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これが九州の自動車文化である! その3

4月 15th, 2009

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←その2はコチラ

SPA直入は長湯温泉から少し外れた場所にあるサーキットだ。
 
途中、小さな街を通り過ぎたりしながら走っているうちに
私の周りを走っていた一般車は居なくなり、周囲はチェントミリアの
参加者ばかりになっていた。
 
 
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信号もない道をエンスー極まりないクルマ達が行進する光景を後ろから眺めつつ
 
 

バックミラーには…
 
 
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ランチャストラトスが…
 
 
ゼイタクだ。
 
よそ見ばっかりして危険極まりない(爆)
 
 
 
そんな感じでSPA直入に到着。
 
 
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外の駐車場で準備をします。
 
サーキットでスペシャルステージと言っても、純粋な速さを競うわけではなく
主催者が指定したタイムにいかに近づけられるかが競われる。
 
 
ちなみにSPA直入は二輪専用サーキットなのでクルマが走っている光景が見られるのは
非常に稀である。
 
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手前からトライアンフ・TR4、トヨタ2000GT、ホンダS800、その前にカーテンがついたベンツというのも
なかなか稀な光景だ(笑)

 
 
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ゴルディーニで走るイデリーノ/モーガン組。
あまり飛ばし過ぎるとタイムが合わなくなってしまう(笑)
 
 
 
 
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ミニモークはもの凄く速かった…
 
 
 
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完全にカーグラフィックTV状態(笑)
 
田辺さんと松任谷さんの声が聞こえてきましたよ…
 
 
 
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ストラトスの写真ばっかり…(笑)、かと思いきや
 
 
 
 
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萌え死にしてしまう人が出そうな激シブのニッサン・チェリーX1-R
 
 
そんな感じでスペシャルステージも終了。
 
 
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まさに壮観ですな。
 
 
 
日も傾きつつあり、初日の宿を目指して一同走り始めます。 
 
 
 
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夕暮れの産山牧場付近を走るベンツ・280SL
 
この年代のベンツは雰囲気ありますなぁ〜
 
 
 
 
大観峰の横を抜け、内牧温泉経由で宿までご一緒させていただいていると… 
 
 
私の営業用アシグルマであるアルファロメオは13年前の車両なのだが、
この集団の中に居ると…

ぬくぬくと最新のクルマで楽して走っている
 
ような気がして来た(爆)
 
 
18時半、この日の行程を終えて「阿蘇リゾートグランヴィリオホテル」に到着。
 
 
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初日を走り抜いたゴルディーニのハンドル。
 
「ハンドルも消耗品だ」
 
とは両手を真っ黒にしたイデリーノ氏の弁。
 
 
 
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フレンチブルートリオで記念撮影。
 
絵になりますなぁ…
 
 
クルマを停めた後は、宿にチェックインしてお楽しみのディナーパーティーなのだが、
 
 
私は一人で帰路についた(号泣)
 
 
残念ながら私の取材は初日のみだったが、2日目も一行は順調に行程を消化し、
 
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ゴールであるオートポリスサーキットに到着したとのこと。
(写真提供:モーガン氏)
 
 
 
来年は2日間密着で…、いや、参加してみたいなぁ。
 
 
それにしても九州にもこういうエンスーなイベントがあって、
超レアでクラシックなクルマ達が元気に走っていることを
実感して非常に誇らしい気持ちになった。
 
 
最後に大会パンフレットに記してある、大会会長・田中泰樹氏の
コメントを一部抜粋して掲載。
 
***

先人たちの英知の結晶である歴史的スポーツカーや、時代を駆けた
歴代の名車、懐かしいオールドカーを安全かつ大切に操り、風光を
楽しみ、地域の人々と交わり、名産品を知り、名勝を訪れ、走り、
語り合い、集まり…(ラリーというのは『集まる』という意味です)
難しい事ではなく、走る人とともに、見る人、応援する人がいっしょに
なり通過するルートのさまざまな場所、人が交流を楽しむための
イベントです。
 
もちろん、根源にあるのは『自動車を走らせる愉しさ』である、参加者、
主催者ともに念頭にあるのは『安全で楽しいドライブ』であります。
このイベントを通じ、社会の一員として『自動車文化の構築』
『交通安全啓蒙活動』『地域の活性化』に寄与できれば幸いと考えて
おります。

***以上抜粋
 
 
こんな素晴らしいイベントが九州であっているとは、誇らしいではありませんか!
 
