすぐに出発します。
クルマを置いている場所はもうすぐ近く。
そこを、素通りして・・・アレアレ?
052314.jpg
アタックチャぁーンス!
練習は続く・・・
あなたも阿蘇を自転車で走ってみませんか?
ちなみに平日の阿蘇に行ったりすると・・・・
052315.jpg
「水戸ナンバー」を付けた
 
今年の夏発売予定と言われている(発売前)の
 
メルセデス・ベンツ新型Cクラス 
の集団とバッタリ出会ったりします。
 
ダイムラー・クライスラー日本の
 
広報車で、プレス向けの試乗会か何か
 
あっていたのでしょうか・・・
 
 
 
 
 
ダイムラー・クライスラー日本の
新車整備センターが茨城にあるので、
ベンツの広報車のナンバーは「水戸ナンバー」
らしいです。
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
写真協力:土橋塾自転車競技部

自転車

阿蘇と肥後牛と私

5月 21st, 2007

えーっと、
 
 
阿蘇へドライブに行ってきました。
 
 
 
 
「またかよ?」
はい、またです。
最低でも2ヶ月に一度は行ってます。
しかも、5月休日晴れだったりすると
阿蘇に行かない理由を見つけることが困難です。
阿蘇といえば定番ドライブスポット。
阿蘇へのアプローチとして知られる熊本I.Cを通過して
益城熊本空港I.Cまで行き、俵山(たわらやま)方面から
南阿蘇に入るのが最近のお約束コースです。
信号機も少なく、眺めも良いのでオススメです。
blog05211.jpg
俵山の風車群が見えてくると、阿蘇はもうすぐ。
天気良いし、暑すぎず寒くもなく最高です。
さて、阿蘇に行って何をするのか?
昼メシを食います(爆)
混雑を避けるために、昼飯は11時半というのが我が家の鉄則。
娘(4歳)は道中、オヤツをバリバリ食べ続けていましたので、
私:「おなか空いた?」
と聞いてみたところ
娘:「おなか空いてない」
との答え。
やっぱりねぇ・・・まぁ仕方ない。
ってなわけで今回お邪魔したのは
高森町にある
「しきみん蔵」
blog05216.jpg
どぉーぅですか?この民家チックな佇まい。
 
 
 
 
入り口の引き戸を開けると・・・
 
 
 
 
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いきなりこういう畳のお部屋になりますので、注意が必要です。
 
入り口横の古タンスを利用した下駄箱に靴を入れてお店に入ります。
 
 
 
 
 
高森町でも国道265号から入り込んだ集落にありますので、とても静か。
 
 
 
 
 
 
 
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炭の燃える「チリチリ」っていう音だけが聞こえます。
 
 
 
 
 
 
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天井
 
 
 
 
 
 
 
注文していた地鶏定食肥後牛定食がやって来ました。
 
 
 
 
 
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↑コレのために阿蘇まで来たと言っても過言ではありません(笑)
ジューシーな肉をオリジナルと思しきタレにつけてから
頂きます。
まぁ、言うまでもありませんが、非常に美味いわけですよ。
地鶏もカットが大きくて歯ごたえがあり美味い。
ふと向かいに座るを見ると、
肥後牛をスゴイ勢いで食べまくっとる!
あせった私は
私:「あれ、おやつ食べてお腹いっぱいじゃなかったと?」
と娘に尋ねました。
すると娘は・・・・
blog0521.jpg
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
4歳からこんな美味いもんを食わせては
教育上よろしくない
と不安を覚えていると
 
 
 
 
 
ごはんとだご汁が運ばれてきました。
 
 
 
 
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このご飯がまた美味い、香りが違う。
 
思わず写真撮る前に箸をつけてしまった程(笑)
 
 
 
 
漬物一切れ残すことなく、ごちそうさまでした。
 
 
 
 
 
