新春!ウキウキバスツアー2011【3】 〜見えない力〜

1月 9th, 2011

<<その1はコチラ
<<その2はコチラ
 
広域農道が終了し、10km地点を過ぎる頃には人家も増えて来て
沿道の応援も多くなって来る。
 
知人が出ているのだろう、名前を書いたボードを掲げる人も居るが、
総じてランナーすべてに声援を送ってくれている。
 
 
小学生の集団が
 
 
「がんばれぇ〜」
 
 
と言っていたので、私は彼らに向って感謝の言葉を贈った
 
 
 
 
「あぁ〜、声が小さいなぁ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、5倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!
 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 
 
 
私の後ろ30mくらいに居たランナーは小学生達から
大きな声援を受けられたハズだ(笑)
 
 
 
さて、坂を上り切ると、いよいよ眺めも良くなってくる。
 
 
 

池田湖と秀峰・薩摩富士と呼ばれる開聞岳を望む。
 
 
ちょっと曇りなのが残念だったものの、菜の花も咲いていた。
 
 
しかしながら…寒い…
 
 
 
 
池田湖の湖畔を走り、暫くするとやって参りました
 
 
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
これはかなりの勾配…写真か動画を…と思ったが
停まりたくない(笑)
 
 
 
這うようにクリアして平地へ降りて行く…
 
 
昨年、右膝に変調をきたしたポイントをすぎてもまだまだ
身体に問題は無い、順調だ。
 
 
 
 
昨年ストレッチのために停まった15km地点過ぎのエイドでは
バナナだけ頂いて通過。
  
 
 
 
いつものポイントで太鼓を叩いて応援してくれる子供たち…
 
ありがとう。
 
 
 
タイミングが悪いと信号で停められる交差点も無事に通過でき、
18km地点の大きいエイドにさしかかる。
 
 
ここでは豚汁などをふるまってくれたり、選手収容車(笑)が
あったりするのだが、今回は通過。
 
 
一定のペースを刻んで進んで行く。
 
 
20km地点を通過。
 
 
タイムは1時間55分くらいか?
 
ちょっとペースは上がっているかな?
 
しかし、このままでは4時間は切れない
 
40kmにプラスされる2.195kmが余計なのだ(爆)
 
 
 
そしてやってきた中間地点
 
 
 

 
 
 
ここまでくるとランナー達にもちょっと疲労の色が
見え始めてくるが、同時に声援も多くなって来る
ポイントで、それに押されるように走り続ける。
 
 
 
また前方に小学生の5人組が見えた。
 
延々と続くランナーの行列に若干飽き気味な感じだった(笑)ので
彼らの前で力無く言った
 
 
「あぁ〜、声援が足りないぃ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、6倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!外さないぜ!!

 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 

 
こういう沿道の方々とのコミュニケーションも面白い。
 
 
ちなみにこの技は、オバちゃんの集団にも使える(爆)
 
 
 
 
さて、菜の花マラソンもいよいよ本格的に後半戦が始まった。
 
 
25km地点を過ぎると住宅地の中を通り、声援も多くなるのだが
困ったことにここは上り坂(笑)
 
 
 
なんとか上り切って交差点を右に曲がると今度は下り坂。
 
 
せっかく登ったのに…
 
 
 
この下りはかなり憂鬱だ。
 
 
なぜなら、この後に長い上りが待ち受けているのだ。
 
 
 
そんな絶望の淵に立たされ、走るのを止めてちょっと歩いて休もう
思っているランナー達に力を与えてくれる女神さまが居る。 
 
 

 
 
このポイントで歩く人は非常に少ない(笑)
 
 
女性ランナーが走っているのに男性が歩いているのを見たりした日にゃ
 
 
女に負けるな!!走らんかぁ!!
 
