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走る博物館 〜その2〜

6月 20th, 2009

その1はコチラ>>

いよいよスタートした
 
ジロ・ディ・カルデラッソ。 
 
 
 
参加車は護国神社から百道のヤフードーム前を通って、都市高速へ。
 
 
太宰府I.Cで九州自動車道に乗り、一路大分自動車道の九重I.C(ここのえ)を目指す。
 
 
九州自動車道はETC¥1,000効果により、追い越し車線が一番遅いという状況に
なっていた…
 
 
 
p6131829
途中の山田S.Aにて。
 
手前の赤いクルマはある意味対極をなすトヨタ・プリウス。
 
ちなみに、この時の山田SAにはプリウスが4台(笑)
 
どうなってんだ???
 
 
 
 
 
さて、ナニゲに山田S.Aまで追っかけてきている筆者であるが(笑)
 
 
今回、筆者のお供となるのは勿論…
 
営業用アシグルマ。
 
ピニンファリーナデザイン。
 

 
p6131825
アルファロメオ・スパイダー ツインスパーク2.0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
p6131827
 
を積んだ積載車(爆)
 
 
 
このイベント主催者である、ドン・イデリーノ氏からの要請でサポート部隊として
同行する積載車のドライバーとしてお手伝いさせていただいた。
 
参加車に何かトラブルがあった場合は、この積載車に積み込んで替わりにスパイダーを
代車にしようという段取りである(笑)
 
 
出番が無いことを祈りつつ、積載車のステアリングを握る。
 
今回のお供、マツダ・タイタンに積まれる新長期排出ガス規制適合の4JJ1型ターボディーゼル
エンジンは150psを発揮するのであるが、この最高出力を発生させる回転数が2,800rpm(!)であり、
最大トルク375Nm(38kg/m)に至っては1,600rpmで発生するというのが
 
萌え〜である(←バカ)
 
 
 
 
p6131808
トランスミッションは2ペダルの6段セミオートマティック。
 
※「オートマチック」ではなく「オートマティック」と書いているあたりに雰囲気を
 感じ取っていただきたい(爆)
 
 
セミオートマティックなので、スロットルを踏んでいれば勝手にクラッチを切って
シフトチェンジしてクラッチを繋いでくれる。
 
 
p6131815
 
6速で大分自動車自動車道を巡航するマツダ・タイタン。
 
メーターの赤い針がレーシー(笑)
 
 
 
p6131851
パワーステアリングもバッチリついているので、ハンドルは寝てはいるものの
径が小さく、トラックを転がしているという印象はちょっと薄い。
 
 
 
 
一番最後尾でスタートするものの、一台の参加車にも追い付く事無く九重インターを降りた。
 
 
 
いよいよ山道に入る。
 
 
 
ここで、マツダ・タイタンに搭載されている6段セミオートマが本領を発揮!
 
 
コーナー手前でスロットルを戻すと、クラッチが切れて勝手にシフトアップ。
 
ここまでは普通のオートマ車と変わらないのだが、
 
コーナーに入ってから、スロットルを踏み込むと

クラッチが切れる→シフトダウンする→クラッチを繋ぐ

という動作が凄まじく緩慢で、コーナーを惰性で脱出して2秒くらいしてから
加速が始まる(笑)
 
 
もの凄くイライラする!(爆)
 
 
 
市街地などでは特に気にならなかったものの、山道では到底使えたものではない。
 
 
というわけで、マニュアルモードに切り替えてコーナーの曲率を予測し、
シフトタイミングを考えながら運転することになり、それはそれで楽しかったのだが(笑)
こんなことならフツーの3ペダルのマニュアルでいいよ!
 