というわけで、大満足な昼食タイムは終了しました。
 
 
昼飯が美味ければ、ドライブは80%終わったも同然(爆)
 
 
 
 
お店を出てから周囲をうろうろしてみます。
 
 
 
 
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ファンタの看板(懐)
 
街中からはすっかり姿を消してしまったものを、
 
阿蘇で見つけるのもまた楽しみの一つ。
 
 
 
 
 
それにしても非常に良い天気、空の青と新緑が眩しいです。
 
 
 
 
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大観峰でソフトクリームを食べ(基本)
 
 
 
 
 
 
 
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大観峰からミルクロードを菊池方面に走った砂利の展望所で
 
売っているとうもろこしを食べ(200円!)
 
 
 
 
 
 
 
大変良いドライブでございました。
 
 
 
 
 
絶好のシーズンともいえる入梅前のこの時期。
 
あなたも阿蘇へドライブに出かけてみませんか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
blog05218.jpg
 
街中からはすっかり姿を消してしまったものが、
 
阿蘇で見つかるはずです。
 
 
 
 
 

その他

ナイトライダー、天草に散る 【最終回】

5月 11th, 2007

【その1】はこちら
【その2】はこちら
【その3】はこちら
【その4】はこちら
 
 
 
 
1時間ほど昼食&休憩を取った私は、
 
友人Sと共に再び自転車に跨り昼食会場をスタートした。
 
 
 
 
 
 
 
スタートした直後のことだった・・・、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
attack.jpg
 
ここで問題!
 
 
 
 
 
 
 
大江天主堂の近くに有り、天草サイクルマラソンの
 
 名所の一つと呼ばれているものは何でしょうか?」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私:「わかりません・・・」
「んんー残念!【長い上り坂】とお答えいただきたかった。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それでは、気を取り直してナイトライダーさんが長い上り坂に挑戦です、
 
 
 
 
 
慎重かつ大胆に、大事な大事な 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
attack2.jpg
アタック・・・・
attack3.jpg
チャぁーンス!
がはぁっ(吐血)
↑イメージです・笑
ここまで100km近く走って来た後にやって来る長い上り坂ですか・・・
一緒にスタートした友人Sはどんどん先に行ってしまう。
 
キツい、スピードがどんどん落ちる・・・
 
 
ギアはとっくに一番軽いギア。
 
 
 
フロントタイヤのスポークの一本一本が確認できる程の
 
スピード・・・。
 
 
 
 
 
 
 
聞こえるのは
 
 
「ゼェゼェ・・はぁはぁ」
 
という自分の呼吸音と
 
「チリチリ」
というチェーンがギアを回す音のみ。
しかし、前後には同じような思いで同じ坂を上っている
人たちがいる。
みんなキツいんだ!・・・と良くわからない勇気をもらう(笑)
ようやく・・・
坂道区間をようやくクリアして、海沿いの道へ。
左手に海を臨みながら、若干アップダウンのある道を
走る。
海風に行く手を阻まれながらも、完全な一人旅
黒い自転車に乗った女性が颯爽と追い抜いていく。
がはぁっ(吐血)
↑イメージです・笑
なんなんだこの速度差は?
自分のヘタレっぷりを見せ付けられた。
オートバイのツーリンググループとすれ違う・・・
なんか楽しそうだなぁ。
俺は何でこんなキツいことをしてるんだ!?
****
淡々と距離を稼ぎ最後の休憩所に到着。
Sが待っていてくれた。
自転車から降りるが、結構足にキテいる・・・
バナナを補給し、再スタート。
残り30km弱!
しかし!
強烈な向かい風が私達を襲う!!
遠くに見える風力発電の風車は
fan.jpg
(イメージ)
 
