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マニュアル車推進委員会推薦

8月 10th, 2007

 
突然ですが、私・筆者は
 
「マニュアル車推進委員会」
 
の理事を務めております。
(現在会員数1名・会員募集中)
 
 
 
 
世界に誇る自動車産業大国である
わが国において、
 
マニュアル車が新車として登録される台数は5%
と言われています。
  
 
 

実に嘆かわしい!

 
 
というわけで、今回のお題は・・・・
 
 
 
 
0708101.JPG
マニュアル車
 
 
 
 
 
しかも
 
 
 
 
 
 

左ハンドル!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
シートアレンジや電動ドア、多機能ナビなど
走りに直接関係しない部分のアピールに終始した
CMを展開する最近の自動車は「動くリビング化」し、
 
 
ステアリングを握る人 = 運転手
(↑ニュアンスね、ニュアンス)
 
 
という扱いとなっています。
 
 
 
そんな風潮に真っ向から挑戦状を叩き付ける
 
 
 
 
「運転することの楽しさこそ最大の特徴というクルマ」
 
 
 
 
 
それが
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708102.JPG
 
PORSCHE CAYMAN(ポルシェ・ケイマン)
 
2.7リッターエンジンを積む一番ベーシックな
バージョン。
 
 
 
 
 
 
 
 
0708103.JPG
 
ドアの後ろのエアダクトがミドシップ(後ろにエンジンがある)
であることを物語っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708104.JPG
 
この後姿・・・たまりませんねぇ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708105.JPG
  
奇をてらうことなく、機能性の追求のみ感じる
ことができる味気ない(笑)コクピット。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708106.JPG
 
まるで幌と被せたオープンカーのような閉鎖感(笑)を
もつ室内、もちろん2シーター。
 
 
 
 
 
 
 
女の子ウケはしないでしょう(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、それでいいんです!
 
これぞまさに「ドライバーの仕事場」(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
シンプル極まりないメーター回り
 
0708107.JPG
 
ドライバーから一番見易い位置にはデカいタコメーター。
 
これはスポーツカーにおける基本中の基本です。
 
 
 
タコメーター内にスピードがデジタル表示されるので、
左のスピードメーターはほとんど見ないで済みます。
 
視線の移動が少なくて済むメリットがありますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708109.JPG
 
今となっては控えめに見える17インチホイール。
これで十分ってことでしょうな。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、乗ってみます。
 
 
 
 
 
ポルシェ伝統の左側にあるキーシリンダー
キーを差込み、エンジンスタート・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あれ、エンジンかからん・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
07081010.JPG
 
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
 
 
 
 
 
 
気を取り直して・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
070801016.jpg
 
ターボもなんも付いてない2.7リッターエンジンは245ps。
怒涛の加速が味わえるわけではりませんが、
 
 
 
「ぎゅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
 
 
 
と回っていくエンジンのフィーリングはハッキリいって
 
 
 
た ま り ま せ ん (笑)
 
 
 
背後にあるエンジンからは雑音を取り除いたエンジン音
しっかりと聴こえてきます。
 
このあたりのスポーツカー演出が上手いですなぁ・・・ポルシェ。
 
 
 
 
 
マニュアルミッションの操作感もすばらしいの一言。
 
しっかりとした手ごたえがありつつも、「手首の返し」だけで
変速できるこのフィーリング・・・
 
 
私の中に「俺」が帰ってきますよ(違)
 
 
 
 
長くなりそうなんで、この辺でやめとこ(笑)
 
 
 
渋滞気味の旧3号線も走りましたが、低回転でもちゃんと
走ることができますので、気難しいところはありませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
07081014.JPG
 
ナビはオプション(さすが!)、ばっちり効くオートエアコンと
ステレオは標準装備。
 
 
 
 
 
 
0708013.jpg
 
ダッシュボードに付いている格納式カップホルダー(!)
 
 
 
 
と、最低限の快適装備は付いています。
 
 
 
 
ですが、あくまで主役はドライバー。
 
 
ドライバーだけが気付くことのできる、ポルシェからの
気遣いが随所に感じられます。
 
 
 
 
 
 
07080132.jpg
 
このシフトレバー裏に施された凹み。
 
3速→2速に落とすような手前に引く操作をする場合に
この凹みが右手中指の「腹」にピタリとハマるんです(笑)
 
 
こういう配慮とか
 
 
 
 
 
 
07081011.JPG
 
後方確認するたびに見えるリアフェンダーの膨らみ
 
 
 
こういうのを見るたび一人でニヤつくわけですよ(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
07081015.JPG
 
というわけで、運転そのものを純粋に楽しめる生粋のスポーツカー
ポルシェ・ケイマン。
 
 
 
気になるお値段は
 
633万円(登録諸費用別)
 
 
残価設定ローンとかもありますので、気になるアナタは
ディーラーへGO!
 