と思った土曜日のお昼だった。
まぁ、レンタカーなんで仕方ないのだが・・・これだとAT限定で乗れるし・・・
 
そんなこんなで、セミATと格闘しながらも
途中で休憩中のご一行を追い越して、
 
 
p6131858
待ち伏せして写真撮影などしながら進む。
 
クルマもオーナーさんも良い雰囲気ですね〜
 
 
 
 
予定をちょっと押した状態で、昼食ポイントに到着。
 
 
p6131873
黒川温泉某所にて、いい雰囲気ですなぁ〜
 
 
 
 
昼食後、霧で真っ白なやまなみ&産山方面を走って、久住にある
グライダーの飛行場へ。
 
 
 
 
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格納庫には福岡大学のものを含む3機のグライダーがあった。
 
さすがに皆さん興味津々のようで、色々話を聞いていたようだった。
 
 
 
この飛行場は初日のハイライトで記念撮影が行われるのだが、
 
p6131891
残念ながらお天気がイマイチ… 
 
晴れていると久住山までばっちり見えて絶景らしい。
 
 
 
さて、集合写真の撮影が終わったら、次は
 
個別撮影会(笑)
 
 
やはり注目が集まるのはブガッティ
 
 
 
p6131939
曇り気味なお天気がかえって良い雰囲気を出しており、
思わず白黒に加工してしまった(笑)
 
日本国内で撮ったとは思えない…
 
 
このブガッティはT35Cというモデルで、
1929年製(!)
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
もの凄い価値があるクルマで、美術品扱いされるクルマである。
 
 
当然ながら1,000万とか2,000万くらいの端金では買えない(爆)
 
 
まぁ、美術品に幾らとかいう話をすること自体、意味の無いことだが…
 
 
もちろん、このブガッティだけでなく、他の参加車両についても
自動車関連の博物館に展示できるレベルであることは言うまでもない。
 
 
 
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メルツェデス・ベンツ300SL(1955年)のガルウイングドアと
ベンツ先代SLKのヴァリオルーフ
 
 
 
 
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ブガッティのフロント足回り萌え画像(笑)
 
80年も前のクルマなのにアルミホイールだったり…驚かされっぱなし。
 
 
 
驚かされたと言えば、すべてのクルマがトラブルも無く、
「良いペースで」元気に走っていたということ。
 
 
当時のレーシングカーとかなので当然と言えば当然だが、こういう
ヒストリックカーといえばトコトコゆっくり走っていそうなイメージだが
思い切り覆されてしまった。
 
 
 
撮影を終えた一行は、宿となるレゾネイドクラブ・くじゅうへ。
 
 
p6131952
 
250kmの行程、おつかれさまでした。
 
 
 
p6131956
 
夕食はもちろんパーティーで、オーナー同士の交流を深めつつ
夜は更けて行った。
 
 
翌日は「晴れ」の予報。
 
 
期待しつつ、温泉入って爆睡。
 
 
 

その3へ続く>>

クルマ

走る博物館 〜その1〜

6月 20th, 2009

2009年6月13日(土曜日)午前7時。
 
筆者は、福岡市中央区の
 
p6131770
護国神社に居た。
 
 
鳥居の前にボーっとつっ立っていると、
 
 
「クルマ入りまーす!」
 
 
と、声をかけられたので鳥居の脇によけた…
 
 
 
p6131751
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
なんと不釣り合いな!!(爆)
 
※もちろん、許可済みです。
 
 
 
そう、この日の護国神社は
 
ヒストリックカーイベント
 
 
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GIRO DI CALDERASO(ジーロ・ディ・カルデラッソ)
 
のスタート地点となっていたのである。
 
 
 
p6131752
サーキットのパドックとはまったく違う雰囲気の中、トランポから降ろされるヒストリックカー。
 
 
 
自走組も次々と到着し、護国神社の参道はある意味大変なことに(笑)
 
 
 
p6131768 
ヒストリックカーと神社の参道が不思議とマッチしている。
 
 
 
このイベントの参加資格は
 
 
1957年12月31日以前に製造されたクルマ
 
 
とされている。
 
 
 
ちなみに先日リポートをお伝えした「チェント・ミリア・かみつえ」
参加していた私の友人、ドン・イデリーノ氏が駆っていた
 
p4110297
ルノー・ゴルディーニは1968年式なので、
 
新しすぎて参加できない(爆)

 
 
正直に言って、52年以上前のクルマなんて
 
ちゃんと走るのか?
 
