240分との戦い

3月 14th, 2013

***2013
 
240分との戦い その1
 
240分との戦い その2
 
240分との戦い その3
 
 
 
***2012
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2012【その1】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2012【その2】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2012【その3】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2012【その4】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2012【完結編】>>
 
 
 
 
 
*****2011
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2011【その1】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2011【その2】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2011【その3】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2011【エピローグ】>>
 
 
 
 
*****2010
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その1】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その2】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その3】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その4】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その5】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その6】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その7】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【その8】>>
 
セルフディスカバリーアドベンチャー2010【あとがき】>>

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240分との戦い その1

3月 14th, 2013

最近の車界学はまったくと言っていい程車ネタが無いので、
一体どこが車界学なのか?とツッコミが沢山来るのだが
普通に記事を書いても反応が薄いので、自ずとドMな
ネタにせざるを得ないので仕方が無い(爆)
 
そんなワケで、
 
2011年の東京マラソン
2012年の熊本城マラソン
 
に続いて、2013年は京都マラソンに出場することとなった。
  
京都マラソンも倍率3倍ほどの抽選で、一度は外れたのだが
追加当選で出場できることとなった。
 
東京マラソンも外れ、熊本城も出場しない予定だったのだが
やはりネタの神様は私に試練を与えたいらしい…(笑)
 
 
と、言うワケで
 
2013年3月9日(土曜日)
 
 
kyoto7
とても新幹線の駅とは思えない静けさの新大牟田駅から
 
 
kyoto6
九州新幹線に乗って出発した。
 
 
博多駅でのぞみ号に乗り換え、予めiphoneにレンタルで
ダウンロードしておいた映画「96時間」を見たりしていると
あっという間に京都駅に到着。
 
全く便利な世の中になったものだ…
 
しかし、96時間の主人公はまるでスティーブン・セガール並に強すぎだった。
 
 
京都駅に降り立ち、宿に荷物を預けてさっそくスタート地点の
西京極陸上競技場へ下見に向かった。
 
当日の最寄り駅は激混みすると聞いていた私は大の人混み嫌いなので、
JRの西大路駅で降りて2.5km程を歩きで行くことにして、ルートと
途中のコンビ二チェック。
 
kyoto23
スタート地点に到着して、当日の動きを確認したらすぐに駅へ向かう。
 
次は前日受付会場へ向かわなければならない。
  
 
四条烏丸駅で降りたところで、超久しぶりに会う人と合流。
 
高校時代一つ上の学年だった「ヒロコ先輩」である。
 
いわゆる「憧れのセンパイ」だ(笑)
 
 
約20年ぶりに会うヒロコ先輩、髪はショートになっているが
当時と変わらない。
 
 
1年程前にfacebookを通じて再び連絡を取るようになり、
私の京都マラソン出場を聞き、前日受付会場までのガイドを
引き受けてくれることとなったのである。
 
そう、これは憧れのヒロコ先輩とのデエトなのだ!
 
ヤバい!緊張するぜ!
 
 
しかし、憧れのヒロコ先輩の横には監視役として小学5年生の
娘さんが付いて来ていたので、万に一つの間違いもない(爆)
 
 
kyoto8
そんな感じでちょっと変わった3人組で平安神宮へ向かう。
 
 
kyoto5
みやこメッセで受付を済ませたら時刻は16時前。
 
 
銀閣寺を見たいという私のリクエストで銀閣寺行きのバスを
待っていたのだが待てど暮らせどバスは来ず…
 
 
底の薄いPUMAのスニーカーを履いていた私は足に疲労を感じて
いたので、歩いて行ける近くの観光地へ行くことにした。
 
 
kyoto9
南禅寺である。
 
 
 
kyoto19
1628年建立という歴史があるのだが、同じ敷地内のすぐ横には
 
 
 
kyoto10
水路閣がある。
 
琵琶湖から京都へ水を引くためにつくられた水路橋だ。
 
サスペンス映画のロケ場所としても有名らしいが、
この作りのギャップがとても珍しく不思議な雰囲気だった。
 
京都に20年以上住んでいるヒロコ先輩も初めて来たという
シブい場所だったようで観光客もさほど多くなかった。
 
※私が人混みが超苦手なのでちょうどよかった
 
 
kyoto4
愛娘の写真を撮るヒロコ先輩。
 
 
 
そんな感じでプチ京都観光をしていると時刻は17時に…
 
とりあえず喉も乾いたのでウェスティン都ホテルのカフェで
750円のコカコーラ(笑)を飲みながら、ヒロコ先輩と
しばし近況などの話に花が咲く。
娘さんは横でDS(笑)
 
時間も時間となり、ヒロコ先輩は夕食の支度もあるので、
引き上げることにした。
 
 
聞けばヒロコ先輩の家は明日のマラソンコースの18.5km地点
あたりにあるらしく、沿道で応援してくれるらしい!
 