ブンブン回っている
「ビュー」なんてものではない。
「ゴワァ!」である。
向かい風の影響は、大きい。
ブレーキをかけたかの如くスピードが落ちる・・・
sleg.jpg
悲しいけどコレ、人力なのよね・・・
しかもそんな強烈な向かい風に加えて坂道がやってくる・・・
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
俺に何の恨みがあるんだ!!???
参加費を払って、天草くんだり(自宅から150km)までやってきて、
なんでこんなキツい思いをしなきゃならんのだ?・・・と。

友人DやSは何で毎年こんなイベントに出てるのか?・・・と。
私はその時、決心した。
もう来年は出らん!
・・・と。
来年は、家でお好み焼きでも食いながらアタック25でも観ていよう・・・と。
来年は出ないと決めたものの、とりあえず今日は家に帰るためにクルマを置いている
場所までは帰り着かなければならないので、ひたすらにペダルを回す。
そんな泣き言オンパレードの私にも、ペダルを回している限り着々とゴール地点は
近づいて来ていた。
そして、ようやくたどり着いたゴール前2km地点。
 
 
聞こえていた風の音がパッタリと止み、タイヤが転がる音しか
 
聞こえなくなった・・・・待望の追い風!
 
 
 
最後の最後は気持ちよく走り、遂にゴール。
 
 
144.2km
同時にゴールした友人Sと握手を交わす。
彼のサポート無しに、今回の完走はなかったであろう・・・
(後半の向かい風区間で風除けになってくれた)
私は昼飯時間含めて6時間半かかったが、友人D含むトップ
グループは4時間台で戻ってくるらしい・・・ありえない(笑)
zenzai.jpg
ゴール後に振舞われるぜんざいを一気に食う筆者。
これまた、美味い。
来年はもう出ないので、このぜんざいを食べるのは最後だろう。
それにしても145kmを走りきった達成感は、デカい。
自分の足で走り回った天草の自然も、より強く印象に残っている。
強烈な向かい風区間で、私は友人Sに
「何でこんなイベントに毎年出るわけ?」
泣き言的問いかけをした。
彼は一言、こう言った。
 
「ゴールすればわかる」
 
・・・と。
 
 
 
よぉく解った。
 
 
 
 
まぁ、来年はもう出ないので、関係ないが・・・
 
 
 
 
 
高校生の時に「無理やり走らされた」10kmのマラソン大会とは
 
比較にならないし、意味が全く違う。
 
 
 
ホノルルマラソンなどに毎年出場している人達の気持ちが理解できた
 
私の人生にとって忘れられない2007年3月4日であった。
 
 
 
 
来年はもう出ないので、この日を忘れないようにしよう。
 
 
 
 
 
 
このブログを読んでくださったそこのアナタ、
 
ちょっと自転車に乗りたくなってきたのではないだろうか?
 
普通に飯を食っていても流行のメタボリックに
 
なっている暇など無い。
 
 
それどころか、男女問わず
 
見る見る凹んでいく腹。
 
引き締まっていくウエスト。
 
 
 
この夏、ビーチでモテモテ(死語)も夢ではない。
 
 
 
滅多に行かないスポーツクラブに寄付金を払っている人は
そのお金を今すぐ気に入った自転車に回すべきだろう。
まずは通勤・通学に自転車を使うのもオススメである。
タイミングよく、今、書店やコンビニに行くと
tarzan.jpg
ターザンの特別編集本があったりするので、
ついカッとなって買ってみるのも良いだろう。
ちなみに今回の天草145kmコースにおける
最年長参加者は71歳である。
「30過ぎて体力落ちちゃってさー」
などと言い訳をしている場合でもない。
来年はアイビジョンご一行様で天草サイクルマラソンツアー
やってみるのも面白いかもしれない。
(100kmコースも有るよ)
もちろん私は来年は出ないのだが・・・
え、7月に阿蘇の草千里含む4つの峠を越えて120km走る
イベントがあるって?

誰が出るか!
車輪の数、エンジンの有無にかかわらず、奥深い世界がそこに有る。
 
あなたも自転車を始めてみませんか?
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
 
 
 
  
 
 
 
 

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