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Archive for 9月, 2007

ドイツの高性能マシン

9月 30th, 2007

 
 
ヨーロッパの中でもドイツは優れた工業製品を
 
作っている国として有名です。
 
ポルシェベンツBMWボッシュレカロ
 
ハイデルベルグライカシーメンス・・・
 
などなど自動車関連に留まらず、多くのメーカーを
 
思い浮かべることができます。
 
 
 
 
さて、そんなドイツのメーカーの中で今回取り上げるのは
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709294.JPG
 
「SIRONA(シロナ)」
  
キッチン用品?と思ってしまうこのロゴデザイン。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709291.JPG
 

美容室か?

 
と思わせる光景ではありますが、
 
これは歯科医院の診察室です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この「SIRONA」というのはドイツの
 
歯科用医療機器メーカーなのです。
 
 
 
 
 
 
元々は
 
07092912.jpg
 
「SIEMENS(シーメンス)」の歯科機器部門が
 
1997年に別会社として独立したメーカーだそうです。
 
SIRONAhttp://www.sirona.co.jp/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709297.JPG
 
この歯科医院に導入されている機器のモデル名は
 
「SIRONA C4+」
 
非常に近代的かつ、ヨーロッパチックで使いやすそうな
 
インターフェイスですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大きな特徴の一つとも言えるのは
 
 
 
 
 
 
 
 
0709298.JPG
 
治療機器の主要な操作がすべてこのフットスイッチでできるので、
 
機器の操作に手を使う必要がなく、衛生面で非常に有利という点です。
 
 
 
 
 
 
 
 
そして・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
07092913.jpg
 
この椅子。
 

すばらしい座り心地(笑)

 
 
 
院長曰く、

「昼休みにこれで昼寝すると最高」

 
 
 
 
・・・(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709299.JPG
 
歯科医院でよく見かける
 
口を漱ぐためのコップに水が注がれている光景ですが、
 
水が2系統に分かれて注がれているのが見えると思います。
 
 
 
 
実はコレ、それぞれから微弱電流を流してその電流の抵抗で
 
水の量を検知し、一定の水量になったら水を止める!!
 
 
という機構が付いているという・・・・
(説明聞きましたが良く理解できませんでした・爆)
  
 
 
コップの素材を選ばず何にでも使え、もっともコストが抑えられる方法
 
なのでしょうが、それにしても「シレっと技術」が使われて
 
いることに驚きを隠すことができませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP3219.JPG
 
その他にもレントゲンはフィルムなどの消耗品が出ない
 
デジタル方式!!
 
コレにはなかなかお目にかかれないらしいです。
 
 
お値段もなかなかお目にかかれない位するらしいですが・・・(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、歯科医院と言えば忘れてはいけないのが、コレ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709296.JPG
 

キャーーーーー!(笑)


 
 
 
 
 
並びがバラバラなのは取り易いように意図的に角度がつけられているから
 
だそうです。
 
このステーからハンドピースを取り出すと、自動的にスタンバイ状態となります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709292.JPG
 
手に馴染むエルゴノミックデザインにチタンコーティングが施されたボディ!
 
うーん、これぞ機能美(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709298.JPG
 
フットスイッチの銀色の部分を踏んでみます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キュィィィィィィィィィィィィィイイイィィィィィィィィィィィィィ——-ン!!!
 
 
 
 
 
 
 
あの脳天に突き抜ける感覚が蘇ります(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
0709293.JPG
 
ヘッド部分の超小型ライトが泣かせます。
 
(※水が出る設定にしていましたので、先端に水滴が付いてます)
 
 
 
 
 
 
 
若干ではありますが音が低くなり、音量も抑えられています。
 
 
 
 
さすが
 
「スムースな回転を実現するセラミックベアリングカートリッジ」!!
 
(カタログより引用・笑)
 
 
 
 
 
 
 
さっそくスペック表チェックです。
 
 
 
 
 
 
 
 
07092911.JPG
 
「T2コントロール」を見ると・・・
 
最大回転数は250,000rpm!!
 

ニジュウゴマン回転!!

 
 
 
 
この回転スピードそのものは他の製品もほぼ変らない
 
らしいのですが、このSIRONA製品は
 
トルクが強いので歯を削る際に回転速度が落ちない、
 
回転軸のブレも少ない
等の理由で、
 
患者も痛みが少なく、医師も治療がやりやすくなり
 
メリットは非常に大きいらしいです。
 
 
 
 
 
 
 
さて、このドイツ製医療機器、気になるお値段ですが・・・
 
ハッキリとは教えてもらえませんでした(笑)
 
 
が、
 
 
 
一脚あたりで相当良いクルマが買える位
 
らしいです(怖)
 
「高い部類」らしいです(笑)
 
 
 
 
今回は筆者の友人が新たに歯科医院を開院するので、その
 
正式オープン前にお邪魔してみたらなにやらスゲェ機械
 
有りましたので、今回のネタとさせていただきました。
 
 
 
 
 
