セルフディスカバリー・アドベンチャー【1】
セルフディスカバリーアドベンチャー
「自己発見の冒険」とでも言おうか…
私にとっての2010年5月は、まさに「自己発見」のひと月となった。
その5月最後の週末28日の21時。
私を含む4人の男達が、昨年から1年がかりで準備を
進めてきた「ネタ」を実行すべく、出発した。
九州道〜関門道〜中国道〜山陽道〜中国道〜
名神〜東名〜中央道という行程で800kmを走り、
中央道の「中津川I.C」で高速道路を降りる。
料金は¥2,100(爆)
朝飯を食うつもりがインター降りた直後にあったガスト以降
ファミレスらしきものが無い(笑)
どうやら思っていた以上の場所のようだ…
結局コンビ二でおにぎりを買って車内で食うという
ハメになってしまった。
そんな感じで走ること約一時間半。
出発から12時間後、我々はついにやって来た。
「王滝村」
そう、自転車…MTB乗りであれば誰もが知っている、誰もが
一度は走りたいと思っている(かどうかはわからない・笑)
日本最大のMTBレース
セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝
クロスマウンテン100kmレース
に出場するためにやってきたのである。
このレースは木曽御嶽山(おんたけさん)の麓にある
普段は立ち入ることができない広域の林道を使って
行われるレースである。
コース図はご覧の通り。
一周100kmというスケールの大きいコースだ。
レースなのでタイム計測もされて、順位もキッチリ
出るのだが、なによりこのレースは、完走することすら
難しい過酷なレースとして認知されている。
昨年6月、MTB黒田塾塾長さんよりアンカーのMTBを
譲っていただいた時、私の頭の中にはこの「王滝」が
次のネタとして浮かんで来た。
折しも高速道路休日特別割引が始まったこともあり、
さっそく遠征費その他のコストや日程のプランを立て
こういうネタに食いついてくれそうな
ミヤモッチ氏に「王滝に行きませんか?」と提案して
みたところ…
「行きましょう」
と即答(笑)
同時期にMTB繋がりと家が同じ市内だということで知り合った
Daijyaman.kk氏にも「王滝に行きませんか?」と誘って
みたところ…
「行きましょう、私のクルマ出しましょう」
と即答(笑)
なんと気持ちの良い人達だ!(爆)
今年に入って王滝のエントリーが始まった。
宿泊する宿を予約するにあたり、人数を確定させなければ
ならなくなった時点で、Daijyaman kk氏の職場の自転車仲間で
王滝に行きそうな人に声をかけてもらったところ、
「行きましょう」
と気持ち良く即答した男が一人…
この男、Daijyaman3号こと通称「ムラキ」は筆者の高校時代の
同級生だ(笑)
卒業後、同窓会で顔を合わせる位だったのに、自転車繋がりで
ここのところ顔を合わせる機会が増えた。
こうして実現したのがこのSDA王滝ツアーである。
構想一年、ついにこの日、この場所にやって来た。
アゲアゲのテンションで到着したSDA王滝の会場は…
ガラガラだった(爆)
時刻は午前9時前、早く着き過ぎたのである。
仕方ないので自転車を降ろして整備、調整などを行う。
チームカーとなったアルファードの荷室には
MTB4台と野郎4人、荷物でギッチギチ(笑)
参加者もボチボチ集まり始め、協賛各社のブース設営も
本格的になってきてイベントの雰囲気が高まって来た。
午前11時となり、TREK主催の「ワンポイントアドバイスライド」
の申し込みが始まったのですかさず申し込み。
午後1時から開始なので、その間に王滝食堂で
「いのぶた丼」を頂く。ウマー
王滝村役場
かるくタイムスリップした気分だ。
会場に戻ってから、松本駿選手によるライディングスクールを
受ける。王滝初参加の我々にとっては有意義なスクールだった。
講師の松本選手との記念撮影も忘れない(笑)
一番左が筆者であるが、この日はジャージが違う。
実はこの「Daijyaman」チームジャージは、この王滝に間に合わせる
ために作ったのである。
土橋塾ジャージに続く、ナイトライダーデザインジャージ第二弾だ(笑)
ギリギリの納期で、WAVEONEさんにも無理してもらって、現地で手渡し
納品という綱渡りなスケジュールだった。
※WAVEONEさんはSDA王滝に協賛されていてブース出展なさっていたので
ついでに持って来てもらいました、いつも配達して下さるわけでは
ありません(笑)
選手受付も始まり、ゼッケンをもらっていよいよ盛り上がって来た!
競技説明会では、プロモーションビデオが流された後に
今回のコース状況の説明が行われた。
数日前に降った大雨でかなりガレて(荒れて)いるらしい。
タフなレースになりそうだ。
最後にそのコース説明をしていた主催者の方は我々に問いかけた…
「100kmの先には何があるのか?」
…と。