 
若者のクルマ離れという言葉を良く聞く。 
 
 
ゲームや携帯電話の普及で…
 
 
と言われているが、違うのではないかと思う。
 
 
原因は我々の世代が楽しそうにクルマで遊んでいないからである!
 
 
 
 
クルマは単なる移動手段ではない!
 
自己を表現するアイテムであり、
行動範囲を格段に広げてくれて、
人生に彩りを与えてくれる「ネタ」である。
 
 
 
モノより思い出…
 
 
も否定はしないが、
 
 
モノも大事

である!(爆)
 
 
燃費とか維持費とかはとりあえず置いておいて
  
 
「カッコイイ」とか「乗りたい!」と思うクルマを買おう。
 
 
 
 
 
なにやら説教臭い事を偉そうに書いてしまったが、
 
 
要するに
 
 
このイベントの参加者に影響を受けて、ちょっと旧いクルマが欲しくなった。
 
 
という事を言いたかっただけである(←バカ)
 
 
おしまい。
 
 

クルマ

これが九州の自動車文化である! その2

4月 15th, 2009

←その1はこちら
 
「チェント・ミリアかみつえ」
 
の行程は、サッポロビール工場をスタートしてすぐに
日田市内の「豆田の町並み」へ向う。
 
そこで昼食タイムとなるとのことで、付いて行っても
仕方がないので(笑)、私は営業用アシグルマのノーズを
日田駅方向へ向けた。
 
 
この日のひとり昼食会場は…
 
 
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中華さと
 
福岡の自転車乗り達の間では超有名店で、この店で昼飯を喰うために
福岡市や北九州市からサイクリストが訪れるらしい。
 
 
私は店内へ入り、おもむろにこの店の名物である…
 
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プノンペンラーメン
を注文した。
 
セロリ、ちんげん菜、トマト、肉、たまごなどなど沢山の具が入っていてボリュームたっぷり。
醤油ベースのスープはピリッと辛く、
 
がぁば美味か!
 
汗だくで食べる私に店主はティッシュペーパーを差し出してくれた(爆)
 
 
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完食したプノンペンラーメン…
 
このスープを小ごはんにかけて、雑炊風にして食べると満腹なのにスルスルと入ってしまい、
思い切りカロリーオーバーしてしまう危険な食べ物だ(爆)
 
自転車でくれば、帰り道で消費するだろうが…
 
 
いやぁ、それにしても美味かった。
ちょっと癖になる味だ、毎週食べにくるサイクリストが居るのも頷ける。
 
 
車界学指定飲食店に(勝手に)認定させていただいた。
 
 
 
大満足でお店をあとにして、チェント・ミリアのコースとなるであろう
「ファームロードWaita」へ。
 
 
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ここからファームロードが始まるのだが、
 
ここで注意しなければならない事項がある。
 
 
 
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この看板に惹かれて左折しないように!(爆)
 
どんな畑だよ…
 
 
 
それにしても、ファームロードは何回走っても爽快ですなぁ…
 
 
途中で停まって待っていると、すぐにやって来ました。
 
 
 
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ランチャストラトスとロータス・ヨーロッパのランデヴー走行!!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
ヒストリックカーというと、ほのぼのとのんびり走っているイメージを
抱いていたがさにあらず。
 
皆、速ぇぇ!(笑)
 
 
当時は最新鋭のスポーツカーだったことを考えれば納得なのだが。
(※もちろん制限速度内)
 
 
 
イデリーノ氏のゴルディー二について私もスタートした
 
 
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黒川温泉手前にて記念撮影したりしながら進む。
 
 
 
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黒川温泉付近のワインディングをA110とランデヴー。
 
ゼイタクだ…
 
 
 
 
しかし、さすがに有名温泉街だけあってペースカー(サンデードライバー)が増えて来た。
前を走るスバル・フォレスターがあまりに遅く…
 
 
 
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プラグがカブりました(笑)
 