この院長、開業するにあたって「SIRONA」を導入することに対して
 
周囲から「そこまでせんでも・・・」(※高いから)という意見を山のように
 
もらった(笑)そうですが、やはりここだけは譲れなかった
 
そうです。
 
 
 
 
スムースな回転を実現するセラミックベアリングカートリッジに
よって実現されるブレの少ない高トルク250,000rpmで歯を削ってもらいたいアナタは
 
この機会に是非!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
久々に脱線ネタでした。
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

脱線ネタ

完全無欠

9月 13th, 2007

麻生太郎氏が移動に使っているクルマが
 
アウディA8っていうのがなかなか渋いチョイスだな
 
と思っている今日この頃のナイトライダーです、こんにちは。
 
 
 
 
 
 
クロマニヨンさんのブログ 「不完全有欠」を読んで涙が
 
止まらなくなってしまった・・・
 
 
 
 
 
これについては書いておかねばならんと思い、PCの電源を入れた・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実は、私の自家用車もイタリヤ製である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
multi.JPG
 
FIAT MULTIPLA(フィアット・ムルティプラ)
 
 
 
 
 
 
 
FIAT(フィアット)とはイタリアで一番デカイメーカー。
 
残念ながらアルファロメオみたいに語れるウンチクは無い(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
multiinterior.jpg
※写真はカタログからのパクリ
 
 
ご覧のように、前の席に3人並んで座れるという便利極まりない
 
レイアウトを持つため、イタリアではタクシーとしても活躍している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
multieng.jpg
 
エンジンはプラスティックでカバーされた、見てもあまり嬉しくない
 
直列4気筒で一応DOHCの実用エンジン。
 
103馬力というパワーははっきり言って、
 
 
ムーヴエアロダウンカスタム
 
 
 
の方が速いだろう。
  
  
  
 
  
 
 
 
 
しかし・・・・
 
 
 
 
knob.jpg
 
ミッションは5段マニュアルしか選択できないという
 
日本市場なんて無視したラインナップがたまらない(爆)
 
 
 
 
エンジンは非力ながらこのクルマ、マニュアルで自分でギアを選んで乗ってあげることで
 
103馬力とは思えない活発な走りをしてくれる。エンジン音もその気にさせてくれる。
 
クルマの運転そのものがもの凄く楽しく、免許取立ての頃を思い出させてくれる。 
 
 
 
 
 
 
さて、そんなイタ車ライフを送っている筆者であるが、
 
 
 
良く聞かれる事がある・・・
 
 
 
 
 
 
 
 

「イタ車なんて乗って、壊れるやろ?」

 
 
 
 
 
 
 
・・・と。
 
 
 
 
良く聞かれるという事は、世間一般の認識であるとも言えるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
この際ハッキリ言おう。
 
 
 
 
 
 
 

誤解である。

 
 
 
 
 
 
 
 
筆者のクルマなど、3年間で4万キロほど乗っているが
 

トラブルとは無縁である。

 
 
 
 
 
納車直後、ガソリンスタンドで満タンに給油したら、
 
給油口からガソリンタンクまでの間のホースが上手くとりつけられて
 
なくて、満タン近くになるとガソリンがジャバジャバ漏れたり。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
airbag.jpg
エアバッグ警告灯が点いたり(たまに消える)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
エアコン(クーラー)の水が抜け切れず車内に溢れて
 
カーペットがベチャベチャになったり

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
knob.jpg
 
シフトチェンジしたら 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
knob2.jpg
 

シフトレバーがブーツごとすっぽ抜けたり

 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
というようなこともあったが、全く問題なく乗っている。
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリア車が壊れやすいというのは過去の話なのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日常生活に彩りを与えてくれる素敵なクルマ
 

あなたもイタリア車に乗ってみませんか?

 
 
 
 
 
 
 
 

未分類

泣けるぜ・・・

9月 7th, 2007

 
 
 
 
持ち物に対してちょっとコダワリがある
 
 
という人が滅法弱い言葉があります。
 
 
 
 
それは
 
 
 
 
 

限定・別注・一生モン

 
 
 
 
 
 
 
用法としては
 
 
「この●●は別注で作らせたんで既製品とは
 まったく別モノになってます。
 限定品なんで数があまり無いんですよねぇ
 ちょっと高いですけど、まぁ一生モンですからね」
 
 
 
 
 
ってなセールストークが今日も大名あたりのセレクトショップで炸裂し、
 
ついカッとなって購入して「泣けるぜ・・・」
 
呟いている人も多いことでしょう。
 
 
 
さて、そんなアナタ向きの
 
「限定モン」が今回のネタ。
 
 
 
 
 
 
07090712.JPG
ルノー・メガーヌRS F1 team
 
 
 
 
 
 
 
 
まさにアムロ・レイ言うところの
 
 
「あの青いヤツ」
 
 
です(謎)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709079.JPG
フレンチ・ブルーという言葉がありますが、
 
鮮烈なソリッドブルーのボディカラーが「泣けるぜ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
このクルマはルノーがF1で2005年にチャンピオンを獲得した記念に2006年末に
 
