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福岡モーターショー2009 前編

12月 11th, 2009

福岡モーターショー2009が開幕しました。
 
 
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もちろん初日に突撃です(笑)
 
 
当日券¥1,300を窓口で購入し、メイン会場のマリンメッセ福岡へヌルリとin
 
 
 
会場に入ったお客さんが一番最初に目にするのが、
 
 
 
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フェラーリ・カリフォルニアの大径カーボンブレーキディスク!
 
車両本体は会場でご覧下さい。
 
 
 
イキナリのフェラーリ様登場に、モーターショー気分が盛り上がって来たところで
 
 
ある意味話題の
 
 
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タタモータース・ナノ
 
 
インド本国では車両本体価格約20万円(!)で売られているというクルマ。
 
 
筆者の自転車より安い!(爆) 
 
内装は鉄板むき出しで、安っぽいというレベルではないのですが、
その辺を足代わりに乗るのであれば別に問題ないという人にとっては
十分選択肢となるのではないでしょうか?
 
ただし、日本に導入するとなるとエアコンだなんだとつけて結局
普通の軽自動車みたいな金額になるんでしょうけどね(笑)
 
 
さらに会場の奥へ進んで参りますと…
 
 
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トヨタブースにはFT-86コンセプトが展示されていました。
 
結構人集りが大きいクルマでした。
 
 
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手前には「元祖ハチロク」の姿も…レビンでした。
 
 
 
そしてその隣には、
 
 
 
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レクサス・LFA
 
トヨタが本気で作ったというスーパーカー。
 
販売予定価格は3,750万円
 
 
560馬力のV10エンジンを搭載し、カーボンコンポジットのなんやらかんやら…
で、性能はもの凄いんでしょうけど…
 
 
あんまりカッコ良くないっす(爆)
 
※個人の主観です、ご了承下さい。
 
 
 
 
この手のクルマに必要な「エロさ」がありません。
 
 
 
とかなんとか買えもせんヤツのどーでもいい批評はこのくらいにしておいて…(大爆)
 
 
 
 
 
今回のモーターショーの正面奥のベストポジションを陣取っていたのは、
 
 
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ホンダでした。
 
 
 
東京モーターショーも大幅縮小と言われていた今年、福岡のような地方都市の
モーターショーにホンダはかなり力(お金)を入れていました。
 
 
 
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デカイステージの上には今にも市販できそうなCR-Z CONCEPT2009
 
や燃料電池車FCXクラリティ、スカイデッキやらなんやら雑誌で見たコンセプトカーが
ズラリとならび。
 
 
 
いつもなら露出度の高いお姉さんが登場して、MCがクルマの説明をするという
パターンですが、今回ホンダは先頃発表した

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U3-Xに男性モデルを乗せて
福岡で登場させました。
 
 
 
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これ、自立しています。
 
 
 
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走っています。
一輪だけしか接地していないんですが…一体どうなっているのでしょうか?
 
セグウェイを見た時以上の感動を覚えました。
 
 
 
大スクリーンにプロモーションムービーを流して、男性/女性のモデルさんが
ゼスチャーでアピールするという新しい手法のパフォーマンス。
 
どちらかというとホンダという企業のアピールが強いイメージでした。
 
 
さらに
 
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ステージに一番近い場所をテープで囲って、
 
「子供専用スペース」が作られていました。
これなら見物客が多くて子供が見られないということもありません(感心)
 
 
 
 
 
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ホンダブース入り口に掲げられたコピー。
 
 
原点回帰のアピールでしょうかね。
 
 
さて、他に気になったのは
 
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EV-N
 
 
同世代の皆さん、懐かしくありませんか?(笑)
 
 
 
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たとえガソリン車だとしても売れると思うんですがね…
 
 
 
 
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こちらは既に市販されているホンダ・シビック・タイプR
 
ほ…欲しい。
 
 
 
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ホンダはオートバイもVFR1200やCB1100をはじめとして各モデルを展示。
 