 
とさらに酷い罵声を浴びせられるらしい(爆)
 
 
※ちなみに女性ランナーにはとても優しいらしいです
 
 
 
このテンションで数時間ランナーを激励し続けるのは、
並大抵のことではないだろう。
 
 
そのハイタッチは確実に見えない力をもらうことができる。
 
 
 
 
 
 
…と、カッコ付けて思ったものの、この上り坂はやっぱりキツい(笑)
 
 
 
 
走っているのか歩いているのかわからないペースで上り切った。
 
 
おばちゃん、ありがとう。
 
 
 
ここから先は菜の花が沢山咲いているポイントなどいろいろあるのだが、
もう立ち止まって動画を撮る余裕はなくなってしまった。
 
 
脚には疲労感が増して来たものの、まだまだ走ることができる。 
 
 
しかし、スタート直後より1kmの距離が1.5倍くらい長い。
 
 
 
 
30km地点が見えてきた。
 
 
 
過去2回、トイレ休憩し、ストレッチし、回収バスに乗ることを
思いながら歩いて進み出した30kmのエイド地点。
 
 
 
過去2回のことを思いながら、通過した。
 
 
まだ搭載していた燃料(ボトルの水)は残っている。
 
 
まだ、いける。
 
 
 
あと12.195km。
 
 
 
最後の戦いが始まった。
 
 
 
 
続く>>

その他

新春!ウキウキバスツアー2011【4】 〜最後の戦い〜

1月 9th, 2011

<<その1はコチラ
<<その2はコチラ
<<その3はコチラ

30km地点を過ぎて淡々を距離を稼ぐ。
 
 
前方に海が見えてきた。
 
 
同時に風が強くなって来た。 
 
 
 
ここからは山川港への下りが続く。
 
 
 
自転車と違って下りも休めないどころか、膝に負担をかけやすいので
気をつけて走らなければならないので逆にキツい。
 
 
 
しかも、海から吹き付けて来る風がもの凄く冷たい!
 
 
 
前方に戦場カメラマンを発見するものの、写真も動画も撮れず。
 
 
港に降りてから、私設エイドで鰹の腹皮を焼いたものをいただいた。
 
塩味が効いてて非常に美味い!!
 
ぬるめに調整されたお茶で流し込んで山川港の海沿い道路を走る。
 
 
 
この道路は港を回り込んでから温泉街へ戻る。
 
 
温泉街への登り坂は海を挟んで反対側に見えるのだが、対岸どころか
右後ろをグルっと振り返らないと見えない…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
疲労感が増してきた…ペースも落ちてきているようだ。
 
 
 
そんな時、後ろでデジカメのシャッター音が聞こえた。
 
 
 
海の写真でも撮ってるのかなぁと思っていると、
 
「ネタ発見!」 
 
という言葉を私に残して抜いて行くランナーが…
 
 
 
ダっ…Daijyaman kkっ!!
 
 
 
なぜここに!?
 
 
Daijyaman kk氏は初マラソン大会にして初フルマラソン、練習を始めたのは
昨年11月からで、
 
「ちょっと練習したら膝が痛くなって練習できなくなった」
 
と言っていたのに…
 
 
 
 
フフフ…そうか、忘れていたよ、
 
 
 
Daijyaman kk
 
 
またの名を
 
 
 
コソ練王子!
 
 
 
膝が痛いと言って私を油断させておいて、コッソリと練習を重ねていたんだね…
 
 
 
 
いっいかん!感心している場合ではない!
 
 
 
初フルマラソンのDaijyaman kk氏(以下D-kk)にブっちぎられたとあっては、
どんなお仕置きが待っているかわからない。
 
 
 
ほんの少しだけペースを上げて、D-kk氏を追走する。
 
 
これ以上ペースを上げることはできない、ギリギリだ。
 
 
それにしても、とても初フルマラソンで30km以上走っているとは
思えない軽やかな走りだ。
 
 
いつもは自転車に乗っている姿しか見ないので、ランニングする姿は
ちょっと新鮮というか、違和感がある(笑)
 
 
俺はこのままついて行けるのか?
 