 
 
 
 
NGワード:「宝くじ当たったら買おう」
 
 
 
 
 
 
 
仕事がんばろ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
取材協力:ポルシェセンター博多
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

クルマ

自転車バカ達の夏フェス・・・・【最終話】

8月 6th, 2007

←【その1】はコチラ
←【その2】はコチラ
←【その3】はコチラ
 
 
 
 
 
最大の難所、地獄・・いや、地蔵峠を
 
クリアした私は西原村への道を下り始めた。
 
 
 
地蔵峠の上りで足に溜まった乳酸を除去するために
 
下り坂でもペダルを回して足の血行を促す。
 
 
 
 
 
 
 
 
0708061.JPG
 
車を煽りまくる。
 
 
 
 
 
 
 

嘘。

 
写真は「ぼかしフィルター」かけてます(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
あっと言う間に西原村へ下りきった。
 
 
バイパスへ合流し、俵山方面へ走る。
 
 
 
 
 
 
緩いが、上り坂。
 
余裕で一番軽いギア。
 
 
 
 
 
 
 
 
最後のエイドに到着した・・・
 
ボランティアの方々が用意して下さっている
 
フルーツやチョコレートなどをありがたく頂く。
 
 
 
 
そして一番大切なもの、
 
 
 
 
 
 
0708062.jpg
 
まさに命の水。
 
 
水がこんなに美味いと思ったのは始めてかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
行くか・・・最後の峠、俵山(たわらやま)。
 
 
 
 
 
 
バイパスから右折して、登山道に入る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
 
・・・・・
 
 
 
がはぁっ!と吐血する元気もない(爆)
 
 
 
 
 
 
 
最後の戦い、早くも一番軽いギア。
 
 
 
 
 
 
 
 
0708063.JPG
 
前方に見える風車群・・・
 
 
 
地蔵峠ほど勾配はキツくないハズなのだが、
 
前に進まない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0808054.JPG
 
熱い・・・
 
 
 
 
 
 
動かないとわかりきっているSHIMANO製シフトダウンレバーを
 
何度も操作しようとするが、やはり1mmたりとも動かない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708064.JPG
 
木陰で休憩しているサイクリストもちらほら・・・
 
 
 
 

止まるか?

 
 
 
 
 
 
上りの途中で停まって休憩すると、
 
0km/hから走り出す時がツライ。
 
 
 
 
木陰を見ないようにして歩くようなスピードで通過した。
 
 
 
 
 
0808054.JPG
 
熱い・・・
 
 
 
 
 
 
 
前方に日産・セレナと男性が一人見えた。
 
 
 
その男性はボランティアの方で、歩くようなスピードで
走る私の傍に来て、ペットボトルに入った水をヘルメットから
 
ジャージの襟元にかけてジャバジャバと
 
掛けてくれた。
 
 
 
 

ひゃーーーーーー!(冷)


 

生き返るぅ!!

 
 
 
 
 
このシチュエーションで現れたそのボランティアの方は
 
まさに
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
norris.jpg
 
地獄のヒーロー byチャック・ノリス
 
 
(この写真は「地獄のヒーロー」ではありません)
 
 
 
 
 
 
 
そしてついに・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
0708065.JPG
 
頂上キターーーーーーーー!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0708066.jpg
  
あとはこの絶景の中を駆け下る、歓喜のダウンヒル。
  
といってもエンジンブレーキが無いので、
 
放っておけばどんどんスピードが出るため、
 
ブレーキ操作に集中しなければならない。
 
 
 
 
 
歓喜のダウンヒル動画(25秒)
 

 
※動画で見るほど、スピードは出ていません。
 
 
 
 
俵山を下りきり、下り基調のバイパスを淡々と走り
 
ゴール地点へ向かう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
感動のゴールシーン・笑(15秒)
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
終わった・・・ 
 
 
 
136km
 
6時間18分(休憩時間除く)

 
 
 
 
 
もう来年は・・・やめとこうかな(笑)
 
 
 
 
 
 
師匠に「阿蘇望完走」を報告した。
 
 
 
師匠は一言。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
『今年は「代替コース」やろ?本コース完走できるよう
 来年がんばれ』

 
 
 
 
 
 

がはぁっ!!


(吐血)
 
 
 
 
 
 
・・・
 
 
 
 
ちなみに、心拍数をモニターしながら走った今回の
 
阿蘇望でサイクルコンピューターが表示した
 
7月29日の消費カロリー
  
 
 

4417kcal(爆)

 
 
 
ビリーも裸足で逃げ出すダイエット効果!!
 
