Born to be Wild??【後編】
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トレールを走り始めて45分程経過した。
メチャメチャ楽しいっス!
マウンテンバイクで走るのとはまた違った楽しさ。
山の中を徘徊している猪になった気分だ(なんのこっちゃ)
倒木を飛び越えたり、くぐったりしながら山の中を走る。
脳内テーマソングは
Rainbowの「Sportlight kid」である。
リッチー・ブラックモアのギターソロが頭の中で鳴り響く。
でも、そんなにスピードは出ていない(笑)
どのくらい走ったかはわからないが、そろそろ下りに入る頃だ。
と思った頃に下りが始まった。
上って来たのと同じ勾配の下りだ。
自転車だったら私のテクニックでは完全に「押し」だ(笑)
下り始める。
足を挫きそうで怖い。
スピードが出過ぎて停まれなくなったりして奇声を上げる(爆)
小学生時代に遠足で山に登った時、帰り道の下りで
「危ないから走るな!」
と言われていたのに、良い年の大人になってから
山道を駆け下ることになるとは…(爆)
木々の隙間からはるか眼下に南畑ダムの湖面が見える。
実はさっきから、右足親指の付け根あたりが痛い。
どうやらマメか靴擦れができているらしい。
フルマラソンを走った時もこんなにはならなかったのに…
段々痛くなってくる…
ゴールして靴を脱いだら靴下が血まみれかも…
などとイラン想像をしながら、おそる恐る下っていると、
スゴい勢いで抜かれた…
がはぁっ!(吐血)
あっという間に見えなくなってしまった。
足が痛いとか以前にスピードが全く違う。
階段が現れる、膝や足の付け根に衝撃がくる。
膝痛が来ないのがせめてもの救いだ。
また抜かれた…
ゴールはまだか?
また抜かれた…
また抜かれ…
ええぃ、ちきしょう!!
ゼッケンベルト代わりに小さいウエストポーチを付けて、中にデジカメを
入れていたのだが、この状況になると重い…
右足裏を騙し騙し下って、ようやく舗装路に出る。
あと少しだ。
舗装路ならこっちのモンだ(笑)
ペースを上げる。
さっき抜かれたランナーが視界に入った。
遠くにゴールが見える。
スパートじゃぁ!
一人追い越して、もう一人の背中を追うが…わずかに届かなかった。
※写真はゴール後に撮影したイメージです
前走者と私にはさほど距離が無かったので、ゴールテープが切られたままだったので
私は後ろを確認して十分な距離があったのを確認し、その場で立ち止まり
「ゴールテープ!ゴールテープ!」
と要求してゴールテープを張ってもらってから(爆)ゴールした。
おそらく5秒は損している(笑)
トレラン用のシューズなんて持ってない私はジョギングシューズで走ったが、
泥だらけ(笑)
幸い血まみれにはならず、水ぶくれみたいなのができていただけだった(翌日夕方には回復)
先にゴールしていたsoくん達と健闘を讃えながらスタート地点に戻った。
スタート地点では
熱々の春雨スープが振る舞われていた。
美味い!!
ゴール後にくつろぎながら今日のコースについておしゃべりするのもまた楽しいひと時。
全員がゴールし、表彰式。
距離は12km、私のタイムは1時間30分で26位だった。
ちなみに優勝者のタイムは1時間00分。
がはぁっ!(吐血)
さて、表彰式のあとはお待ちかね協賛各社による豪華商品争奪ジャンケン大会!
最大1万円以上するようなモノも出されており、人数の割には非常に豪華な商品だった。
私がゲットしたのは
C3 fitのパフォーマンスゲイター
フクラハギ部分に付けるコンプレッションソックスである。
定価は税込み¥3.990
このトレランレースのエントリーフィーが¥3,000
余裕で元をとってしまった(爆)
今度、協賛各社の商品を買わねばならんと思った(笑)
14時過ぎには全てのイベントが終了して、soくんのエクストレイルに
乗って帰路に着いた。
トレイルランナーであるsoくんの自家用車は「エクストレイル」なのは
ネタではなく、トレランを始める前に買ったので偶然らしい(笑)
私のトレランデビューレースは、天候やコース、運営の素晴らしさに
恵まれてしまったので、数日中にはトレランシューズを買ってしまいそうで怖い。
翌日、足の筋肉痛に加えて、腕や肩まで筋肉痛になってしまった。
悪路でバランスを取るためにウデを振り回していたためだろう…
いやぁ、また楽しいことを見つけてしまった。
soくんとの付き合いが再開しただけでなく、以前オープンカー繋がりで
知り合ったK氏と会場で数年ぶりに再会したというのもスゴい(笑)
人生とはわからんものです。
あなたもどうですか?
一般登山客の方々から「わざわざ登山道ば走らんでもよかろうに…」という
暖かい微笑みとともに見られる快感を是非!(爆)
人生はネタ!
ロードレーサーからマウンテンバイク、マラソンからトレイルラン…
どんどん自然に帰って行っているような気がする今日この頃。
でも、このブログは「車界学」です(笑)
おしまい。