 
まさにお約束の光景。
 
当然ながらキャブ車なので、標高差なども関係あったのだろうが…
 
 
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予備のプラグは箱で持参(爆)
 
 
 
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プラグを交換している間にも、ジャガーEタイプロードスターとポルシェ911が連なって
リアル・GTロマンな光景が…
 
 
 
 
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作業も終了し、心配して戻って来て下さったA310とともに再スタート。
 
 
 
 
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スタンプポイントの久住南登山口の駐車場にて。
 
SLの横にスーパーセヴン、MG-B。
見てて飽きません(笑)
 
 
 
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コース図は無く、主催者から配られる「指示書」を元にルートを辿る。
さらにコースにちなんだクイズが出題されていて、その解答を探しながら
走らなければならない。
 
 
 
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お約束のソフトクリームは、「黒ごまソフト」をチョイス(笑)
 
 
 
ソフトクリームを食べて、長湯温泉にあるサーキット「SPA直入(スパなおいり)」に
向けて走り出した。
 
SPA直入では初日のハイライトとなるスペシャルステージが行われるのである。
 
 
 
その3へ続く→
 
 

 

クルマ

これが九州の自動車文化である! その1

4月 14th, 2009

自動車雑誌は軒並み「プリウスvsインサイト」という特集ばっかりで
食傷気味のナイトライダーです、こんにちは(爆)
 
天の邪鬼な私は初代インサイトの5段マニュアルが欲しい今日この頃ですが、
 
 

そんな春を通り越した初夏を思わせる晴天に恵まれた4月11、12日の二日間
「チェント・ミリア かみつえ」
というイベントが開催された。
 
チェント・ミリアとはイタリア語で「100マイル」のことで、100マイル=160kmのコースを
主催者より渡された指示書を頼りにチェックポイントを巡るというラリー形式のイベント。
(速さを競うのではない)
 
 
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オープニングイベント&スタート地点となった大分県日田市にあるサッポロビール工場の
 
 
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駐車場には名だたる名車がズラリ勢揃い。
 
 
 
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赤いスポーツカーと言っても、ここにあるのはロータス・エスプリ。
奥にはロータス・コーティナやミニモークが見える
 
 
 
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スーパーセヴン軍団も。
 
 
 
やや興奮気味にシャッターを切っていた私を駐車場の奥で待ち構えていたのは…
 
 
 
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ランチャストラトス!!
(敢えて「ランチア・ストラトス」とは書きません・笑)
  
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
今回、友人のイデリーノ氏とモーガン氏のペアが乗る車両がコレ
 
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ルノーR8・ゴルディー二
 
 
「そんなクルマ知らん」
 
と不安になったアナタ。
 
大丈夫。
 
 
私も知らんやった!(爆)
 
私の守備範囲は1980年代からなので、このゴルディー二のように
1968年製だったりするとまったくワカランのである。
 
ちなみにこのイベントのヒストリッククラスにエントリーできるのは
1980年以前に製造されたクルマとなっている。
 
 
 
 
しかし、1968年製で驚いてはいけない。
 
 
 
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デルビー・スーパースポーツ
 
1927年製(爆)
 
 
 
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エンジン始動はフロントバンパーの前にあるクランクを手で回して行う。
 
まさにリアル・カーグラTVオープニング(笑)
 
 
エンジンは驚く程すんなりと始動したのにはちょっと驚き、コンディションが良い証拠ですね。
 
 
隣には…
 
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ミニジェムGT
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
まさに「リアル・GTロマン」(爆)
 
 
 
 
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オープニングイベントで踊りを披露してくれた地元の幼稚園児達も興味津々!
 
 
 

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車名とエントラントの名前が紹介されて一台ずつスタート。
まさにオーナーさん達は見せ場である。
 
 
 
 
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スタートを待っているランチャストラトスの前にはアルピーヌA310、その前にはA110。
 
豪華すぎる!
 
 
 
kamitsue
イデリーノ/モーガンコンビのゴルディー二も大勢のギャラリーに見送られてスタート。
 
 
 
私も営業用アシグルマに乗り込み、サッポロビール工場をあとにした。
 
 
 
続く→

クルマ