 
山川駅前のエイドで、D-kk氏は給水のため道路左側に寄る。
 
 
私はエイドをスルーしてゆっくりとD-kk氏をパス。
 
 
 
だが、彼はきっと追って来るだろう。
 
 
35km地点を通過する。
 
 
係員の方が言った
 
「3時間29分」
 
残り7.195kmを30分で走るのは無理だ…
 
 
サブフォー(4時間切り)はかなり厳しくなった。
 
 
しかし、ベストは尽くさねばならない。
 
後ろからはD-kk氏がやってくる。
 
 
背中にプレッシャーを感じながら走りつづけ、ついに港沿いの
道が終了するポイント。
 
 
最後の
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
歩いている人多数の中、私は少しずつ刻んで上って行く。
 
 
後ろからのプレッシャーは消えない。
 
 
 
最後の激坂(感覚的に)を上り切ったところにあったエイドで
走りながら麦茶をいただいて飲む。
 
これが最後の給水だ、ゴールまでノンストップで行こう。
 
 
 
 
ローソンの交差点を右折して温泉街へ下り始める。
 
 
この下りがまたキツい…
 
 
 
そんななか私の耳に飛び込んできた言葉
 
 
 
「どうぞー!そら豆スープでーす!」
 
 
何?これがウワサのそら豆スープ!!
 
 
飲まなければ!
 
 
スピードを落して紙コップをいただき、一気に飲み干す。
 
 
 
美味い!!
 
 
 
力が湧いてきた…と言いたいところだが、もう残りのパワーは少ない。
 
 
 
下り切って温泉街に入った。いよいよラスト2km強!
 
 
 
このままゴールまで…
 
 
 
と思っていた私の視界にあるものが飛び込んできた!
 
 
 
nanohana1111
 
ぐはぁっ!(吐血)
 
 
過去2回も目の当たりにしておきながら、写真に収めることができなかった。
あまりに甘美で、ストレートで、アヤしくてしかも明朝体(爆)
 
こんなネタを素通りできるほど、私は人間が出来てはいない。
 
 
思わず立ち止まって写真を撮っていると、D-kk氏が追い付いて来た…
 
 
 
し…しまったぁ…!(←バカ)
 
 
 
ここからはD-kk氏を並走で温泉街を進んだ。
 
膝の具合は?と聞くと、彼は「もうどこが痛いのかすらわからない」と…
 
いやいや、彼はコソ練王子、油断はできない(笑)
 
 
その証拠に、彼は私が走りたいと思うペースより少しだけ早いペースで走る。
 
 
スピードを落したいが、ここまで来てズルズル下がりたくはない。
 
 
 
温泉街は邦楽のバラードを生演奏で歌って下さっている方の隣にある商店からは
マイケルジャクソンの「Beat It」が流れてきて、エディ・ヴァンヘイレンが
ギターソロをブチかまし、走りのリズムがバラバラになりそうになる(爆)
 
 
しばらく進むと、お約束のZARD「負けないで」の生演奏。
 
 
D-kk氏と並走するのに必死で、涙を流す余裕はなかった…
 
 
残り2kmを切って彼はおもむろに携帯電話を取り出し、
 
「もしもし!あと2km!」
 
と奥様に電話していた。
 
 
脚は痛いのかもしれないが、心肺機能などは余裕があるようだ…
 
 
 
これは…ダメかもしれない。
 
 
 
指宿シーサイドホテルが見えてきた。
 
 
 
このまま右折して温泉入りたい(爆)
 
 
 
残り1km。
 
 
 
 
競技場が見えてきた。
 
 
 
競技場の土手の上でD-kk夫人がカメラを構えていた。
 
二人で手を挙げて応える。
 
…が、しかし
 
 
nanohana1115
やっぱり力無い感じで…
 
 
nanohana1116
グダグダ、ヘロヘロで通過…
 
 
nanohana1117
余力の少なさを物語る(爆)
 
 
そしてこの直後。
 
いよいよ競技場に入る手前で私は、D-kk氏に言った。
 
 
 
「競技場のゲートをくぐった所でゴールスプリント勝負だ!」
 
 
D-kk氏は答えた
 
 
「望むところだ!」
 
 
 
並走を保って競技場への敷地に入る。
 
 
 
右回りで競技場に入るので左側の私は大回りだ。
 
 
 
ゲートまで10m、少しでも早くスパートしては卑怯者のレッテルを
貼られてしまう。
 
 
ゲートをくぐったところでスパート開始!
 