メイン会場でオートバイを展示していたのはホンダとオートポリスだけでした。
 
 
 
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カセットコンロ用のガスボンベで動く耕うん機や発電機も展示。
 
 
そして、筆者が一番心を打たれたのがコレ。
 
 
 
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まったく何の変哲もない、アクティ。
 
 
さすが…だ。
 
 

 
 
 
というわけで、この不況の中で地方都市のモーターショーにこんなに力をいれてくれる
ホンダという企業に心を打たれつつ、

後編に続く

クルマ

エキサイティング・レジャー 後編

9月 15th, 2009

前編はコチラ
 
 
さて、最高点に達したらいよいよ次は下りである。
 
ダートの下りはちょっと怖いけど、何事も慣れである。
 
 
そろそろ下り始めようとしたその時。
 
 
ミヤモッチ氏が口を開いた
 
 
「ちょっと待って下さい、実は…」
 
 
ヤバい!
 
全身に冷や汗が浮かんだ…
 
 
 
いやいや、まてまて、

ここは未舗装路の最高点、これ以上上るところは無いはず。
 
椎葉村まで下って上りかえすような時間もない、
 
などと考えていると…
 
 
50m程下った所にあるモノを見てもらいたいと。
 
 
 
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それは簡易トイレだった。
 
 
しかし、
 
 
 
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小岱山・観音寺というお寺が設置、管理されているらしい。
 
この熊本と宮崎の県境の山奥にあるトイレを、なぜ荒尾市のお寺が?
と思ってしまったが、この長い林道を通っている間にもよおしてきたら
大変である。そんな旅人達のために骨を折って下さっていることに
感謝した。
 
 
筆者にとっても小岱山(しょうだいさん)は地元であるから誇らしく
も思ったし、ミヤモッチ氏はそれを伝えたかったのだろう。
 
とにかく感謝である。
 
 
 
 
さて、いよいよ下りだ。
 
 
 
その時、
 
 
ミヤモッチ氏がまた口を開いた
 
 
「ちょっと待って下さい、実はご提案が…」
 
 
 
 
彼の「ご提案」というのは「命令」と同義語であり、
我々はその「ご提案」「断る権利」は無い(爆)
 
 
 
来た道を引き返すのも面白くないので、前から行ってみたかったルートを開拓してみたい…と。
 
「見せたい景色があるんです!」…と。
 
そう言われては仕方ないのでしぶしぶ承知して(笑)、椎矢峠を出発。
高校生のヤスカワ君は先生と一緒に下るということで、ここからはミヤモッチ氏、Daijaman k.k氏と
筆者の三人となった。
 
 
出発した方向は上って来た道でもなく、椎葉方面でもなく、コソっと存在していた登山道だった(爆)
 
 
しかも、さらに上り。
 
 
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アタックチャぁーンス!
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
今まで通って来たダブルトラック(クルマが通れる道)とは打って変わって狭いシングルトラックに突入。
 
 
 
キタキタキタキタキタキターーーーーーっ!
 
 
 
 
 
これぞ、エキサイティング・レジャー!
 
 
 
倒木、岩ゴロゴロはアタリマエ。
 
椎矢峠まで乗車率100%で上って来たのに、わずか数分で押し、倒木を越えるために担ぎ…
 
 
 
まさに、エキサイティング・レジャー!
 
 
 
しかし、さすがに九州の秘境。
 
山深さがハンパではない。
 
 
押したり担いだりしながら、まずはミヤモッチ氏が我々に是非とも見せたいという絶景ポイントに到着。
 
 
 
おおおっ!!
 
 
 

 
 
 
 
 
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真っ白。
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
さっきまで晴れていたのに…
 
 
 
 
また来てやるぜ!!(ヤケクソ)
  
 
 
 
 
さらに進んだ。
 
 
 
 
 
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倒木のオンパレード、乗ってはスグに降り、乗っては降りを繰り返す
 
 
 
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林業ですか?
 