しかも、なにやら差し入れもしてもらえるとか?
 
 
うむむ…これは無様な走りはできんぞ…
 
 
烏丸御池駅でヒロコ先輩親子と別れて、
 
 
kyoto12
京都駅の伊勢丹地下の食品売り場で夕食と朝食を買い込み、宿へ戻った。
  
通常ならば京都在住の友人と夕食にでも行きたいところだが、
酒は飲めないし、翌日は4時起きでゆっくりもできないので
一人わびしく部屋メシである。
 
 
しかし、一人で遠征するとなんとなく色々気になって神経質になってしまう。
 
自宅に電話してみるも、娘はおやつ食いながらテレビを観ている
らしく、あまり話相手になってくれなかった(爆)
 
 
テレビの天気予報では「雨」を伝えている…
 
 
不安になった私は再び京都駅前に出て、折り畳み傘を購入して
部屋に戻る…
 
 
 
もう一つの不安要素があった…それは…
 
 
スタート地点の下見やらなんやらで歩きすぎて足に疲労感とむくみが
結構酷い…
底の薄いスニーカーは向いていなかった。
 
 
大丈夫か?俺。
 
 
考えても仕方がないので、風呂に入って22時前には就寝した。
 
 

その2に続く>>
 
 

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240分との戦い その3

3月 14th, 2013

<<その2はコチラ

憧れのヒロコ先輩からもらった手作りのパンを左手に持ち、賀茂川沿いの道を走る。
 
雨も降っているし、袋からパンを出して食っている暇はない…私は決心した。
 
このパンをゴールまで無事に運んでやるぜ!
 
 
20km地点を通過し、中間点を通過。
 
タイムは1時間51分。
 
ここまでは順調に4時間が切れるペースで走れている。
 
 
しかし、まだまだ中間点。
 
フルマラソンの本番はこれからだ。
 
 
そして、京都マラソン最大の山場とも言えるポイントがやってきた。
 
 
「狐坂」と呼ばれる、鬼平犯科帳に出てきそうな名前の坂。(そりゃ狐火か?)
 
 
kyoto231
高低図を見るとまるでエアーズロックだ。
 
 
これはまぎれもない
 
 
 

アタックチャぁ〜ンス!
 
 
がはぁっ!(吐血)

 
 
 
たしかにキツイが、歩きたくなる程ではない。
 
やはり坂のキツさは菜の花マラソンが最強(最狂)だ。
 
坂を上り切ってトンネルをくぐると、野球のユニフォームを着た少年達が
必要以上な大声で声援(笑)を送ってくれていたので、
右直角カーブの外側だったがちょっと大回りしてハイタッチ!
 
熱狂する少年達(笑)
 
 
くぅーーーー!盛り上がるぜ!!
 
 
国際会館前で折り返して、今度は上って来た坂を下る。
 
眼下に見える京都の街がイイ感じだ。
 
 
坂を下りきって平地コースに戻る。
 
 
直角カーブや折り返し地点攻撃をくらいつつ、30km地点を通過。
 
 
2時間41分
 
 
残り12kmを1時間19分。
 
なんとかなりそうだ。
 
 
すると、私の横をスルスルと抜いて行くランナーが…
 
 
頭に風船を付けた「ペースランナー4時間」と背中に書かれている人が…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
そう…4時間のペースランナーこそ、今回の京都マラソンで私が打ち負かさなければ
ならない「240分」という名前のライバル。
 
 
ヤバい…、このペースランナーの後ろを走っていてはまたしても4時間オーバーだ。
 
「いやー、けっこうアップダウンがキツくってさー」
 
などという言い訳は通用しないし、したくない。
 
 

