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Archive for the ‘自転車’ Category

エキサイティング・レジャー 前編

9月 15th, 2009

エキサイティング・レジャーと聞いて
 
「山陽オート」
 
とすぐに答えたアナタは私と同世代(笑)
 
 
そんな9月13日(日曜日)
 
熊本県上益城郡山都町のとある場所に居た。
 
imgp3347
この格好をみてお解りかと思いますが、またしても自転車である。
 
 
しかもマウンテンバイク
 
 
私にMTBを譲って下さったMTB黒田塾の塾長さんから(筆者が所属するのは「土橋塾」)
お誘いを受けてマウンテンバイクのサイクリングに参加させていただいた。
 
上の写真は出発前のご挨拶をなさっている黒田さん(中央左のヘルメットを被ってない方)
 
 
imgp3349
 
今回走るのは自然豊かな自然公園の中にある林道。
 
 
 
通称:内大臣林道(ないだいじんりんどう)
 
 
この林道、ピークの「椎矢峠」(しいやとうげ)は九州で一番標高が高い未舗装路らしい。
 
この椎矢峠の標高は1430メートル(!)
 
スタート地点の標高は300m弱なのでダート路面で1,000m以上を一気に上ってしまわなければならない。
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
まさにエキサイティング・レジャー!
 
 
 
塾長・黒田さんからの走行上の注意などが終わり、午前10時にサイクリングがスタートした。
 
 
f1010603
スタートしてすぐにダート路面に入る。
 
先頭は最近このブログによく登場するミヤモッチ氏
 
 
そう、あのオトナの遠足の仕掛人である。
 
 
この内大臣林道を幾度となく制覇しているというミヤモッチ氏に先頭を
走って頂けるのはなんとも心強い。
 
 
 
 
しかし、上り始めて暫くして気づいたが…
 
 
 
上りっ放し(爆)
 
 
 
普通の峠だったら、ちょっと平地になったり下ったりして休ませてくれるのだが、
この内大臣林道、
 
 
上りっ放し(爆)
 
 
 
勾配そのものは大したことないものの、いかんせん砂利道
 
結構疲れる。
 
 
 
 
ミヤモッチ氏による椎矢峠までの予想所要時間は
 
 
2時間半
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
2時間半上り続けるというのは未体験ゾーンである。
 
 
 
 
ミヤモッチ氏、Daijaman k.k氏、高校生のヤスカワくん(17才!)、筆者の
4人となって坂道を上り続ける…
 
 
スタートして2時間ほど経過し、湧き水ポイントにて昼食タイムとなった。
 
もちろん上り坂の途中である(爆)
 
 
塩おにぎりにさらに持参の塩をふりかけながら食べて塩分補給(笑)し、
湧き水をボトルに組んで再スタート。
 
 
頂上はそう遠くなさそうだ。
 
 
その時、左カーブを曲がった所で我々の前を何かが横切った…
 
 
 
野生の鹿キターーーーーーーーーーーー!
 
 
それはそれは見事な「どうみても鹿」が、道を横切って右側の急斜面の山肌を
駆け上って行った。
 
もちろん、写真を撮る暇もなく、鹿が上って行くときに斜面の上から蹴落とした
小石が落ちてくるのを避けるのが精一杯だった…
 
 
まさにエキサイティング・レジャー!
 
 
 
そしてついに…
 
 
 
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椎矢峠に到着。
 
 
 
 
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高度の高さが伺える空と、ボロボロの標識が良い感じである。 
 
 
 
 
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ここまで一緒に上って来た4人で記念撮影。
左からDaijaman k.k氏、ヤスカワ君、筆者、ミヤモッチ氏
 
 
標高1,430m、ついに上り切った。
 
 
 
上り切ったあとは、ちょっと怖いけど、ダートの下りである。
 
 
 
続く

自転車

オトナの遠足【4】

8月 12th, 2009

オトナの遠足【3】はコチラ>>
 
 
 
まっ…まさか…
 
 
 
imgp30751
この山に
 
 
 
 
 
 
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上りはじめた(爆)
 
しかも既に押してるし
 
 
 
 
ついて行かねばならんのか…?
 
 
仕方が無い…
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
imgp3123
これって道???
俺はジョン・ランボーか?
 