 
 
スパート開始したつもりだったが、脚は空回りしているような感覚、
スパート開始したつもりだったが、D-kk氏は真横にいる。 
 
 
とにかくゴールゲートをくぐるんだ!
 
指宿シーサイドホテルまで歩いて行くためにとっていた補助パワーも
すべてつかって全力疾走した。
 
 
多分、100mを18秒くらいかかりそうな全力疾走…
 
 
nanohana1114
全力疾走をしているとは思えない写真(笑)
 
 
過去二回のようにゴールする感慨もへったくれもなかった。
 
 
 
ボランティアの女の子にセンサーをあててもらって、
私の菜の花マラソン2011は終了した。
 
後ろを振り返ると数人後ろにD-kk氏が居た。
 
 
 
結果は
 
記 録 :4時間11分53秒
部門順位:444位/3643人中(30代)
総合順位:1,771位/18,192人中

 
Daijyaman kk氏との差は10秒だった。
 
 
サブフォーは達成できなかったものの、歩き無しで
ようやく本当の意味で「完走」することができた。
 
 

 
nanohana1113
D-kk氏と健闘を讃え合う。
 
※奥様、寒い中暑苦しい野郎二人の写真撮影ありがとうございました(笑)
 
 
 
彼はコソ練王子、今年はきっとラントレにも力を入れて、
来年の菜の花ではきっと私を完膚なきまでに倒しに来るハズだ!
 
あの35km地点手前でD-kk氏が現れたことで、モチベーションが復活したのは
事実で、あれがなければ最後の坂で歩いていたかもしれない、タイムもかなり
落ちていただろう…
 
 
そしてもちろん、
 
きっと彼は来年も出るだろう!(でますよね?・笑)
 
 
 
 
 
 
img_0069
即時発行してもらえる完走証をもらった後、オプションのラミネート加工を
かけてもらっているD-kk夫妻。
 
 
どうせ来年も来るのに(爆)
 
 
 
 
さて、ゴールはしたものの、寒い!
 
 
 
競技場を移動していると、
 
 
見つけたぁ!
 
 
 
 
 
 
 
 
nanohana118
ヒヨコちゃんと記念撮影(爆)
 
 
 
記録は4時間18分くらいだったが、聞けばエイドで飲み食いしたり
していたそうで…
 
 
沿道の子供とかとハイタッチしたりしてましたもんねぇ…サスガです。
 
 
ヒヨコさん、ありがとうございました。
 
 
 
しかし、最後までネタが転がってくるなぁ…(笑)
 
 
 
 
というわけで、宿が鹿児島市内のD-kk夫妻とお別れして
私は指宿シーサイドホテルへ戻った。
海沿いの道は風が冷たくて寒かったが、小走りすらできない…
 
 
ようやく着いて温泉に入ると、冷えきったカラダにビリビリくる。
 
この瞬間がまたなんともいえねぇ〜(笑)
 
 
 
風呂あがりはアイスを食ったり、コーラを飲んだり、さらにポテチを
つまみにビールを飲んだりと、普段では考えられない悪行(?)の
限りを尽くしてくつろいだ。
 

この瞬間がまた…(略
 
 
 
その後、ツアー参加者が全員ゴールしたところで、16時半にホテルを出発。
 
 
市内の大渋滞、指宿スカイラインでも大渋滞を経て九州道へ
 
 
img_0078
往路のドライバーは前年と同じくすーさんだったが、
帰路はイワイスポーツサイクルの岩井社長自らステアリングを握り
久留米まで運転して下さいました。
 
岩井社長は膝の具合がまだ良くなく、今回はDNS。
早く復活してください!
私をマラソンに引き込んだ張本人なんですから(爆)
 
 

というわけで、2011年の菜の花マラソンは無事に終了。
 
参加されたランナーの皆様、お疲れさまでした。
 
そして

大会関係者およびボランティアの皆様。
沿道で応援してくれた地元の皆様。
ありがとうございました。

また来年!

