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新春!ウキウキバスツアー2011【4】 〜最後の戦い〜

1月 9th, 2011

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30km地点を過ぎて淡々を距離を稼ぐ。
 
 
前方に海が見えてきた。
 
 
同時に風が強くなって来た。 
 
 
 
ここからは山川港への下りが続く。
 
 
 
自転車と違って下りも休めないどころか、膝に負担をかけやすいので
気をつけて走らなければならないので逆にキツい。
 
 
 
しかも、海から吹き付けて来る風がもの凄く冷たい!
 
 
 
前方に戦場カメラマンを発見するものの、写真も動画も撮れず。
 
 
港に降りてから、私設エイドで鰹の腹皮を焼いたものをいただいた。
 
塩味が効いてて非常に美味い!!
 
ぬるめに調整されたお茶で流し込んで山川港の海沿い道路を走る。
 
 
 
この道路は港を回り込んでから温泉街へ戻る。
 
 
温泉街への登り坂は海を挟んで反対側に見えるのだが、対岸どころか
右後ろをグルっと振り返らないと見えない…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
疲労感が増してきた…ペースも落ちてきているようだ。
 
 
 
そんな時、後ろでデジカメのシャッター音が聞こえた。
 
 
 
海の写真でも撮ってるのかなぁと思っていると、
 
「ネタ発見!」 
 
という言葉を私に残して抜いて行くランナーが…
 
 
 
ダっ…Daijyaman kkっ!!
 
 
 
なぜここに!?
 
 
Daijyaman kk氏は初マラソン大会にして初フルマラソン、練習を始めたのは
昨年11月からで、
 
「ちょっと練習したら膝が痛くなって練習できなくなった」
 
と言っていたのに…
 
 
 
 
フフフ…そうか、忘れていたよ、
 
 
 
Daijyaman kk
 
 
またの名を
 
 
 
コソ練王子!
 
 
 
膝が痛いと言って私を油断させておいて、コッソリと練習を重ねていたんだね…
 
 
 
 
いっいかん!感心している場合ではない!
 
 
 
初フルマラソンのDaijyaman kk氏(以下D-kk)にブっちぎられたとあっては、
どんなお仕置きが待っているかわからない。
 
 
 
ほんの少しだけペースを上げて、D-kk氏を追走する。
 
 
これ以上ペースを上げることはできない、ギリギリだ。
 
 
それにしても、とても初フルマラソンで30km以上走っているとは
思えない軽やかな走りだ。
 
 
いつもは自転車に乗っている姿しか見ないので、ランニングする姿は
ちょっと新鮮というか、違和感がある(笑)
 
 
俺はこのままついて行けるのか?
 
 
山川駅前のエイドで、D-kk氏は給水のため道路左側に寄る。
 
 
私はエイドをスルーしてゆっくりとD-kk氏をパス。
 
 
 
だが、彼はきっと追って来るだろう。
 
 
35km地点を通過する。
 
 
係員の方が言った
 
「3時間29分」
 
残り7.195kmを30分で走るのは無理だ…
 
 
サブフォー(4時間切り)はかなり厳しくなった。
 
 
しかし、ベストは尽くさねばならない。
 
後ろからはD-kk氏がやってくる。
 
 
背中にプレッシャーを感じながら走りつづけ、ついに港沿いの
道が終了するポイント。
 
 
最後の
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
歩いている人多数の中、私は少しずつ刻んで上って行く。
 
 
後ろからのプレッシャーは消えない。
 
 
 
最後の激坂(感覚的に)を上り切ったところにあったエイドで
走りながら麦茶をいただいて飲む。
 
これが最後の給水だ、ゴールまでノンストップで行こう。
 
 
 
 
ローソンの交差点を右折して温泉街へ下り始める。
 
 
この下りがまたキツい…
 
 
 
そんななか私の耳に飛び込んできた言葉
 
 
 
「どうぞー!そら豆スープでーす!」
 
 
何?これがウワサのそら豆スープ!!
 
 
飲まなければ!
 
 
スピードを落して紙コップをいただき、一気に飲み干す。
 
 
 
美味い!!
 
 
 
力が湧いてきた…と言いたいところだが、もう残りのパワーは少ない。
 
 
 
下り切って温泉街に入った。いよいよラスト2km強!
 
 
 
このままゴールまで…
 
 
 
と思っていた私の視界にあるものが飛び込んできた!
 
