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新春!ウキウキバスツアー2011【1】 〜3度目の正直〜

1月 9th, 2011

2011年1月8日。世間ではそろそろ正月気分も抜けてきたころだろう…
 
しかし、私を含む一部の人間にとってはこのイベントが終わらないと
新年は始まらない。
 
 
第30回 いぶすき菜の花マラソン
 
 
2年前に初めて参加したときは左膝痛で半分歩き、6時間オーバーでゴール。
2009年の模様→新春!ウキウキバスツアー2009
 
昨年2度目の挑戦は右膝痛で2km程歩き、15分程ストレッチで立ち止まりつつ
辛うじて5時間を切ってゴール。
2010年の模様→新春!ウキウキバスツアー2010
 
 
私は昨年の締めに「来年はサブフォー達成じゃぁ!」と豪語した。
 
 
しかしながら、セルフディスカバリーアドベンチャーや異母事事件などもあり、
練習を始めたのは11月下旬…
 
 
時間の隙間を見つけてチマチマと練習した。
 
しかし、2年前から2歳も歳をとっているワケなので、そう簡単に
走るのが早くなるワケがない…
 
忘年会シーズン、正月は新年会続きだったが、なんとか最小限に
食い止めた
 
 
つもりだった…
 
 
1月3日の夜、風呂に入る前に体重計に乗る…
 
 
nanohana1112
 
 
がはぁっ!
 
 
※通常の体重は62.5kg、大会前は61.8kgまで落とす。
 
 
緊急減量開始。
 
 
昼食はパン一個とコンニャクゼリー(笑)、
嫁さんにも協力を要請し、夕食は炭水化物抜き。
 
もちろんラーメンセットやカレーは封印(号泣)
 
 
rikiishi
カレーだ、カレーをくれぇ…
 
となりながらも、出発前日になんとか61.8kgまで落とし(笑)
  
今年もイワイスポーツサイクルさんのバスツアーに参加させていただいた。
 
この行事は最早、正月の親戚回りと等しいお約束行事となっている(笑)
  
 
 
nanohana11
路肩に残雪が残りまくっている指宿スカイラインを通過して
一路指宿を目指す。
 
 
相変わらず遠い(笑)
 
 
マイクロバスで4時間半。
 
 
遂に到着。
 
 
 
今年もやってきたぜ!指宿!!
 
 
昨年末、ついカッとなって買ったiPod Touchを持参しましたので
今回は画像に加えて動画でもお楽しみ下さい。
 
携帯でご覧の方はお手数ですが、youtubeが見られる環境でご覧下さい。
これも臨場感のあるネタをお伝えするためです(爆)
 
まず前日受付のためにメイン会場へ入ります。
 
 

 
 
ってな感じで、ランナーでごった返す菜の花マラソンの受付会場に
 
 
nanohana113
 
会場内で自転車を押して回る場違いな人発見!
 
 
Daijyaman kk夫妻登場ーーーーっ!
 
 
うーむ。
 
明日のフルマラソンコースを自転車で下見して来たらしい。
 
まぁ自転車で走れば42kmは大した距離ではないものの、
一緒に連れていかれた奥様は10kmコースなのにフルマラソンコースへ
連れていかれたご不満を…(笑)
  
Daijyaman kk氏は初マラソン大会にして初フルマラソン。
 
 
さすが、リアルネタを追求する男…
 
 
 
互いの健闘を祈って会場で別れ、イワイツアーご一行は宿に移動。
 
温泉で一っ風呂浴びてから…
 

 
 
寝る人は寝る、飲む人は飲むで夜は更けていき、
 
 
nanohana1110
翌朝はご来光を拝むことができた。
 
 
良い天気になるかなぁ〜
 
 
nanohana114
今年は30回の記念大会、ポスターの印刷もコストかかっている(笑)
 
 
 
というわけで、各自準備してスタート地点に移動。
 
 
 
 
nanohana115
今年は土橋塾からmcfm氏と、菜の花初チャレンジのkousei氏、
別グループで参加のミカちゃん、そして筆者の4名の参加だ。
毎年増えて来ている(笑)
 
 
 
非常に寒かったが、スタート地点に入ると寒さも気にならなくなってくる。
 
 
 
さぁ、出ました、名物おじさん。
 
 
 

 
 
いやぁ〜すばらしい。
 
 
そんなパフォーマンスを見ているうちにスタート時間が迫ってきた。
 
 
 