 
 

来年はアナタも是非ご一緒に!!!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このブログじゃ逆効果だな(爆)
 
 
 
 
 
 
 
自転車バカ達の夏フェス・・・【完】
 
 
 
 
 
 
 
 
一部写真提供:warabeさん
 
 
 
 

自転車

自転車バカ達の夏フェス・・・・【その3】

8月 5th, 2007

←【その1】はコチラ
←【その2】はコチラ 
 
 
 
 
このまま事務局テントに行って、
 

「もう帰りまーす」

 
と申告して、近所の温泉行ってソフトクリームか・・・・
 
 
 
 
両足の太腿はちょっと「キテる」
 
 
 
他の参加者に釣られて、ちょっと飛ばしすぎたか?
 
 
 
0610169.jpg
 
 

どうする?俺。

 
 
 
 
 
 
 
 
いや・・・行くんだ、行くしかない(←田口トモロヲ調)
 
 
 
ここで棄権しては、師匠に破門されるし、ブログネタにならない(爆)
 
 
 
 
 
 
 
日陰で休憩するとそのまま立ち上がれなくなりそうだったので、
 
ボトルに水を入れ、水道の水を頭から被って、自転車のもとに
 
向かう。さすがに南阿蘇の水、水道水が冷たい!
 
 
 
 
 
後半のコースは
 
 
map2.jpg
  
 
南側にスタートし、地蔵峠、俵山の2峠を越えるコースで
 
約50km
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高低図は
 
 
course3.jpg
 
赤い部分をご覧いただけるとおわかりになるだろうが、
 
1,100mまで上り、200mまで下って、700mまで上る 
 
 
 
前半80km走った後、一番気温が上がる時間帯
 
このハードコース・・・・
 
 
 
 
これぞ阿蘇望の真骨頂とも言える後半なのである。
 
 
 
 
温泉とソフトクリームにもの凄い未練を残しつつ、スタートした。
 
 
 
交差点を右折すれば、いきなり始まる
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
↑イメージです・笑
 
 
 
 
 
 
 
 
「グリーンロード南阿蘇」

 
 
と呼ばれるこの地蔵峠は、道幅も広く、眺めも良いのでオートバイや
 
クルマで走るには最高のルート。
 
 
 
 
 
 
自転車で走るには最(略
 
 
 
 
 
 
 
0808054.JPG
 
熱い・・・
 
 
 
 
 
 
ペダルが重い、なるべく軽いギアで筋肉に負担をかけないように
 
しなければ・・・
 
 
 
 

もう一番軽いギアやんかー!

 
 
 
 
 
 
3段くらい重いギアを踏んでいる感覚。
 
全然スピードが出ない・・・
 
 
 
 
 
0708051.JPG
 
次々に抜かれる・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0808055.jpg
  
見たくもない勾配表示が、サイクリスト達の心を
 
折ろうとする・・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0808054.JPG
 
熱い・・・
 
 
 
 
ボトルの水をヘルメットの隙間から頭に掛けると
 
こっち側の世界に戻ってくることができる。
 
 
 
 
 
 
さっき抜いて行ったサイクリストが路肩で休憩している。
 
 
 
 
時速7km程度の速度で通過して行く私。
 
 
 
 
 
 
まさに、「リアルウサギと亀」(爆)
 
 
 
 
 
小走り程度の速度で少しずつ上っていくと
 
エイドが見えてきた
 
 
 
 
 
 
 
0708052.JPG
  
先着した参加者達が水や果物を補給している。
 
 
 
 
 
 

止まるか?

 
 
 
 
 
と考えたが、上り坂の途中であったことと手持ちの水には
 
まだ余裕があったので意を決して通過した。
 
 
 
 
 
疲労もピークになってきた地蔵峠終盤、いよいよ勾配は急になってくる。
 
 
 
 
 
 
0708053.JPG
 
皆キツイ。蛇行運転もやむなし。
 
 
 
 
 
 
この頃になると、
 
 
 
 
 
jizou.jpg
 
登山者向けのこの標識が
 
 

「地獄峠」

 
 
に見えてくるから不思議なものである(壊)
 
 
これぞまさに阿蘇望の真骨頂(違)
 
 
 
 
 
頭に水をかけて、こっち側へ戻ってくる。
 
 
 
 
 
 
 
あと少しだ・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
ついに最大の難所、地蔵峠をクリアした。
 
 
 
 
 
 
 
 
叫びたい衝動を抑えつつ、西原村への坂を下りはじめた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続く。
 
 
 
 
 
 
・次回完結!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
難所をクリアしたナイトライダーに
予想だにしなかった壁が立ちふさがる!
完走か?リタイヤか?迫る制限時間!
 
答えは神のみぞ知る!
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
【最終話】へ続く→ 
 
 
 

自転車