 
 
nanohana1111
 
ぐはぁっ!(吐血)
 
 
過去2回も目の当たりにしておきながら、写真に収めることができなかった。
あまりに甘美で、ストレートで、アヤしくてしかも明朝体(爆)
 
こんなネタを素通りできるほど、私は人間が出来てはいない。
 
 
思わず立ち止まって写真を撮っていると、D-kk氏が追い付いて来た…
 
 
 
し…しまったぁ…!(←バカ)
 
 
 
ここからはD-kk氏を並走で温泉街を進んだ。
 
膝の具合は?と聞くと、彼は「もうどこが痛いのかすらわからない」と…
 
いやいや、彼はコソ練王子、油断はできない(笑)
 
 
その証拠に、彼は私が走りたいと思うペースより少しだけ早いペースで走る。
 
 
スピードを落したいが、ここまで来てズルズル下がりたくはない。
 
 
 
温泉街は邦楽のバラードを生演奏で歌って下さっている方の隣にある商店からは
マイケルジャクソンの「Beat It」が流れてきて、エディ・ヴァンヘイレンが
ギターソロをブチかまし、走りのリズムがバラバラになりそうになる(爆)
 
 
しばらく進むと、お約束のZARD「負けないで」の生演奏。
 
 
D-kk氏と並走するのに必死で、涙を流す余裕はなかった…
 
 
残り2kmを切って彼はおもむろに携帯電話を取り出し、
 
「もしもし!あと2km!」
 
と奥様に電話していた。
 
 
脚は痛いのかもしれないが、心肺機能などは余裕があるようだ…
 
 
 
これは…ダメかもしれない。
 
 
 
指宿シーサイドホテルが見えてきた。
 
 
 
このまま右折して温泉入りたい(爆)
 
 
 
残り1km。
 
 
 
 
競技場が見えてきた。
 
 
 
競技場の土手の上でD-kk夫人がカメラを構えていた。
 
二人で手を挙げて応える。
 
…が、しかし
 
 
nanohana1115
やっぱり力無い感じで…
 
 
nanohana1116
グダグダ、ヘロヘロで通過…
 
 
nanohana1117
余力の少なさを物語る(爆)
 
 
そしてこの直後。
 
いよいよ競技場に入る手前で私は、D-kk氏に言った。
 
 
 
「競技場のゲートをくぐった所でゴールスプリント勝負だ!」
 
 
D-kk氏は答えた
 
 
「望むところだ!」
 
 
 
並走を保って競技場への敷地に入る。
 
 
 
右回りで競技場に入るので左側の私は大回りだ。
 
 
 
ゲートまで10m、少しでも早くスパートしては卑怯者のレッテルを
貼られてしまう。
 
 
ゲートをくぐったところでスパート開始!
 
 
 
スパート開始したつもりだったが、脚は空回りしているような感覚、
スパート開始したつもりだったが、D-kk氏は真横にいる。 
 
 
とにかくゴールゲートをくぐるんだ!
 
指宿シーサイドホテルまで歩いて行くためにとっていた補助パワーも
すべてつかって全力疾走した。
 
 
多分、100mを18秒くらいかかりそうな全力疾走…
 
 
nanohana1114
全力疾走をしているとは思えない写真(笑)
 
 
過去二回のようにゴールする感慨もへったくれもなかった。
 
 
 
ボランティアの女の子にセンサーをあててもらって、
私の菜の花マラソン2011は終了した。
 
後ろを振り返ると数人後ろにD-kk氏が居た。
 
 
 
結果は
 
記 録 :4時間11分53秒
部門順位:444位/3643人中(30代)
総合順位:1,771位/18,192人中

 
Daijyaman kk氏との差は10秒だった。
 
 
サブフォーは達成できなかったものの、歩き無しで
ようやく本当の意味で「完走」することができた。
 
 

 
nanohana1113
D-kk氏と健闘を讃え合う。
 
※奥様、寒い中暑苦しい野郎二人の写真撮影ありがとうございました(笑)
 
 
 
彼はコソ練王子、今年はきっとラントレにも力を入れて、
来年の菜の花ではきっと私を完膚なきまでに倒しに来るハズだ!
 
あの35km地点手前でD-kk氏が現れたことで、モチベーションが復活したのは
事実で、あれがなければ最後の坂で歩いていたかもしれない、タイムもかなり
落ちていただろう…
 
 
そしてもちろん、
 
きっと彼は来年も出るだろう!(でますよね?・笑)
 
 
 
 
 
 
img_0069
即時発行してもらえる完走証をもらった後、オプションのラミネート加工を
かけてもらっているD-kk夫妻。
 
 
どうせ来年も来るのに(爆)
 
 
 
 
さて、ゴールはしたものの、寒い!
 