 
いよいよ筆者の3度目のフルマラソンチャレンジが始まる。
 
 
 
続く>>

その他

新春!ウキウキバスツアー2011【2】 〜ヒヨコとの死闘〜

1月 9th, 2011

<<その1はコチラ
 
毎年毎年、菜の花マラソンには沢山の仮装ランナーが居るが、
筆者の回りだけでも
 
nanohana117
ヤマトの搭乗任務を終えた古代進氏(笑)や、
  
 
nanohana116
うさぎヒヨコも居る(笑)
 
 
仮装もネタの手段の一つとして今後の課題にしたいものだ。
 
 
そして、
 
 
2011年1月9日午前9時
 
 
第30回いぶすき菜の花マラソンはスタートした
 
 

 
 
筆者は4時間を切るつもりで申告タイムを3時間半〜4時間と書いたので
スタート位置は結構前の方だったがそれでもスタートラインを切ったのは
約1分後だった。
 
 
 
 
筆者はいつもの通り、スタート直後のローソンにて配布して下さっている
飲み物(ボトル)をいただき、それをバックポケットに入れて走る
「燃料搭載作戦」を敢行。
 
 
スタート直後は混雑する給水所を通過する作戦だ。
 
 
 
しばらく走ると鉄道の陸橋を超える
 
 
 

 
まだまだ…
 
 
 
 
しかし、スタート直後から私の視界には気になるものが入って来る
 
 
 
 
名物ポイントの前を通過する時、それは私の目の前にやって来た。
 
 
 
nanohana116
 
4時間切りを目指す筆者の目前を走るのは
スタート地点で見かけたヒヨコ
 
 
 
いつも一人でドラムを激しく叩いている方がいらっしゃるポイントを通過する際に
ヒヨコにアタックをかけた!!
 
 
 

 
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
その愛くるしいヒヨコちゃんは、私のアタックを物ともせずにスルスルと
消えて行った…
 
 
 
 
彼女に付いていけば、4時間は切れるかも…?
 
 
 
ダメだついていけない…ここで無理しては撃沈間違い無し。
 
 
 
私は諦めた…
 
ヒヨコとは死闘どころか 
 
スタン・ハンセンに挑戦して
 
ラリアートでスグやられる阿修羅・原
状態だ
 
(わかんねぇって!・爆)
 
 
 
 
気を取り直して自分のペースで走る。
 
 
 
ここから菜の花マラソンがキツいと言われる所以の一つ
広域農道のアップダウンコースが始まる。
 
 
 

 
 
 
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
立ち止まって動画を撮影しても最後尾など見えるはずもなく、焦りもしない(爆)
 
こんな絶景に背を向けて走っていたとは…
 
 
 
アップダウンを繰り返して、最初のエイドステーションが現れた。
 
 
作戦通りエイドをスルーして進む。
 
 
膝をはじめ、身体の調子に問題は無い。
 
 
 
さらに続くダラダラとした上り坂をこなしながらようやく
10km地点を通過。
 
 
手元の時計で1時間00分02秒。
 
 
ちょっとゆっくりスタートしすぎたか、このままでは
4時間には間に合わない。
 
 
しかし、まだ32.195kmもあるのだ。
 
 
無理なペースアップをしない。
 
 
しかし、
 
 
 
まだ32.195kmもあんのかよ…orz
 
 
 
 
続く>>
 
 
 
 
 
 

その他

新春!ウキウキバスツアー2011【3】 〜見えない力〜

1月 9th, 2011

<<その1はコチラ
<<その2はコチラ
 
広域農道が終了し、10km地点を過ぎる頃には人家も増えて来て
沿道の応援も多くなって来る。
 
知人が出ているのだろう、名前を書いたボードを掲げる人も居るが、
総じてランナーすべてに声援を送ってくれている。
 
 
小学生の集団が
 
 
「がんばれぇ〜」
 
 
と言っていたので、私は彼らに向って感謝の言葉を贈った
 
 
 
 
「あぁ〜、声が小さいなぁ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、5倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!
 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 
 
 
私の後ろ30mくらいに居たランナーは小学生達から
大きな声援を受けられたハズだ(笑)
 
 
 
さて、坂を上り切ると、いよいよ眺めも良くなってくる。
 
 
 

池田湖と秀峰・薩摩富士と呼ばれる開聞岳を望む。
 
 
ちょっと曇りなのが残念だったものの、菜の花も咲いていた。
 
 
しかしながら…寒い…
 
 
 