としか思えないのであるが、
 

 
 
その50年以上前のクルマで、福岡市の護国神社をスタートして、
福岡都市高速→九州自動車道を経て、
 
阿蘇・くじゅうをツーリングする
 
らしい。
 
 
 
がはぁっ!(吐血) 
 
 
 
 
 
 
 
関東・関西からの参加者もあって、普段では絶対に見られないような
クルマが集結していただけに、通りがかりの人達も含めて沢山のギャラリーが
詰めかけていた。
 
 
p6131776
エンブレムからかろうじて「MG」かな?とわかる程度で、車種などは
まったくわからないものの(笑)、いかにも自動車というスタイルな
色とりどりなクルマ達は観るだけでも良いものだ。
 
 
 
p6131764
信じられないコンディションのポルシェ356兄弟。
 
 
 
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このメルツェデス・ベンツ300SLはガルウィング・ドアを持っている。
 
筆者がわざわざ「メルセデス」ではなく「メルツェデス」と書いていることで
雰囲気をご理解いただけるだろう(爆)
 
 
 
 
この300SLのオーナーがやってきて、ガルウイングドアを開いた日にゃ…
 

 
 
 
p6131763
 
この人だかり!(爆)
 
 
 
なんかいいですね〜、こういうの。
 
 
 
 
 
さて、そんなこんなで時間となり、開会の挨拶や神主さんによる
お祓いが行われて、一行はいよいよ護国神社をスタートする。
 
護国神社を右にでると、すぐに信号にひっかかるのだが…
 
 
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大変なことになっていた(笑)
 
 
 
 
p6131795
こっ…これは、ブガッティ!!
 
リアルカーグラTVですよ!奥さん!!(笑)
 
 
ってか、それで高速道路走って阿蘇まで行くの?
 
行けるの?
 
 
 
という筆者の心配をよそに、すべての車両が元気にスタートして行った。
 
 
 
 
 
その2に続く>>
 
 
 
 
 

 
 

 
 
 

クルマ

敵 前 逃 亡 〜後編〜

6月 11th, 2009

前編はコチラ>>
中編はコチラ>>
 
 
 
子供にお願いして(笑)そうめんをわけてもらい、持参の弁当を食べながらまったりとした時間が過ぎて行く。
 
 
家族に退屈させず、自分も思い切り自転車に乗れるこのイベント、雰囲気ともに最高である。
 
 
 
 
自転車だらけの雰囲気に影響されたのか、筆者の娘が自転車に乗りたいと言い出した。
 
実は私の娘、6才なのだが父親である私の怠慢もありまだ自転車に乗れないのである。
 
img_1065
ウエダ家の長女専用車・ルイガノにまたがる娘。
 
その辺の大人をサポートに付かせて(笑)フラフラとルイガノで走ろうとする娘を見ながら、これをきっかけにはやく自転車に乗れるようになると良いなぁと思いつつ、さらにまったりとした日曜日を満喫した。
 
 
 
 
昼飯の時間が終わり、午後からはいよいよ1時間の耐久レースだ。
 
 
ウエダと組みチーム部門で出走するのだが、昨年に続き賞品である野菜ゲットのプレッシャーがかかる(笑)
 
 
 
申し込みが遅くてやっぱりスターティンググリッドは後方である。
 
imgp2941
黄/赤のジャージはミヤモッチ氏。
 
「IZUMI」と書いてあるジャージは日本で唯一MTB部がある八代農業高校泉分校のもの(リンク
 
現役高校生か…年齢半分(爆)
 
 
 
バーン!
 
 
 
耐久レーススタートの号砲が鳴った。
 
 
 
耐久レースのコースは中級よりもさらにショートカットのコースなのだが、なんかエライキツい。
 
 
 
中級クラスの20分かそこらのレースでかなり体力を消耗してしまっているようだ(弱)
 
ほとんどが無酸素運動の領域で、そんな練習してないので当然と言えば当然だが…
 
 
 
5周走って、ウエダと交代した。
ウエダも体調が今ひとつらしく、3周回ごとの交代に作戦を替えた。
 
 
img_3520
雨模様で身体が程よく冷やされた昨年と違って、今年は晴天で暑く、走る分には結構厳しいコンディションだ。
 
 
 
先日の天草と違って、走りに手応えが感じられない。
 
 
 
右コーナーをクリアして上りセクションに入る時、失速しないようにペダルを踏み込んだ。
 
 
 
 
 
 
ズルっ!ボテッ!
 