 
 
競技場を移動していると、
 
 
見つけたぁ!
 
 
 
 
 
 
 
 
nanohana118
ヒヨコちゃんと記念撮影(爆)
 
 
 
記録は4時間18分くらいだったが、聞けばエイドで飲み食いしたり
していたそうで…
 
 
沿道の子供とかとハイタッチしたりしてましたもんねぇ…サスガです。
 
 
ヒヨコさん、ありがとうございました。
 
 
 
しかし、最後までネタが転がってくるなぁ…(笑)
 
 
 
 
というわけで、宿が鹿児島市内のD-kk夫妻とお別れして
私は指宿シーサイドホテルへ戻った。
海沿いの道は風が冷たくて寒かったが、小走りすらできない…
 
 
ようやく着いて温泉に入ると、冷えきったカラダにビリビリくる。
 
この瞬間がまたなんともいえねぇ〜(笑)
 
 
 
風呂あがりはアイスを食ったり、コーラを飲んだり、さらにポテチを
つまみにビールを飲んだりと、普段では考えられない悪行(?)の
限りを尽くしてくつろいだ。
 

この瞬間がまた…(略
 
 
 
その後、ツアー参加者が全員ゴールしたところで、16時半にホテルを出発。
 
 
市内の大渋滞、指宿スカイラインでも大渋滞を経て九州道へ
 
 
img_0078
往路のドライバーは前年と同じくすーさんだったが、
帰路はイワイスポーツサイクルの岩井社長自らステアリングを握り
久留米まで運転して下さいました。
 
岩井社長は膝の具合がまだ良くなく、今回はDNS。
早く復活してください!
私をマラソンに引き込んだ張本人なんですから(爆)
 
 

というわけで、2011年の菜の花マラソンは無事に終了。
 
参加されたランナーの皆様、お疲れさまでした。
 
そして

大会関係者およびボランティアの皆様。
沿道で応援してくれた地元の皆様。
ありがとうございました。

また来年!

 
 
 
やっぱり出るの?俺?(笑)
 
 
 
おしまい。
 
 
 

その他

2011年よ、こんにちは!

1月 2nd, 2011

新年あけまして、おめでとうございます。
本年も車界学をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
大晦日は紅白歌合戦をフルで観ましたが、
 
やはり司会はアナウンサーがするべし!
 
客席の集計は日本野鳥の会がするべし!
 
というのが感想です。
 
歌で一番印象に残ったのは元祖が歌う「ゲゲゲの鬼太郎」でした。
 
 
これも恒例になっている「ゆく年くる年」を静かに観ながら
カウントダウンされることなくいつの間にか元日の0時を迎えました。
 
 
風呂に入ってCCレモンを飲んで(日課)就寝。
 
 
 
朝、嫁さんの「ちょっとちょっと!」という声で起きてみると…
 
 
 

st330334
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
大牟田市で元日にここまで雪が降ったのは記憶にない…
 
 
 
そそくさと起きだして、家族と新年の挨拶をして雑煮で朝飯を
食っていると…
 
 
 
Daijyaman k.k氏からメールが来た… 
 
 
「無事に到着」
 
 
という内容で添付されていた写真は…
 
 
 
20110101084805

がはぁっ!(吐血)
 
 
続く本文。
 
 
 
「参拝客ゼロ」
 
 
 
ぐはぁっ!(吐血)
 
 
 
こっこれはオイシすぎる…っていうか、先を越された(笑)
 
 
 
そそくさと身支度をして、大晦日にキレイに掃除したMTBで緊急出動!
 
 
したものの、9時半を回っていて大牟田市内の主要道路の雪は溶けつつあった…
 
 
imgp0110
 
しかし、大牟田市内各所では親子連れが雪だるまを作ったり、
雪合戦をしている光景が見られ、微笑ましいムードが漂っていた。
 
2011年はなんか良い年になりそうな気がした。
 
 
大牟田市内を抜けて、いよいよ山へ突入!
 
山といっても舗装路で、人里から離れた場所ではない。
 
 
坂をのぼり始めると…
 
 

 
imgp0111
 
ぬぅおお!いい感じ!
 
