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セルフディスカバリーアドベンチャー2011 〜その3〜

9月 24th, 2011

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周りに目をやると「ギシギシ…キィキィ」と結構イヤな音をさせながら走っている自転車が多い。
 
チェーンは数日前に新品に交換しているのでスグに切れたりすることはないだろうが、
 
精神衛生上、よろしくない。
 
そんな感じで、ある意味で歯を食いしばりながら走り…
 
しばらく走ったところで第二チェックポイント兼エイドに到着。
 
 
第三エイドはスルーするつもりで自転車のボトルに水を補給。
ハイドレーションバッグにはまだ水が入っているし、1リッターの
荷物(水)を背負って走っていることで、下り坂を走る際に
腰が痛い…
 
腰の負担を減らすためにもハイドレーションの量を増やしたくない。
 
 
いずれにしろ、これでゴールまで持つはずだ。
 
 
パワージェルとチョコレートなどで補給。
 
さて、問題はチェーンだ。
 
 
 
 
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駆動系はこんな状態。
後ろのギアにも砂が付着している… 
 
読者の皆様には申し訳ないが、私はチェーンオイルを持参していた。(爆)
 
 
去年は平気だったので、持って行くつもりはなかった。
 
しかし、前日にミヤモッチ氏が「私はチェーンオイル持って行きます!」と迷わず言われていた
ので、私はちょっとビビッて非常用のつもりで持って来ていたのである。
 
 
ついでに持って来ていたキッチンタオルでチェーンとギアを
軽く清掃してから注油したところ、駆動系は完全復活!
 
 
よーし、行くぜ相棒!!
 
 
 
 
 
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遠くに御岳山を望む第二エイドをスタートした。
 
10分くらい停まっていたような気が…
 
 
気を取り直してスタート。
 
 
シフターを操作するとディレイラーはゴキゲンな反応!
 
相反するように足は鈍い反応…
 
 
 
しかしこの頃から、コース上には御岳山が現れるようになり、美しい偉容で
キツさを紛らわせながら上りで抜いて、下りで抜かれた(爆)
 
 
 
標高も上がってくると、昨年パンク修理の際に息をのんだ光景
 
 
 
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御岳山と三浦貯水池のコンビネーションを拝むことができた。
 
いまの所、私の中では最強の景色です。
 
 
 
 
 
いやぁやっぱ王滝はいいねぇと思いながら、ボトルに手を伸ばした…
 
  
左手の人差し指と中指、親指の三指が空振りした。
 
 
 
あッ!
 
 
 
 
ボトルが無い…
 
 
 
 
 
第二エイドで満タンに補充したボトルを途中で落としたらしい…
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
 
探しに戻る訳にもいかないので、あきらめて進むことにした。
 
 
山の神様、ゴミを増やして申し訳ございません。
 
 
 
 
ボトルを失ってしまった私にとって、もはや唯一の頼みは背中のハイドレーション
だけとなってしまった。
 
実はハイドレーションも当初は背負わずにボトルだけで行こうかと検討していたが
直前になって用心のために背負って行くことにしたのだった。
 
結果的には大正解。
 
ネタ的にはゴメンナサイ(爆)
 
 
 
これからボトルメインで行くつもりだったので、ハイドレーションだけだと
水が足りなくなるのは明らか。
 
できるだけ早くハイドレーションに給水してゴールまでノンストップで行こうと
考えているところに「エイドステーション」の小さな看板を発見。
 
 
 
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はい、道ばたの沢です(笑)
 
ついでに汗と泥でドロドロな顔も冷たい水で洗う、気持ちいい!
 
 
5分ほど止まって給水しただけなのに全身の汗が乾いてサラサラになっていた。
 
 
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この天然エイドからもご覧の風景…最高だ。
 
 
「サラっサラーのサラサーティ」と口ずさんでMTBに跨がり、ゴールに向かって走り始めた(意味不明)
 
 
 
 
道は決して楽ではないが、真っ青な空と豪快な景色が楽しませてくれる。
 
 
 
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切り立つ岩の間から見える御岳山。
 
本当は50mほど後ろから見ると木の上に御岳山が見えて最高。
 
是非ご自分の目で確かめて頂きたい。
 
 
 
上りで抜いて下りで抜かれるのは相変わらずだが、ここへきてだいぶ下りにも
馴れてきたようで、目線を遠くにおけるようになってきた。
 
 
 
しかし、油断して前輪でも取られようものなら
 
 
コースアウト=谷に落ちて人生からもアウト
 
 
なので用心して下る。
 
 
 
第三チェックポイント通過。
 
 
 
 
あと少しだが、あともう一つ大きな山を越えなければならない。
 
 
 
course
標高図を見ると、標高600m程の上りがあるようだ。
まだ脚を残しておかなければ。
 
 
 
長い上りをクリアして下りに入る。
 
 
 
そろそろ最後の戦い、大きな上りが始まるはずだ…
 
 
1時間近くは上り続けなければならないかもしれない。
 
 
しばらく進むと「←120km/100km→」の標識が。
 
 
距離計は92kmを表示している。
 
 
 
あれれ??
 
 
 
 
 
course
そう、ミヤモッチ氏からもらってハンドルに付けていた標高図には
120kmコースのものが記されていたのだった。
 
そして、走る必要のない山のために脚を残してしまっていたのだった(←確認しろよバカ・爆)
 
 
なんとなーく
 
「あれ、もう終わっちゃった」的な感覚
 
 
 
 
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ゴール。
 
 
 
公式タイムは7時間32分41秒
順位は213位

 
去年は8時間13分59秒
順位は238位
 
昨年より40分以上短縮することができたが、参加人数が多くてレベルも上がったのか
順位はほとんど変わらない…
 
 
微妙だ… 
 
 
給水計画をしっかりたてて、下りをもう少し練習すれば7時間は切れるかな?
という手応えは得ることができた。
あとコース図もちゃんとチェックすること(自爆)
 
 
 
ゴール地点から松原スポーツ公園までは去年と同じく走りきった充実感を伴っての移動。
天気も最高で、気分爽快。
 
 
会場に戻ると、ミヤモッチ氏の自転車がキレイに洗車された状態でおかれてあった。
 
私より20km余計に走ったのに私より40分くらい早かったようだ…
 
 
 
さて、共に100kmを走りきった私の相棒は…
 
 

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気持ちよいくらいにドロドロになっていた。
 
 
 
バッグをつけていた部分は振動と砂で擦れて塗装がはがれたり
小傷だらけになっていたり。コースの過酷さを物語っていた。
 
 
 
Daijyaman kk氏のクルマに載せてもらえる程度に洗車して(笑)
 
 
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豚汁だ。
 
塩分が強烈に滲みる…
 
パワージェルとかスポーツドリンクとかばっかり飲み食いしていたので
こういうシンプルな食べ物は非常にありがたい。
 
 
 
さて、表彰式。
 
 
 
 
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ミヤモッチ氏、120km年代別で3位表彰台!
1位の人が居なかったので2位の方と並んで記念撮影。
 
 
しかし、本人は総合で入賞できなかったことがご不満な様子で…
 
 
 
 
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ミヤモッチ氏は120km総合の表彰式を、
ケンシロウを見るジャギのような目つきで見ていた(爆)
 
 
 
表彰式が終了したら、我々も撤収。
 
 
 
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すっかり秋の気配をみせる王滝村をあとにした。
 
 
 
王滝村のレギュラーガソリンは155円/1リッターだった…
 
 
 
 
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