敵 前 逃 亡 〜前編〜
2009年6月7日(日曜日)。
今年も「第10回 MTB大運動会in 吉無田(よしむた)」に参加してきた。
昨年、借り物のマウンテンバイクで参加して非常に楽しいイベントだったので
早いうちから予定に入れていた。
昨年の模様はコチラ→
今回も友人・ウエダが自転車屋さんからMTBをレンタルしてきてくれるらしく、せっかくだから耐久レースだけでなくソロでの周回レースにも出てみようとちょっと調子に乗ってみた(笑)
この件を私の家の近所に住むマウンテンバイカーであるミヤモッチ氏にメールでお話ししたところ…
「私が通勤で使っているMTBをレンタルしましょうか?」
というご提案をいただき、是非もなくお言葉に甘えることにした。
さらに!当日朝、MTBに慣れていない私のためにコース試走しながらレクチャーして下さるとのこと…
なんてイイ人なんだ!(感動)
という訳で、6時前に家を出発して現地入り。
ミヤモッチ氏と現地で会い、今回レンタルしていただくMTBを受け取る。
これである
SPECIALIZED(スペシャライズド)M4
今でこそ通勤に使われているが、数年前まではミヤモッチ氏の決戦用バイクだったマシンである。
これを私に貸してくれるというわけだから、ありがたい。
準備をし、ミヤモッチ氏とともに試走に向う…
今回私がエントリーしたのは
エキスパートクラス(爆)
ミヤモッチ氏に事前に相談したところ、
「吉無田は激坂もありませんし、起伏もゆるやかですのでエキスパートクラスで行けますよ…」
「ナイトライダーさんがエキスパートに出ないと車界学ファンが黙ってませんよ!」
…と。
がはぁっ!(吐血)
人生はネタ
とは良く口にするものの、最近それを逆手に取って私に無理難題をふっかけてくる人が
多い気がしないでもない(爆)
そんなワケで、ミヤモッチ氏とエキスパートクラスのコースを試走する。
マウンテンバイクはギアシフトの方法が全く違うので慣れておかなければならない。
そして、
アタックチャぁーンス!
がはぁっ!(吐血)
草原の中に作られた道を上る。
上る。
上る。
上る。
登る。
昇る。
がはぁっ!(吐血)
なんじゃこの激坂は!!?
左端の鉄塔を基準にしてみてください。
頂上手前、いよいよ勾配は最大級にキツくなり(余裕の20%以上)、ペダルを回すとフロントタイヤが浮き上がり出した。
バランスを崩し…
自転車を降りた(笑)
前を走るミヤモッチ氏は難なく頂上まで行っている。
ミヤモッチ氏曰く。
できるだけ前に乗ってペダリングし、リアタイヤの接地面とリアアクスル、そして身体の重心を結んだ線が一直線になるようにすべし。
…と。
再度チャレンジしようとするものの、坂が急過ぎてスタートしてもシューズがペダルに固定できない(笑)
やむなく一旦傾斜が緩やかな場所まで下ってからビンディングをはめて、再度アタック。
一生懸命ペダルを回すものの、またしてもフロントタイヤがピョコピョコ浮き始め…
力なく転んだ(笑)
ヤバい、これはヤバすぎる。
とりあえず自転車を押して頂上まで上った。
ミヤモッチ氏の後について坂を下る…
下る。
下る。
下る。
メチャメチャ怖ぇぇ!!
この写真の場所は広くなっている場所で、実際は道幅50cm程度でしかも斜めになってたり、岩があったり…
ミヤモッチ氏はリラックスしたフォームで軽快に下って行くが、私は身体ガチガチでマトモに下れない。
なんとか下り切った。
ミヤモッチ氏にレクチャーを受けながら、もう一度
アタックチャぁーンス!
がはぁっ!(吐血)
上る、上る、上る、登る、登る、昇る、昇る…
フロントタイヤがピョコピョコ浮き始める。
上体を下げて、下げて!
頂上到達ーっ!
なんとか上りきった。
そして、恐怖の下り。
なんとか下り切ったところで、試走時間終了。
試走時間が終了したところで、私の脚もほぼ終了。(爆)
エキスパートクラスはこのコースを5周回。
がはぁっ!(吐血)
私は身の程知らずなエキスパートクラスエントリーを心の底から後悔した。
ミヤモッチ氏は私に確かに言った
「吉無田は激坂もありませんし、起伏もゆるやかですのでエキスパートクラスで行けますよ…」
嘘つき!(爆)
例えるならば、
エリア選手権2週間前にうっかりオートポリスへスポーツ走行に行ってしまい、アホみたいに速い選手権ライダー達にぶち抜かれまくる状態みたいな感じである(え、わかりにくい?・爆)
ここで、いつものパターンであれば無理矢理出走してネタにするのであるが…
今回ばかりは真面目にシャレにならん。
私は決断した。
エキスパートクラスやめて
中級クラスに変更しまーす!
私は
敵前逃亡した
中級クラスはあの激坂手前で右に曲がってショートカットする。
私は安堵した。
敵前逃亡野郎。
なんとでも言え。
中編へ続く>>