 
池田湖の湖畔を走り、暫くするとやって参りました
 
 
 
 

 
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
これはかなりの勾配…写真か動画を…と思ったが
停まりたくない(笑)
 
 
 
這うようにクリアして平地へ降りて行く…
 
 
昨年、右膝に変調をきたしたポイントをすぎてもまだまだ
身体に問題は無い、順調だ。
 
 
 
 
昨年ストレッチのために停まった15km地点過ぎのエイドでは
バナナだけ頂いて通過。
  
 
 
 
いつものポイントで太鼓を叩いて応援してくれる子供たち…
 
ありがとう。
 
 
 
タイミングが悪いと信号で停められる交差点も無事に通過でき、
18km地点の大きいエイドにさしかかる。
 
 
ここでは豚汁などをふるまってくれたり、選手収容車(笑)が
あったりするのだが、今回は通過。
 
 
一定のペースを刻んで進んで行く。
 
 
20km地点を通過。
 
 
タイムは1時間55分くらいか?
 
ちょっとペースは上がっているかな?
 
しかし、このままでは4時間は切れない
 
40kmにプラスされる2.195kmが余計なのだ(爆)
 
 
 
そしてやってきた中間地点
 
 
 

 
 
 
ここまでくるとランナー達にもちょっと疲労の色が
見え始めてくるが、同時に声援も多くなって来る
ポイントで、それに押されるように走り続ける。
 
 
 
また前方に小学生の5人組が見えた。
 
延々と続くランナーの行列に若干飽き気味な感じだった(笑)ので
彼らの前で力無く言った
 
 
「あぁ〜、声援が足りないぃ〜」
 
 
 
 
するとその小学生達は突如、6倍位の声量で
 
 
 
 
がんばれぇぇぇぇ!
 
 
と声援をくれた(爆)
 
 
さすが小学生!!!外さないぜ!!

 
 
身体の中に何か力の出る物質が分泌されたのを感じた。
 
私は両手を挙げて谷村新司バリに応えた、
 
 
 
ありがとぉぉぉう!
 

 
こういう沿道の方々とのコミュニケーションも面白い。
 
 
ちなみにこの技は、オバちゃんの集団にも使える(爆)
 
 
 
 
さて、菜の花マラソンもいよいよ本格的に後半戦が始まった。
 
 
25km地点を過ぎると住宅地の中を通り、声援も多くなるのだが
困ったことにここは上り坂(笑)
 
 
 
なんとか上り切って交差点を右に曲がると今度は下り坂。
 
 
せっかく登ったのに…
 
 
 
この下りはかなり憂鬱だ。
 
 
なぜなら、この後に長い上りが待ち受けているのだ。
 
 
 
そんな絶望の淵に立たされ、走るのを止めてちょっと歩いて休もう
思っているランナー達に力を与えてくれる女神さまが居る。 
 
 

 
 
このポイントで歩く人は非常に少ない(笑)
 
 
女性ランナーが走っているのに男性が歩いているのを見たりした日にゃ
 
 
女に負けるな!!走らんかぁ!!
 
 
とさらに酷い罵声を浴びせられるらしい(爆)
 
 
※ちなみに女性ランナーにはとても優しいらしいです
 
 
 
このテンションで数時間ランナーを激励し続けるのは、
並大抵のことではないだろう。
 
 
そのハイタッチは確実に見えない力をもらうことができる。
 
 
 
 
 
 
…と、カッコ付けて思ったものの、この上り坂はやっぱりキツい(笑)
 
 
 
 
走っているのか歩いているのかわからないペースで上り切った。
 
 
おばちゃん、ありがとう。
 
 
 
ここから先は菜の花が沢山咲いているポイントなどいろいろあるのだが、
もう立ち止まって動画を撮る余裕はなくなってしまった。
 
 
脚には疲労感が増して来たものの、まだまだ走ることができる。 
 
 
しかし、スタート直後より1kmの距離が1.5倍くらい長い。
 
 
 
 
30km地点が見えてきた。
 
 
 
過去2回、トイレ休憩し、ストレッチし、回収バスに乗ることを
思いながら歩いて進み出した30kmのエイド地点。
 
 
 
過去2回のことを思いながら、通過した。
 
 
まだ搭載していた燃料(ボトルの水)は残っている。
 
 
まだ、いける。
 
 
 
あと12.195km。
 
 
 
最後の戦いが始まった。
 
 
 
 
続く>>

その他