 
 
力強く、転倒した(笑)
 
 
 
 
上りに向けてペダルを踏み込んだところで、フロントタイヤのトラクションが抜けて
しかもコーナー出口で車体が傾いていたので思い切りフロントからスリップダウン。
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
テクニック不足。
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
急いでバイクを起こし、傾斜が緩くなる場所まで走って押して上り、再スタート。
 
 
右肘からちょっと流血しているようだが、気にせず走る。
 
 
ウエダに交代するも、やはり体調があまり良くないようだ。
 
 
img_3629
残り時間10分、疲労困憊のウエダから嫌々ながら周回チェックのチップを受け取る(笑)
 
 
 
ラスト1分。
 
 
周回チェックを終えて、芝生の周回路を力なく加速していると、背後から気配が…
 
 
ミヤモッチ氏だった。
 
 
彼は左手を私の腰に置いてペダルを踏みつけ、私の自転車ともども加速した!
 
エキスパートクラスを走ったあとに1時間耐久をソロで走った人にアシストしてもらってどうする!(爆) 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
私から手を離したミヤモッチ氏はそのままさらに加速して周回コースに消えた…
 
 
 
 
どんだけぇ〜!(死語)
 
 
 
 
耐久レースが終了した。
 
 
 
 
疲れた。
 
 
おそらく野菜ゲットは難しいだろう…
 
すまん、嫁。
 
 
 
すると娘が私を呼んだ。
 
 
 
 
 
今日の練習の成果を見せてくれるらしい(笑)
 
 
気を取り直して、
  
 
 
はいはい!じゃぁ、見せて〜(笑)
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
乗れるようになっとるやん!(爆)
 
 
 
家の近所の公園で2回くらい練習したけどダメダメで、「もう止めていい?ブランコ乗りたい」って
ずっと言ってたのに!!
 
 
 
 
やっぱり雰囲気がかなり強い影響を及ぼしたようだ。
 
 
同級生がガンガン乗っているし、ペダリングが上手な人がその辺に沢山居るので参考になったのだろう(爆)
 
 
 
娘は言った
 
 
「来年はレースに出る!」 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
ということは、俺はまた来年も出なければならないのか?(笑)
 
 
まぁ、子供がやる気を出すのはいいことなので引率でもなんでも良いので来年も来ようと思う。
 
 
 
 
さて、表彰式。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ミヤモッチ氏はエキスパートクラスに加えて耐久でも2位となり、賞品の野菜を二箱ゲットしていた(笑)
 
 
これで奥様の機嫌がかなりよくなるらしい(大爆)
 
 
我々はお手本としなければならないであろう。
 
 
 
 

そんな我々のチームは手応えの無さを反映し、予想通り表彰台(野菜)を逃してしまった…(涙)
 
まぁ、しゃあないね。コレが実力よ。
 
 
 
結局持ち帰るのは参加賞のとうもろこしのみ。
 
 
  
 
しかし、せっかく吉無田まできたので手ぶらで帰るのは寂しい。
 
 
 
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出店も出てるし、何か買って帰るか…
 
 
 
 
 
 
 
財布を持って行った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すみませ〜ん。
 
 
 
 
 
 
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コレ下さい。お持ち帰りで。
 
 
 
 
このアンカーXA3で来年はリベンジじゃぁ!!
 
 
 
 
 
「欲しいっちゃけどね〜」と言っているだけでは多分買わない
 
こういうのは勢いがある時に決断するに限る
 
 
 
人生はネタ!
 
短い人生。
 
ボーっとしている暇はない!
 
 
 
さぁ、あなたも是非!
 
 
 
 

大事なバイクを譲っていただいたMTB黒田塾塾長さん、ありがとうございます。
 
大切に酷使(笑)させていただきます。
 
 
 
 
  
ご協力(敬称略):
くまもと市自転車組合(リンク
ミヤモッチ(リンク
MTB黒田塾(リンク
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