限定で販売した特別仕様。
 
一般のルノー車と異なり、ルノーのスポーツ部門である
 
「ルノー・スポール」の工場で作られている別モノです。
 
 
まさに
 
 
 
 
 
 

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709078.JPG
もともと特徴的なお尻なんですが、真ん中二本出しの
 
マフラーがさらにヤル気十分な感じです。
 
黒い大径ホイールも精悍さを演出してますねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709075.JPG
限定車の称号、シリアルプレートも付いてます。
(2006年もチャンピオン取ってます)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709077.JPG
通常モデルのメガーヌは右ハンドルのみですが、
 
このF1 teamだけは左ハンドルとなります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
07090711.JPG
黒がベースになってはいるものの、ボディカラーと
 
合わせて青が使われている派手な内装。
 
端に見える革巻きハンドルのステッチまでもが
 
青で合わせてあるのが「泣けるぜ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709073.JPG
もちろん、走りの6段マニュアル!!
 
パーキングブレーキのレバー形状が「泣けるぜ・・・」
※メガーヌシリーズは全部この形状です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709074.JPG
メチャメチャ視認性が良いメーター。
 
タコメーターの数字がだんだん大きくなるのが「泣けるぜ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0709072.JPG
先日ご紹介したポルシェよりもデカイ18インチホイール。
 
ブレーキはブレンボ製(※)が付いているものの、
 
敢えてシルバー塗装ってところが「泣けるぜ・・・」
 
※代表的なブレーキメーカー。「ブレーキ界のIntel」みたいなモン?
 通常は赤とか黄色に塗って目立たせるのが常套手段。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、乗ってみましょう。
 
 
 
 
 
 
カードキーをダッシュボードのスロットに差込み、
 
 
 
 
 
07090710.JPG
スタートボタンが「泣けるぜ・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
外観からのイメージでは「ジャジャ馬?」っていう感じもしましたが、
 
クラッチも軽く、フツーにスタートすることができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
3千回転を越えた辺りからターボが効き始めます。
 
スロットルを踏み込むと
 
 
控えめながら
 
 
プシィィィィィィィィィイ!
 
 
という過給音が耳に入ってきて、ターボ炸裂。
 
 

タ マ ラ ー ン っす!(笑)

 
 
4気筒の2リッターターボで224馬力というカタログ数値は
 
ミニバンですら280馬力(笑)の現代日本においては特にアピールポイントには
 
なりませんが、エンジンの回転フィールとか音とか、ターボ付きを
 
むしろアピールするような味付けは「自分は特別なモデルに乗っているんだ」という
 
強烈な自己満足を得ることができます。まさにプライスレス(笑)
 
 
 
 
 
6段マニュアルのレバーも気持ちよく動き、またもや運転に没頭モードです(笑)
 
 
高速道路とか「いつもの山坂道」とかで乗ってみたいですが、借り物なので
 
その辺走ってスグお返ししました。
 
 
 
 
 
この限定車には、通常モデルよりさらに硬い足回りが付いているということでしたが、
 
そんなに気になるレベルではありませんでした。
 
私が麻痺しているのかもしれませんが(爆)
 
 
 
 
 
それにしても、クルマ好きのツボをピンポイント攻撃してくるのは
 
さすがにルノースポール
 
 
 
 
 
 
一番筆者のツボを突いたのは、
 
 
 
 
 
 
 
革巻ハンドルの頂点部分に施された
 
 
 
 
0709076.JPG
赤いセンターマーク※のステッチ。
 
こんなん、普通市販車にはつけんやろ(笑)
 
 
 
泣けるぜ・・・
 
 
 
 
※ハンドルがどっち向いているかすぐ判るように頂点に付けるマーク。
 レース用車両にはほとんど付いてます。
 
 
 
 
 
 

「限定・別注・一生モン」

 
のルノー・メガーヌRS F1 teamは
 
この車両そのものが売り物だそうですので、気になる方は
 
問い合わせてみると良いと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみに・・・
 
 

日本への導入台数は30台

 
 
だそうですよ、お客さん。
 
各都道府県にすら行き渡らないこの希少性!!(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、今回車両をお借りしたのは、以前もカングーでお世話になった
 
 
 
 
 
070907.JPG
ルノー福岡中央
 
 
 
 
 
 
 
 
ショールーム内には
 
 
 
 
0709071.JPG
ルノー・スポールの前身であるアルピーヌ
V6ターボ(売り物)が展示してあったりする
マニアック面も持ち合わせる(笑)
 
ルノー正規ディーラー
 
 
 
 
 
当ブログへ協力していただきましたので、
宣伝くらいしとかないと(爆)
 
 
 
 
 
宣伝は別にして、
 
 
日本車やドイツ車にちょっと飽きてきた方は
一度フランス車も見てみることをオススメします。
 
 
 
 
ルノー・メガーヌが発売された時のキャッチコピーは
 
 
 

「退屈へのレジスタンス」

 
 
 
 
 
 
何気に挑戦的なのが「泣けるぜ・・・」(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
おしまい

クルマ