 
 
雪はやんでいて、青空が顔を出していた。
 
 
わざわざコンタクトレンズを入れて色の濃いサングラスを
かけてきて大正解。
 
 
思えば尻の異母を取って以来、まともに乗るのは初めてな
ような気が…
 
 
少しずつ標高があがってくる。
 

 
キンと冷えた空気で顔は冷たいものの、冬用で固めたウェアと
上り坂ということもあり体は暖まってきた。
 
 
 
imgp0113
 
人が通った跡すらない雪の上に轍を刻む。
 
 
 
imgp0117
 
わが町大牟田市を見下ろせる場所で記念撮影。
結構積もっていた。
 
 
 
 
ある程度標高が上がると、細かいアップダウンを繰り返しながら
玉名市方面へ走る。
 
 
 
imgp0119
滅多に雪なんか積もらない地域に住んでいるので、こういう雪景色に
いちいち息をのんでしまう…
 
 
 
imgp0121
ほんとにここは九州か?
 
※カラー写真です
 
 
 
片栗粉みたいな新雪を踏みながらMTBを走らせる。
 
太陽の光があたる場所では雪がキラキラ光って、
ニヤニヤしっぱなし(←バカ)
 
正月からMTBの醍醐味の一つを味わいまくりです。
 
 
 
imgp0122
ホントに片栗粉みたい。
 
 
 
 
ニヤニヤしながら走り続けて、目的地に到着。
 
 
 
imgp0123
蓮華院誕生寺奥之院
 
 
Daijyaman k.k氏からもらった画像に比べると、
天候が落ち着いていてちょっと残念(笑)
 
玉名市側からはなんとかクルマで上れるようになったらしく
ぼちぼちマイカーの参拝客が来ていたものの、
元日の午前中という条件を考えると非常にまばらな状態。
 
 
imgp0126
 
雪の積もった奥之院は初めてで、それはそれは美しかった。
 
 
しかし、激寒(笑)
 
 
 
参拝を済ませて、中学受験する姪っ子のために学業お守りを購入して
体が冷えないうちに出発するつもりだった。
 
 
しかし、奥之院に来たらみておかなければならないのが
 
世界一の大梵鐘「飛龍の鐘」
 
imgp0128
 
広角が弱いペンタックスのコンデジではスケール感が感じにくいが
相当でかい。
 
daibonsyoimage
蓮華院誕生寺のサイトより引用。

重さ37.5tらしい(!)
 
 
一人で眺めていると後ろから僧侶の方がやってきて
 
私に一言
 
 
「撞いてみますか?」
 
 
ななななな…なんとおっしゃいました?
 
 
 
「先着6名の方に撞いていただけます」
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
午前11時に鐘を撞くことになっているらしく、ちょうどそのタイミングで
鐘を眺めていた私はそのまま一番手として、この大梵鐘を撞くことに。
 
 
 
しかも、2011年1月1日の第一発目の鐘だと…(!)
 
 
なんと運の良い…
 
 
 
これだけの大きな鐘なので、僧侶一人と一般の参拝客6名で
撞きます。
 
 
bonshou060808
こんなイメージ。
 
 
 
鐘を撞く棒(正式名称失念)に7本の紐がつけられて、
6人の参拝者がそれぞれ持つ。
 
 
読経が終わり、いよいよ鐘を撞く。
 
紐を持って、棒を前後に揺らし始める。
 
 
「一つには、過去の罪障消滅とご先祖さまご供養のために…」
 
という言葉の後に「はいっ!」と合図が入って
 
思い切り紐を引っ張ってから、リリース。
  
 
 
bonshou060808
僧侶の方は後ろを向いて全体重をかけて
投げっぱなしジャーマンスープレックスのような
体制で思い切り鐘を撞いているのがわかる。
 
 
 
ごわぁぁぁぁぁぁん
 
 
非常に重低音ながらも澄んだ、今までに聞いたことのない音だった。
 
 
これは思った以上にド迫力。
 
 
 
ちなみにこの時間の鐘は7打撞くことになっていて、鐘を撞く前に
「〜のために」という宣言が入って、同じ手順で鐘を撞く。
 
 
当然ながら僧侶の方は体全体を使って全力で撞く。
 
 
ごわぁぁぁぁぁぁん
 
 
7人で鐘を撞いているにもかかわらず、周りの空気だけが動いて
鐘はほとんど動かない。さすが37トン(笑)
 
 
 
