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新春!ウキウキバスツアー2011【3】 〜見えない力〜

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広域農道が終了し、10km地点を過ぎる頃には人家も増えて来て
沿道の応援も多くなって来る。
 
知人が出ているのだろう、名前を書いたボードを掲げる人も居るが、
総じてランナーすべてに声援を送ってくれている。
 
 
小学生の集団が
 
 
「がんばれぇ〜」
 
 
と言っていたので、私は彼らに向って感謝の言葉を贈った
 
 
 
 
「あぁ〜、声が小さいなぁ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、5倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!
 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 
 
 
私の後ろ30mくらいに居たランナーは小学生達から
大きな声援を受けられたハズだ(笑)
 
 
 
さて、坂を上り切ると、いよいよ眺めも良くなってくる。
 
 
 

池田湖と秀峰・薩摩富士と呼ばれる開聞岳を望む。
 
 
ちょっと曇りなのが残念だったものの、菜の花も咲いていた。
 
 
しかしながら…寒い…
 
 
 
 
池田湖の湖畔を走り、暫くするとやって参りました
 
 
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
これはかなりの勾配…写真か動画を…と思ったが
停まりたくない(笑)
 
 
 
這うようにクリアして平地へ降りて行く…
 
 
昨年、右膝に変調をきたしたポイントをすぎてもまだまだ
身体に問題は無い、順調だ。
 
 
 
 
昨年ストレッチのために停まった15km地点過ぎのエイドでは
バナナだけ頂いて通過。
  
 
 
 
いつものポイントで太鼓を叩いて応援してくれる子供たち…
 
ありがとう。
 
 
 
タイミングが悪いと信号で停められる交差点も無事に通過でき、
18km地点の大きいエイドにさしかかる。
 
 
ここでは豚汁などをふるまってくれたり、選手収容車(笑)が
あったりするのだが、今回は通過。
 
 
一定のペースを刻んで進んで行く。
 
 
20km地点を通過。
 
 
タイムは1時間55分くらいか?
 
ちょっとペースは上がっているかな?
 
しかし、このままでは4時間は切れない
 
40kmにプラスされる2.195kmが余計なのだ(爆)
 
 
 
そしてやってきた中間地点
 
 
 

 
 
 
ここまでくるとランナー達にもちょっと疲労の色が
見え始めてくるが、同時に声援も多くなって来る
ポイントで、それに押されるように走り続ける。
 
 
 
また前方に小学生の5人組が見えた。
 
延々と続くランナーの行列に若干飽き気味な感じだった(笑)ので
彼らの前で力無く言った
 
 
「あぁ〜、声援が足りないぃ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、6倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!外さないぜ!!

 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 

 
こういう沿道の方々とのコミュニケーションも面白い。
 
 
ちなみにこの技は、オバちゃんの集団にも使える(爆)
 
 
 
 
さて、菜の花マラソンもいよいよ本格的に後半戦が始まった。
 
 
25km地点を過ぎると住宅地の中を通り、声援も多くなるのだが
困ったことにここは上り坂(笑)
 
 
 
なんとか上り切って交差点を右に曲がると今度は下り坂。
 
 
せっかく登ったのに…
 
 
 
この下りはかなり憂鬱だ。
 
 
なぜなら、この後に長い上りが待ち受けているのだ。
 
 
 
そんな絶望の淵に立たされ、走るのを止めてちょっと歩いて休もう
思っているランナー達に力を与えてくれる女神さまが居る。 
 
 

 
 
このポイントで歩く人は非常に少ない(笑)
 
 
女性ランナーが走っているのに男性が歩いているのを見たりした日にゃ
 
 
女に負けるな!!走らんかぁ!!
 
 
とさらに酷い罵声を浴びせられるらしい(爆)
 
 
※ちなみに女性ランナーにはとても優しいらしいです
 
 
 
このテンションで数時間ランナーを激励し続けるのは、
並大抵のことではないだろう。
 
 
そのハイタッチは確実に見えない力をもらうことができる。
 
 
 
 
 
 
…と、カッコ付けて思ったものの、この上り坂はやっぱりキツい(笑)
 
 
 
 
走っているのか歩いているのかわからないペースで上り切った。
 
 
おばちゃん、ありがとう。
 
 
 
ここから先は菜の花が沢山咲いているポイントなどいろいろあるのだが、
もう立ち止まって動画を撮る余裕はなくなってしまった。
 
 
脚には疲労感が増して来たものの、まだまだ走ることができる。 
 
 
しかし、スタート直後より1kmの距離が1.5倍くらい長い。
 
 
 
 
30km地点が見えてきた。
 
 
 
過去2回、トイレ休憩し、ストレッチし、回収バスに乗ることを
思いながら歩いて進み出した30kmのエイド地点。
 
 
 
過去2回のことを思いながら、通過した。
 
 
まだ搭載していた燃料(ボトルの水)は残っている。
 
 
まだ、いける。
 
 
 
あと12.195km。
 
 
 
最後の戦いが始まった。
 
 
 
 
続く>>

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