 
 
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でも、笑ってんなぁ〜俺(爆)
 
 
 
ほどなくして、先を行く二人が林の中で停まっていた。
 
 
 
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道端に立つ小さいながらもしっかりと作られた標識。
 
「鴨猪谷林道終点 すぐそこ」
 
 
 
ミヤモッチ氏にとっても未開拓ルートに入ったらしい。
 
 
 
この標識の先を歩いて見て来たミヤモッチ氏が口を開いた
 
 
 
行ってみていいですか?」 
  
 
  
もちろん、我々に断る権利はない。
 
 
 
進み始めたがスゴい道だった。
 
 
 
 
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歩くのも大変な急斜面で道を阻む大木。
(※カメラを傾けているわけではありません)
 
 
 
人間だけ乗り越えるのさえ一苦労だった…
 
 
 
20分程前から、筆者の頭の中の脳内では
 
水曜スペシャルのテーマ
 
がヘヴィローテーションだ(爆)
 
 
 
慎重に急斜面の道(?)をクリアし、「林道の終点」に出たところで休憩。
 
 
後ろを振り返って来た道を見る。
 
 
 
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どっから来たのか?さえわからない(爆)
 
 
 
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「かりんとう」を喰いながら、国土地理院の地図を見るミヤモッチ氏。
 
 
 
しばらく休憩して、出発した。
 
 
 
カーブミラーが立っているので「林道」のようだが、
 
 
 
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どうやら、元林道のようだ。
 
 
 
この景色、ちょっと前にどこかで見たような気がするが…(笑)
 
 
これぞ、エキサイティング・レジャー!
 
 
土砂崩れ現場にしか見えないが、どうやら何年もこの状態らしく危うい雰囲気ではなかった。
 
 
 
しかし、気を抜いて足を滑らせれば崖の下に…
 
 
写真を撮っている場合ではない(笑)
 
 
 
岩がゴロゴロしていない場所にはコケが生えていたので、相当長い間
クルマは通っていないのだろう。
 
 
 
 
担いでは乗り、担いでは乗りを繰り返していると水場が現れた。
 
 
 
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ボトルに水は残っていたが、捨てて入れ替えた。
 
 
冷たくて美味い。
 
 
担いではいるが、高度は下がって来ているようでもう少し下ればダブルトラックに出るかもしれない。
 
 
 
しかし、すぐに担ぎ、また担ぎ…
 
 
 
そして、ようやく人の立ち入った気配(クルマの轍)がある道に出た。
 
 
感動、そして安堵。
 
 
大きな岩もないフラットな林道を駆け下る。
 
 
 
 
水たまりもお構いなしに突っ込んで行く、
タイヤが泥水を跳ね、顔や尻にかかる…
 
 
ヒャッホォウ〜!

 
 
 
担いでばっかりだったので、自転車に「乗れる」のが嬉しかった。
上り坂ばっかりだったので、漕がなくても進むのが嬉しかった。
 
 
 
ダートの林道が終わり、舗装路に出たところで前の二人が待ってくれていた。
 
 
 
ミヤモッチ氏が見覚えのある場所に出たようだ。
 
 
 
 
そこからはアスファルト路面を3人で走る。
 
 
 
アスファルトって素晴らしい。
 
 
 
スタート地点の駐車場に戻って来た時、時刻は15時30分。
 
椎矢峠から通常ルートで戻って来て、待ってくれていた皆さんが労いの言葉をかけてくださった。
 
 
 
オプショナルツアーでおそらく1,500m近くまで上ったであろう今回の
「楽しい林道サイクリング」は無事に終了した。
 
 
 
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最後は黒田さんによるご挨拶で締めて、解散。
 
参加させていただき、ありがとうございました。
 
 
 
 
佐俣温泉に立ち寄り、露天風呂に浸かって今日一日を振り返って談笑した。
これもサイクリングの外せない醍醐味である。
 
 
その時、若干笑みを浮かべたミヤモッチ氏が口を開いた
 
 
 
 
「実はまだ、見せたい景色が…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日曜スペシャル!ミヤモッチ探検隊シリーズ
 
   
 
 
次回をお楽しみに!
 