サイクルジャージで鐘を撞いている姿はちょっと微妙(笑)だったかもしれないが
(残念ながら写真は無し)非常に良い経験をさせてもらった。
 
 
 
7打撞き終わるころには体もすっかり冷えきってガタガタ(笑)
 
しかし、我々と鐘を撞いてくれたこの僧侶の方は、
 
裸足だった…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
お礼を言って奥之院を後にした。
 
 
玉名側はクルマが普通に通れるようだったので、それじゃぁ面白く
ないっていうことで来た道を戻る。
 
 
しかし、太陽が顔を出したことで、かなり雪が溶けていた。
 
 
山を下り終える頃には雪は溶けて道路はべちゃべちゃ、
自転車はドロドロ(爆)
 
 
 
 
走った距離は36km程度だったものの、非常に充実したサイクリング(?)で
2011年は昨年にも増してよい年になりそうだと感じた元日だった。
 
 
というわけで、皆様。
 
改めまして、今年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
今年も「人生はネタ」を追求して参ります。
 
 
私の勧めにも関わらず、まだMTBを手に入れていない方、
大雪が降ったときに備えて、ぜひご購入ください(爆)
 
 
 

自転車

2010年よ、ありがとう!

12月 31st, 2010

またしてもすっかりブログの間が空いてしまいましたが、
皆さんいかがおすごしでしょうか?
 
さて、早いもので2010年も大晦日ですね。
 
2010年を振り返るといろいろなことがありました。
 
 
その中でもやはり一番の出来事はやはり
  
 
セルフディスカバリーアドベンチャー
 
 
でしょう。
最後までネタ満載のすばらしい出来事でした。
 
 
セルフディスカバリーアドベンチャーが終わった後の私は
若干燃え尽き気味で(笑)、ネタの追求を
サボっていたことは既に書きました。
 
 
そして、ネタの神様からの喝!ともとれる
 
 
東京マラソン当選
 
 
2011年年明けからネタの予定が決まってしまいました(笑)
 
 
そんな中、参加したMTB大運動会in吉無田
 
このブログ記事
 
 
読んでいただいた方の中には、違和感を感じられていた方もいらっしゃるかと
存じます。
 
ターザンさんからは「アタックチャぁーンス!が聞かれず、寂しいです」という
コメントすらいただいてしまいました…
 
 
 
 
この大運動会の時…実は…私…
 
 
 
 
それどころではない
 
 
状況だったのです。
 
 
 
 
東京マラソン2011の当選が決まった時、
 
 
 
 
私はある決断をしました。
 
 
 
 
 
5年もの間、持ち越していた事に
 
 
 
 
カタをつける時が来た
 
 
 
 
…と。
 
 
 
MTB大運動会の翌日、
 
 
 
 
私は決着を付けにここへ来たのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
imgp0023
 
 

 
 
ここからはお食事中、およびお食事前の方はご注意下さい。
 
 
 
 
****
 
 
 
「異母か斬れか?」
 
 
と聞かれたら前者でした。
 
 
5年程前にKTM250EXC-Rというオートバイに乗っていた頃から
お尻のANA(以下「●」と表記)の前側がすこしずつ盛り上がって
来たのです。
 
別に全然痛みが無いので放置していました。
 
ロードレーサーに乗るようになっても別に痛まず、日常生活に
差し支えることも無いのでほったらかし。
 
 
しかし、着実に、すこしずつその異母は大きくなっていました。
 
 
痛みはないものの、日常生活でその存在を意識せざるを得ない
状況になっていたのです。
自転車に乗る時、ポジションが悪いと引っ張られて痛いとか
そういう状況になっていたのです。
 
5年間もほったらかしていたのでそろそろどげんかせんといかん
と思っていました。
 
 
 
そこにやってきた東京マラソン当選の通知。
 
 
 
私は遂に決断したのでした。
 
 
 
 
部位が部位だけに、近所にある
「●●外科/胃腸科/肛門科」みたいな
 
「肛門科もやってる」病院ではなく
「肛門科しかやってない」病院をチョイス
 
 
事前に診察してもらっていて、MTBレースの
翌日に切ってもらうことにしていました。
 
 
 
 
そして当日。
 
 
 
座薬で大腸の中を軽くお掃除しておいてから、
お尻を洗って病院へGO!
 
