ニッポンの名所を訪ねて
クルマに興味が有る人も無い人も取り敢えず
聞いたこと位はあるであろう
F1
世界最高峰の自動車レースと言われていますが、
昨年までの鈴鹿サーキットでの開催は終了し、
今年から富士スピードウェイで
F1が開催されます。
この富士スピードウェイに、ちょっと用事があって行って来ました。
場所は名前の通り、富士山の麓。
非常に歴史のある(1966年オープン)サーキットなのですが、
トヨタ自動車に買収され、全体的に大幅リニューアル、
ロゴもモダンなものに変っています。
サーキットそのものや付帯施設のリニューアルはもちろん、
「トヨタ交通安全センター モビリタ」
交通安全講習を行う施設で、広大なアスファルトのコースに
低ミュー路(滑り易い路面)などが備わっています。
広すぎて写真に収まりませんでした・・・
企業・団体だけでなく、個人向けのプログラムも
用意されているようです。
http://www.toyota.co.jp/mobilitas/index.html
福岡から行くのは大変ですが・・・
こちらも新たに作られた「ショートサーキット」なのですが、
車界学的に注目したいのは、このサーキットの向こう側に見える
黒い壁
この壁、実は旧コース跡なんです。
旧コースを囲っていた壁ではありません。
この壁にしか見えない所を実際に走っていたのです。
これが通称
「富士の30度バンク」
路面を傾斜させることでスピードを落とさずカーブを曲がることができる
というメリットがあるのですが、
あまりに危険で死傷者が多数出たために廃止されたのです。
今までは跡地として放置状態だったのですが、
メモリアルパークとして保存・公開されていました。
さっそく進入(笑)
どう見ても壁ですが・・・なんとか歩いて登ることが出来ます。
写真撮影のために恐る恐る立ち上がる筆者(笑)
膝が伸びきってません(爆)
「兵どもが夢のあと」っていう感じがします。
富士スピードウェイの直線道路は1.5kmと長く、しかも下り勾配、
第一コーナーであるこのバンクにおそらく300km/h近いスピードで
ブレーキなんてほとんどかけずに突入していたのでしょう、
考えただけでも恐ろしいですね。
オマケ程度にメインコースも見てみました。
F1開催に向けて、観客席なども綺麗に整備されています。
メインコースは以上(笑)
次。
「レクサス・カレッジ」
2005年8月から展開されているトヨタの高級車ブランド「レクサス」の
従業員向けの専用研修施設。
ショウルームを彷彿とさせる高級感のある建物というのが伺えます。
ちなみに、駐車場の脇には・・・
ナンバーの付いていないBMW3シリーズやメルセデスのCクラス、ジャガーXタイプ
などが置いてありました・・・・
ライバル車の研究用でしょうか?
新設された付帯施設を含めて、大きく変貌を遂げた富士スピードウェイ。
さすがトヨタ自動車、儲かってます!(笑)
さすが利益2兆円!
※「売り上げ」ではなく、「利益」です・・・・
一般の我々が利用できる施設なんで、こういうお金の使い方は大歓迎なんですがね。
行程編に続く