 
 
 
やっぱり出るの?俺?(笑)
 
 
 
おしまい。
 
 
 

その他

2011年よ、こんにちは!

1月 2nd, 2011

新年あけまして、おめでとうございます。
本年も車界学をどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
大晦日は紅白歌合戦をフルで観ましたが、
 
やはり司会はアナウンサーがするべし!
 
客席の集計は日本野鳥の会がするべし!
 
というのが感想です。
 
歌で一番印象に残ったのは元祖が歌う「ゲゲゲの鬼太郎」でした。
 
 
これも恒例になっている「ゆく年くる年」を静かに観ながら
カウントダウンされることなくいつの間にか元日の0時を迎えました。
 
 
風呂に入ってCCレモンを飲んで(日課)就寝。
 
 
 
朝、嫁さんの「ちょっとちょっと!」という声で起きてみると…
 
 
 

st330334
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
大牟田市で元日にここまで雪が降ったのは記憶にない…
 
 
 
そそくさと起きだして、家族と新年の挨拶をして雑煮で朝飯を
食っていると…
 
 
 
Daijyaman k.k氏からメールが来た… 
 
 
「無事に到着」
 
 
という内容で添付されていた写真は…
 
 
 
20110101084805

がはぁっ!(吐血)
 
 
続く本文。
 
 
 
「参拝客ゼロ」
 
 
 
ぐはぁっ!(吐血)
 
 
 
こっこれはオイシすぎる…っていうか、先を越された(笑)
 
 
 
そそくさと身支度をして、大晦日にキレイに掃除したMTBで緊急出動!
 
 
したものの、9時半を回っていて大牟田市内の主要道路の雪は溶けつつあった…
 
 
imgp0110
 
しかし、大牟田市内各所では親子連れが雪だるまを作ったり、
雪合戦をしている光景が見られ、微笑ましいムードが漂っていた。
 
2011年はなんか良い年になりそうな気がした。
 
 
大牟田市内を抜けて、いよいよ山へ突入!
 
山といっても舗装路で、人里から離れた場所ではない。
 
 
坂をのぼり始めると…
 
 

 
imgp0111
 
ぬぅおお!いい感じ!
 
 
 
雪はやんでいて、青空が顔を出していた。
 
 
わざわざコンタクトレンズを入れて色の濃いサングラスを
かけてきて大正解。
 
 
思えば尻の異母を取って以来、まともに乗るのは初めてな
ような気が…
 
 
少しずつ標高があがってくる。
 

 
キンと冷えた空気で顔は冷たいものの、冬用で固めたウェアと
上り坂ということもあり体は暖まってきた。
 
 
 
imgp0113
 
人が通った跡すらない雪の上に轍を刻む。
 
 
 
imgp0117
 
わが町大牟田市を見下ろせる場所で記念撮影。
結構積もっていた。
 
 
 
 
ある程度標高が上がると、細かいアップダウンを繰り返しながら
玉名市方面へ走る。
 
 
 
imgp0119
滅多に雪なんか積もらない地域に住んでいるので、こういう雪景色に
いちいち息をのんでしまう…
 
 
 
imgp0121
ほんとにここは九州か?
 
※カラー写真です
 
 
 
片栗粉みたいな新雪を踏みながらMTBを走らせる。
 
太陽の光があたる場所では雪がキラキラ光って、
ニヤニヤしっぱなし(←バカ)
 
正月からMTBの醍醐味の一つを味わいまくりです。
 
 
 
imgp0122
ホントに片栗粉みたい。
 
 
 
 
ニヤニヤしながら走り続けて、目的地に到着。
 
 
 
imgp0123
蓮華院誕生寺奥之院
 
 
Daijyaman k.k氏からもらった画像に比べると、
天候が落ち着いていてちょっと残念(笑)
 