 
 
 
 
 
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またも瀕死の状態で上り切った瞬間の筆者。
地熱発電所が眼下に見えることでその高度が伺い知れる(笑)
 
 
 
 
 
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筆者が頂上についた喜びを噛み締めていると…
 
 
 
 
 
 
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余裕のミヤモッチ氏は、下に居るM村氏に「お〜い!」と大声で声をかけていた…
 
 
 
頂上で一息ついたら下り始めるのだが…
 
 
 
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下りが怖ぇぇ!!
 
 
写真ではわかりづらいが、相当下っている。
 
 
 
 
テクニックが伴わない筆者は、下りなのに降りて押さねばならなかった…(弱)
 
 
 
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下り終えたら、ちょっと自転車で走って、またガレ場で押し歩き…
 
 
 
 
おかしい…
 
 
今日はサイクリングだと聞いていたのだが…
 
 
 
 
あまりに押したり担いだりしているので、
 
 
普通の平坦路に出てからも押し続けていて
 
「あっ、そういえばこれ自転車だった」
 
と思い出して乗るという現象が何度か起こった(爆)
 
 
 
 
行きがけに前転したポイントを過ぎ、ついにシングルトラック入口の舗装路まで戻って来た!
 
 
 
 
 
と思ったその時!!
  
 
先頭の人達は…
 
 
 
imgp3140
 
また山に登ってるぅ〜(爆)
 
 
 
 
 
ミヤモッチ氏が想定していたより早くスタート地点に戻って来たので、オプショナルツアーが加えられてしまった(笑)
 
 
 
 
麓で呆然と彼らを見上げる私に、すでに自転車を担いで登っていたミヤモッチ氏は
 
 
「ナイトライダーさぁ〜ん、駐車場で待っててください!」
 
 
と、瀕死の私を気遣ってやさしい言葉をかけて下さった…。
 
 
 
 
しかし、この言葉を鵜呑みにしてはいけない
 
 
 
このまま一人駐車場に戻ってしまっては、
後でどんな仕打ちが待ち受けているかわかったものではない!
 
 
 
 
私は意を決して登りはじめた、
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 

 
 
 
すぐに押し歩きになり…
 
 
そして、
 
 
担がないと登れないようになった。
 
 
 
写真を撮る余裕もない。
 
 
ママチャリより断然軽いとはいえ、オフロード走行に耐えうる頑丈なMTBは15kg近い重量がある。
 
 
それを担いで坂道を上る。
 
 
頂上まで一直線に登っているので、勾配は相当キツい。
 
 
おかしい…
 
今日はサイクリングだと聞いていたが…
 
 
この日の脳内BGMだった曲は、この時ついに口をついて出て来てしまった…
 
 
皆さん、ご一緒にどうぞ↓
 

 
 
 
 
ジョン・マクレーン刑事のように泣き言を良いながら上り切った山の頂上には
 
 
 
すばらしい絶景が待っていた。 
 
 
 
 
 
 
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阿蘇五岳の涅槃像をバックにキメるミヤモッチ氏。
 
写真の水平が出ていないのはご愛嬌(笑)
 
 
 
座って絶景を堪能していると、
 
 
 
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足はドロドロのキズだらけだった(笑)
 
 
 
 
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う〜ん、これぞThe Real MTB!
  
 
 
ちょっと違うような気がするが…
 
 
 
 
さて、下りましょう。
 
 
 
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下り怖ぇぇ!!(泣)
 
 
草原に見えるが、所々に岩がゴロゴロしていて非常に危険。
 
これぞ、The Real MTB(違)
 
 
 
 
またしてもジョン・ランボー状態になりながら、久住スキー場前にあるグラウンドに降りた
 
 
 
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高校ラグビー部の合宿があっていたので端っこを邪魔にならないよう走って道路に出たのだが、
練習中に突然山の上から自転車に乗って現れたオッサン達(笑)に対しても彼らは礼儀正しく
「こんにちはー!」と元気に挨拶してくれた!
 
礼儀正しい若者っていいねー!!
 
 
 
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スタートして5時間、クルマを置いている駐車場に戻って来た。
 
赤い矢印はさっきまで居た山の頂上(笑)
 
 
私の超ハードな初MTBサイクリング(?)は無事に(?)終了した。
 
 
 
帰り支度が終了し、当然ながら温泉に立ち寄ることに。
 
 
 
 
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筋湯温泉で汗を流した。
 
 
 
温泉からあがって、コカコーラを飲みながら
 
MTB初心者の私のために今回の

「シングルトラックを楽しくサイクリングする会」を

企画して下さったミヤモッチ氏が私の方を向いて爽やかな笑顔で言った。
 
 
 
「今日のコースを走っておけば、もう大概のコースは大丈夫ですよ!」
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
そっか〜、普通のMTBサイクリングはこんなに押したり担いだりしないんだ〜!
 