 
 
 
 

自転車

エキサイティング・レジャー 前編

9月 15th, 2009

エキサイティング・レジャーと聞いて
 
「山陽オート」
 
とすぐに答えたアナタは私と同世代(笑)
 
 
そんな9月13日(日曜日)
 
熊本県上益城郡山都町のとある場所に居た。
 
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この格好をみてお解りかと思いますが、またしても自転車である。
 
 
しかもマウンテンバイク
 
 
私にMTBを譲って下さったMTB黒田塾の塾長さんから(筆者が所属するのは「土橋塾」)
お誘いを受けてマウンテンバイクのサイクリングに参加させていただいた。
 
上の写真は出発前のご挨拶をなさっている黒田さん(中央左のヘルメットを被ってない方)
 
 
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今回走るのは自然豊かな自然公園の中にある林道。
 
 
 
通称:内大臣林道(ないだいじんりんどう)
 
 
この林道、ピークの「椎矢峠」(しいやとうげ)は九州で一番標高が高い未舗装路らしい。
 
この椎矢峠の標高は1430メートル(!)
 
スタート地点の標高は300m弱なのでダート路面で1,000m以上を一気に上ってしまわなければならない。
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
まさにエキサイティング・レジャー!
 
 
 
塾長・黒田さんからの走行上の注意などが終わり、午前10時にサイクリングがスタートした。
 
 
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スタートしてすぐにダート路面に入る。
 
先頭は最近このブログによく登場するミヤモッチ氏
 
 
そう、あのオトナの遠足の仕掛人である。
 
 
この内大臣林道を幾度となく制覇しているというミヤモッチ氏に先頭を
走って頂けるのはなんとも心強い。
 
 
 
 
しかし、上り始めて暫くして気づいたが…
 
 
 
上りっ放し(爆)
 
 
 
普通の峠だったら、ちょっと平地になったり下ったりして休ませてくれるのだが、
この内大臣林道、
 
 
上りっ放し(爆)
 
 
 
勾配そのものは大したことないものの、いかんせん砂利道
 
結構疲れる。
 
 
 
 
ミヤモッチ氏による椎矢峠までの予想所要時間は
 
 
2時間半
 
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アタックチャぁーンス!
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
2時間半上り続けるというのは未体験ゾーンである。
 
 
 
 
ミヤモッチ氏、Daijaman k.k氏、高校生のヤスカワくん(17才!)、筆者の
4人となって坂道を上り続ける…
 
 
スタートして2時間ほど経過し、湧き水ポイントにて昼食タイムとなった。
 
もちろん上り坂の途中である(爆)
 
 
塩おにぎりにさらに持参の塩をふりかけながら食べて塩分補給(笑)し、
湧き水をボトルに組んで再スタート。
 
 
頂上はそう遠くなさそうだ。
 
 
その時、左カーブを曲がった所で我々の前を何かが横切った…
 
 
 
野生の鹿キターーーーーーーーーーーー!
 
 
それはそれは見事な「どうみても鹿」が、道を横切って右側の急斜面の山肌を
駆け上って行った。
 
もちろん、写真を撮る暇もなく、鹿が上って行くときに斜面の上から蹴落とした
小石が落ちてくるのを避けるのが精一杯だった…
 
 
まさにエキサイティング・レジャー!
 
 
 
そしてついに…
 
 
 
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椎矢峠に到着。
 
 
 
 
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高度の高さが伺える空と、ボロボロの標識が良い感じである。 
 
 
 
 
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ここまで一緒に上って来た4人で記念撮影。
左からDaijaman k.k氏、ヤスカワ君、筆者、ミヤモッチ氏
 
 
標高1,430m、ついに上り切った。
 
 
 
上り切ったあとは、ちょっと怖いけど、ダートの下りである。
 
 
 
続く

自転車