玉名市側からはなんとかクルマで上れるようになったらしく
ぼちぼちマイカーの参拝客が来ていたものの、
元日の午前中という条件を考えると非常にまばらな状態。
 
 
imgp0126
 
雪の積もった奥之院は初めてで、それはそれは美しかった。
 
 
しかし、激寒(笑)
 
 
 
参拝を済ませて、中学受験する姪っ子のために学業お守りを購入して
体が冷えないうちに出発するつもりだった。
 
 
しかし、奥之院に来たらみておかなければならないのが
 
世界一の大梵鐘「飛龍の鐘」
 
imgp0128
 
広角が弱いペンタックスのコンデジではスケール感が感じにくいが
相当でかい。
 
daibonsyoimage
蓮華院誕生寺のサイトより引用。

重さ37.5tらしい(!)
 
 
一人で眺めていると後ろから僧侶の方がやってきて
 
私に一言
 
 
「撞いてみますか?」
 
 
ななななな…なんとおっしゃいました?
 
 
 
「先着6名の方に撞いていただけます」
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
午前11時に鐘を撞くことになっているらしく、ちょうどそのタイミングで
鐘を眺めていた私はそのまま一番手として、この大梵鐘を撞くことに。
 
 
 
しかも、2011年1月1日の第一発目の鐘だと…(!)
 
 
なんと運の良い…
 
 
 
これだけの大きな鐘なので、僧侶一人と一般の参拝客6名で
撞きます。
 
 
bonshou060808
こんなイメージ。
 
 
 
鐘を撞く棒(正式名称失念)に7本の紐がつけられて、
6人の参拝者がそれぞれ持つ。
 
 
読経が終わり、いよいよ鐘を撞く。
 
紐を持って、棒を前後に揺らし始める。
 
 
「一つには、過去の罪障消滅とご先祖さまご供養のために…」
 
という言葉の後に「はいっ!」と合図が入って
 
思い切り紐を引っ張ってから、リリース。
  
 
 
bonshou060808
僧侶の方は後ろを向いて全体重をかけて
投げっぱなしジャーマンスープレックスのような
体制で思い切り鐘を撞いているのがわかる。
 
 
 
ごわぁぁぁぁぁぁん
 
 
非常に重低音ながらも澄んだ、今までに聞いたことのない音だった。
 
 
これは思った以上にド迫力。
 
 
 
ちなみにこの時間の鐘は7打撞くことになっていて、鐘を撞く前に
「〜のために」という宣言が入って、同じ手順で鐘を撞く。
 
 
当然ながら僧侶の方は体全体を使って全力で撞く。
 
 
ごわぁぁぁぁぁぁん
 
 
7人で鐘を撞いているにもかかわらず、周りの空気だけが動いて
鐘はほとんど動かない。さすが37トン(笑)
 
 
 
サイクルジャージで鐘を撞いている姿はちょっと微妙(笑)だったかもしれないが
(残念ながら写真は無し)非常に良い経験をさせてもらった。
 
 
 
7打撞き終わるころには体もすっかり冷えきってガタガタ(笑)
 
しかし、我々と鐘を撞いてくれたこの僧侶の方は、
 
裸足だった…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
お礼を言って奥之院を後にした。
 
 
玉名側はクルマが普通に通れるようだったので、それじゃぁ面白く
ないっていうことで来た道を戻る。
 
 
しかし、太陽が顔を出したことで、かなり雪が溶けていた。
 
 
山を下り終える頃には雪は溶けて道路はべちゃべちゃ、
自転車はドロドロ(爆)
 
 
 
 
走った距離は36km程度だったものの、非常に充実したサイクリング(?)で
2011年は昨年にも増してよい年になりそうだと感じた元日だった。
 
 
というわけで、皆様。
 
改めまして、今年もよろしくお願い申し上げます。
 
 
今年も「人生はネタ」を追求して参ります。
 
 
私の勧めにも関わらず、まだMTBを手に入れていない方、
大雪が降ったときに備えて、ぜひご購入ください(爆)
 
 
 

自転車