 
病院へ着いてさっそく処置室へ案内されます。
 
 
ズボンとパンツを脱いで診察台にうつ伏せに乗ります。
 
 
女性の看護士さんは手慣れた手つきで処置の準備をしていきます。
 
 
まず、左右のお尻のホッペタにテープを貼って診察台の下に
引っ掛けます、文章じゃ説明しにくいですがお尻を左右に
引っ張って●へのアクセスを良くするというわけです。
 
 
次に看護士さんは私の●を軽く拭いてから、恐怖の言葉を口にしました。
 
 
 
「毛を剃りますね〜」
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
石けん水みたいなのを塗られて●の周囲の毛を剃られました。
 
 
救いはうつ伏せなので看護士さんと目も合わないし顔も見えないこと
でしょうか…
 
 
 
そんな感じで「新たなプレイ」に目覚めないか心配しつつ、終了。
 
 
 
準備が終わったので、ドクターが呼ばれて処置室に入って来ます。
 
 
このドクターは特に愛想もなく、淡々と職務をまっとうする
まるでゴルゴ13を思わせる仕事ぶり。
 
部位が部位だけに安心感を感じることができます(笑)
 
 
 
ドクターはまず、異母の状況を確認。
 
 
「麻酔しますねー、ちょっとチクっとしますよ」
 
 
「動かないで下さいね、動くと危ないですよ」
 
 
 
という言葉とともに麻酔の注射針を●の前側にある異母の
根本にブっ刺した
  
 
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)

 
 
 
heart
 
 
 
 
 
 
 
動くと危ないと言われていたので、必死に耐えます。
 
 
 
 
 
注射の針が抜かれて、麻酔が効くまで時間がおかれることに…
 
 
 
その間、看護士さんは●の周辺をモミモミ… 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
異母をピンセットで思い切りつまんでも感覚がないことを確認してから
ドクター再入場。
 
 
 
ここからが本番です。
 
 
 
伝家の宝刀、レーザーメス登場ーーーーーーーっ!
 
 
 
 
 
 
 
ジリジリジリジリ…
 
 
 
 
 
スルメの焼けるような焦げ臭い匂いがしてきます。
 
 
数分後、5年間つきあってきた異母は私の身体から分離されました。
 
 
ドクターは切り取ったモノを私に見せてくれましたが…
 
 
 
 
でかっ!
 
 
 
大人の手の中指第一関節くらいの大きさです。
 
 
こんなもんぶら下げて生活していたのかぁ〜と感心(?)しました。
 
 
 
 
ドクターが退場し、看護士さんが手早くガーゼをあてて
絆創膏で固定し、処置は終了しました。
 
 
 
 
縫合はされなかったので、●の前には異母があった部分に
ぽっかりと穴が開いています。
 
 
この日から、私の消毒の日々が始まりました。 
 
 
 
朝起きてから出勤前に「大」をした後は風呂場に行って
お尻をあらい、鏡で場所を確認しながら消毒液の着いた
脱脂綿をピンセットでつまんで傷口を消毒しなければ
なりません。
 
夜、お風呂に入る前にも消毒です。
 
 
ちなみにお昼に「大」をした場合もかならず消毒しなければ
なりません。
 
 
 
1週間〜10日くらいはかかるかと思っていましたが、
結局丸々1ヶ月間消毒の日々が続き、その間は
運動どころではありませんでした。
 
 
一ヶ月間、毎日鏡で自分の●を見続けたのも人生初でした。
 
 

ようやく走れるようになったのは11月の下旬…
 
 
 
想定よりも長くかかってしまい、練習開始が大幅に遅れてしまった
ものの、すっかり傷口が塞がった今では風呂に入るたびに
「あ、無い」と思っています。
 
 
 
あんなデカイものをお尻に挟んでいましたので、無くなった今は
爽快感というか開放感のようなものを感じる日々です。
 
 
 
と、いうわけで、2010年は5年間ものあいだ持ち越していた
問題を解決してスッキリと終了です。
 
 
 
私と同じような部位のお悩みをもっている方や、他のことでも
何か悩みがある方を勇気づけることができればと思い、
恥を忍んで(笑)書きました。
 
 
しかし、肛門科も3回くらい行けばお尻の穴を出すのも平気に
なってきますから大丈夫(笑)
 
 
なにより話のネタになります!
 
 
 
というわけで、完璧な締めで2010年は終了です!
 
 
 
皆様、ご愛読ありがとうございました。
 
 

 
 
 
 
 
人生はネタ!
  
 
 
2011年も追求して参ります!!
 
 
 
 
では皆様、良いお年を!!!!
 
 
 
 
 

脱線ネタ