よかったよかった。
 
 
 
と安堵した筆者は既に、ドM(TB)ライダーの泥沼に両脚を突っ込んでしまっているのかもしれない。
 
 
 
 
 
あなたもMTBを買って、一緒に担ぎませんか?
 
 
 
 
 
この夏は雨でイベントが二つの潰れてしまったが、そのストレスを吹き飛ばしてお釣りが沢山きたネタ満載の夏の思い出となった。
 
 
ミヤモッチさん、シオゴンさんM村さん、Daijaman.kkさん、ありがとうございました。
 
 
 
オトナの遠足…おしまい。
 
 
 
 
 

自転車

オトナの遠足【3】

8月 12th, 2009

オトナの遠足【2】はコチラ>>
 
 
自転車を押し歩き、担ぎつつ進んで行った一行は山道を下り切って舗装道路に出た。
 
 
 
imgp3110
 
久しぶり(?)の舗装路はかなり走り易い。
 
ブロックタイヤなのに相当スムーズに感じる。 
 
サイクリングらしくなって安堵しつつ、 
山々を眺めながら走っていたその時! 
 
我々の前方に現れたのは…
 
 
 
 
 
imgp3111
 
通行止め!
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
大雨の影響か、完全に通れなくなってしまっている。
 
 
 
筆者もちょっと戻ったりして迂回路を探してみるも、見当たらない。
 
 
 
 
すると、
 
 
 
「迂回路が見つかりましたよ〜」
 
 
という声が。
 
 
 
さっそく迂回路を使って通行止め現場をクリアす…
 
 
 
 
 
 
 
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道じゃねぇし!!(爆)
 
 
※小川を渡るのにサポートしていただいたシオゴンさん、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
そんなこんなで通行止めをクリアした一行は、下って来た分を上り始める。
  
 
 
舗装路の道を…
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
これこれ!やっぱりこれがないと夏は始まらないし、終わらない(バカ)
 
 
 

 
しかし、この上り坂が曲者で、白いコンクリート舗装なので照り返しで熱い
 
しかも、10%以上の勾配がず〜っと続く。
 
しかもしかも、突然砂利道に早変わり(爆)
 
 
 
 
 
普通、峠道は途中で勾配がゆるやかになるポイントがいくつかあるものなのに、このルートには休めるポイントが無い!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
激坂でトラクションのかからない砂利道とあっては足を着かずに前に進ませるのが精一杯だ。
 
 
 
そんな中、ミヤモッチ氏が私に雑談を持ちかけてくるが、答える余裕は無い(爆)
 
 
 
 
瀕死の状態で峠を登り切ったところで、昼食タイムとなった。
 
 
 
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野郎5人で持参の昼飯タイム。
 
 
 
前夜のBBQの際に残ったご飯で、合宿に参加していた紅一点のミカちゃんに作ってもらっていたお握りを頬張り、梅干しの塩気に感激している私の横で、M村氏がなにやら準備を始めたが…
 
 
 
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あっという間に火をおこして湯を沸かし、ペンネをゆで始め… 
 
 
 
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持参のソースをかけて、昼飯を「調理」してしまった。
 
 
素晴らし過ぎる!っていうか、やはりタダものではない!!
かなり美味そうで、今度真似しようと思った(笑)
 
 
 
 
 
この昼食ポイントには小一時間ほど居たが、我々の他に人っ子一人通らなかった…
 
 
 
 
さて、エネルギーも充填したところで、
 
 
ミヤモッチ氏は爽やかな笑顔
 
「さぁ、行きましょうか!まだまだこれからですよ!!」
 
と言って

 
 
 
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出発!
 
 
 
 
 
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するも…またしても激坂のため、押し(爆)
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
  
 
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上りの途中で、後ろを振り返るとこの風景。
 
 
写真じゃ全然勾配が伝わらない(笑)
 

 
上り切ると、往路で通った場所に戻って来た 
 
 
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草原を駆けるMTB、爽快、かなり絵になる。
 
写真では1/10も伝わらない。
 
 
 
 
しばらく走ると、正面には
 
 
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往路で麓をかすめた山が見えてきた。
 
 
 
 
 
まっ…まさか…
 
 
 
 
オトナの遠足【4】に続く>>

自転車