しかし、4時間ペースランナーは私が走りたいペースよりちょっと早く走っているため追いつかない。
 
残りはまだ10km以上、無理はできない。
 
 
また賀茂川沿いの道へ戻って来た、今度は大詰めにしてこれも京都マラソン名物の一つ
 
 
河川敷の未舗装路
 
 
を走る。
 
マラソン大会で河川敷を走らせるのは京都くらいではないだろうか?
 
 
kyoto22
※参考画像
 
結構不評なようだが、このプチトレイルランニングは悪くなかった。
確かに道幅は狭かったものの、走路は踏み固められていて、30km以上
走って来た足には優しかったのではないかと感じた。
 
数キロにおよぶトレイルランニングを経て35km地点を通過したところで
舗装路に上がる。
 
3時間9分。
 
ここへ来て向かい風が吹き付ける、結構強烈だ…寒い
 
前半暑かったので、手袋を外していたのだが、かじかんでしまっていている。
 
 
京都大学前を通過して銀閣寺方面へ。
 
 
またしても微妙な上り坂…
 
結構足にキテいる。
 
 
折り返し地点を経て、来た道を下る。
 
折り返し地点で180度ターンするのは結構キツい。
 
つい最短距離を狙ってイン側をターンしてしまい、足首に
余計な負担をかけてしまう。 
 
沿道には相変わらず声援が途絶えないし、ところどころハイタッチするべく
手を出してくれている人も居た。
が、「ありがとう」と小声で応えるだけで、余裕はもう残っていなかった…
 
 
銀閣寺から降りてきて、再び京都大学前にさしかかる。
 
チアリーダー達が声援を送ってくれている。
 
私はふらふらと路肩に寄って行き…
 
 
 
とりあえずハイタッチ!
 
 
黄色い声援を受け…
 
 
 
kyoto24
補助パワー始動!!(うわなにをするきさまらー)
 
 
 
40km地点を通過。
 
 
3時間37分。
 
 
もう歩いても4時間切りは確実だ。
 
4時間のペースランナーは左に寄ってペースを落とし時間を調整している。
 
 
「あと2km、4時間切れますよー」
 
 
というかけ声を背中に受けて、ペースを少し上げる。
 
 
動物園の前を通過し、最後の折り返し地点。
 
 
残りは300m程だろうか?
 
 
もうエネルギーを調整する必要は無い。
 
 
ラストスパートをかける。
 
 
最後の左コーナーを曲がり、大鳥居へ向けてスパート。
 
 
いつものようにゴールライン手前で安心しているランナー達を
十数人ごぼう抜きして
(笑)ゴールラインを踏み越えた…
 
 
公式時計では3時間53分17秒(号砲が鳴ってからのタイム)
ネットタイムは3時間49分34秒(スタートラインを踏み越えてからのタイム)
 
ナイトライダー41歳、厄年。
 
 
240分とのレースに勝利し、ついに念願のサブフォーを達成した。
 
 
 
kyoto13
ゴール後は恒例「ゾンビの行進」(笑)
 
 
 
 
kyoto14
平安神宮の大鳥居の前で完走メダルを噛むの図。
 
 
 
預けていた荷物を受け取り、着替えを済ませたが
雨は酷いし、人がごった返すわでゆっくりできなかったので
早々に会場を離脱し、京都タワー地下にある大浴場で汗を
流して暖まった…極楽。
 
 
その後は京都駅に移動して…
 
 
kyoto20
ビールとカレーでひとり打ち上げ。
 
レース中はジェル系のものしか口にしていなかったので
この組み合わせは口の中に沁みた…
 
しかもここ2週間、酒を控えていたのでなおさらだ。
 
 
フルマラソンを走って風呂に入った後のビールの美味さは筆舌に尽くしがたい…
 
 
16時30分発ののぞみ号にて帰宅して家族と夕食を共にし、京都マラソンの一日は終了した。
 
 
 
 
 
憧れのヒロコ先輩からもらった袋には
 
 
 
kyoto17
手作りのベーグルと蒸しパンが2個ずつ入っていた。
22kmの行程を共にしたそれは、筆舌に尽くしがたい美味さだった…
 
 
ヒロコ先輩、ありがとう。
 
 
「パスタが食いたい」とか言ってしまったので、今度はパスタの差し入れがあるかもしれない(爆)
 
 
またよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
※NGワード:「次はサブスリーですね」
 
 
 

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