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Archive for 9月, 2012

セルディスカバリーアドベンチャー2012 【2】

9月 20th, 2012

【1】はこちら>>
 
 
sda20125
コースも本格的なオフロードになり、王滝らしい雰囲気になってきた。
 
 
写真を撮るために路肩に停まったら、後ろから参加者が次々とやってきて
再スタートができない…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
なんとかちょっとした隙間を見つけて再スタート。
 
 
 
アップダウンをこなしながら、20km程走ったあたりからなんとなく腰に痛みが…
 
 
さらには1週間程前にサドルと尻の接触面(点)にできていた「できもの」が
完治していなかったようで、サドルに座っていると左の尻が痛い…
(後でこれは「できもの」のためではないとわかったのだが)
 
 
時折立ち漕ぎを交えながら淡々と距離を稼ぐ。
 
 
立ち漕ぎで走っていた私を見たとある参加者が
 
「なんか元気いいっすね〜」
 
と声をかけてきた。
 
「いや、腰が痛いんで立ち漕ぎでごまかしているんですよ」
 
と答える私… 
 
するとそのライダーは
 
 
「いやー、今の時点で腰痛はヤバいんじゃないっすか!?」
 
 
と…
 
 
そんなことはわかっとる!!
 
  
 
 
相変わらず下りでブチ抜かれまくりだが、腰が痛いためスタンディングポジションが
長く取れない…サドルに座ると尻が痛い…
 
 
石がゴロゴロしている下りで思わず足を着いてしまったり…
 
 
 
sda20126
ヘアピンの出口です。
 
 
 
水が少ない三浦ダム湖畔の平地を走り、再び上り坂へ突入。

 
 
尻が痛い、腰が痛い…
 
 
 
おおっと、チェーンがキリキリ言い出した…オイル切れだ。
 
 
もちろん今回もチェーンオイルを携行しているので問題はない。
第二チェックポイントまでなんとかだましだまし走った。
 
 

sda20127
第二チェックポイント到着。
 
チェックポイントでトイレと注油をしていると、カサイ氏とタカムラ氏が追い付いて来た。
 
 
3人で同時に出発し、しばらく一緒に走っていたものの、前の二人との距離は次第に開いて行く…
 
 
長く続く上り坂、前の二人は見えなくなってしまった…
 
 
私は思った
 
 
「もう追い付くことはないだろう」
 
 
 
それからはひたすら尻の痛みと腰の痛みに耐えて距離を稼いだ。
 
 
御嶽山と三浦ダムの風景だけがせめてもの慰めだ。
 
 
昨年もアップしたお気に入りポイントにさしかかる
 
 

 
outaki1
去年はベストビューポイントから50m程ずれた場所での撮影だった。(これは去年の写真)
 
 

今年は是非、ベストビューを皆様に観て頂きたいと思っていた私はちゃんとベストポジションで停止しカメラを取り出して撮影した。
 
 
 
ベストビューポイントからの景観をご覧いただこう…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
sda20128
あっ、御嶽山に雲がかかってる…
しかも道端に寄ってるのでなんかアングル的にもイマイチ…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 

 
やはり是非ご自分の目で御確認いただきたい。
 
 
 
再スタートして、少しずつ進む。
 
 
 
 
しばらく走ると、下り坂で私の後ろについて遠慮がちに走る気配を感じた。
 
 
私は直線の手前でそのライダーに右手で合図して道を譲った。
 
 
私「オレ、下り下手なんで先に行っていいっすよ!」
 
後ろの人「私も下り苦手なんですよ〜」
 
 
あらら、女性でした。
 
 
 
彼女は私の前に出るとスムーズなライディングで
 
 
 
あっと言う間に見えなくなってしまった…
 
  
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
私は思った
 
 
「もう追い付くことはないだろう」
 
 
 

 
 
今回の目標にしていた7時間切りはもう無理だ。
 
 
それより、もうなんでもいいので早くゴールしたい。
 
キンキンに冷えたコーラを飲んで思い切りゲップしたい(爆)
 
 
 
これはもはや苦行だ。
 
 
 
もうSDA王滝なんて出ねぇ。
  
MTB乗るのもやめようかな。

 
 
 
王滝は3回目だが間違いなく過去最高にツライ。
 
 
 
 
下り坂でも振動の吸収を上手くできないので、速度を落すしかない…
 
 
過去最高にグダグダな走りだ。
 
 
 
 
 
 
 
そして、ようやく…ようやく最後の橋に到着
 
 
 
ゴール地点へ向って下り坂を走る。
 
 
幸いあまり荒れていないので楽に走ることができた。
 
 
 
 
「もうすぐフィニッシュ」
 
 
 
という看板が視界に入り、少し涙が出た(笑)
 
 
7時間46分20秒 336位/(完走729名)
 
 
去年より遅い…
 
 
 
 
だがそんなことより、苦行を終えられたことに安堵し、
ゴール地点を早々に立ち去り、メイン会場に戻った。
 
 
 
その3に続く>>

自転車

セルフディスカバリーアドベンチャー2012 【1】

9月 19th, 2012

2012年9月14日金曜日 夜
 
大牟田市にあるクロスロードバイシクルに8名のオッチャン男達が集まった。
 
日本最大規模とも言えるマウンテンバイクのレース 
 
「セルフディスカバリーアドベンチャー in 王滝」(SDA王滝)
 
に参戦するためだ。
 

筆者は2010年より参戦しているので今年で3回目。
 
 
実は2012年のSDA王滝参戦に関して、正直迷っていた。
 
ネタ満載で完璧なエンディングで締めた2010年のSDA王滝
 
その時の模様はコチラ(リンク)
 
 
次に参戦した2011年。無難に完走はしたものの、イマイチネタに乏しく
 
「これだけじゃないはずだ!」
 
「何かネタを隠してる!」

 
などといった批判を浴びた。
 
 
長野県まで990km走って行き、100kmのレースを完走して
無事に戻って来ることだけでも大変なのに…

 

そんな心無い批判に晒され、東京マラソンにも落選してしまい、
テンション下がり気味のまま迎えた年末〜正月は胃腸炎に苦しみ、
年が明けても風邪をひいたり体調がすぐれない日が多く、
 

「今年は王滝なんて行けないな…いや、もう行かないでもいいかな…」
 
と考えるようになっていた。
 
しかし…
 
フリーペーパーを作ったり、MTBレースやトレランイベントの主催者の一人として
動いたりしているが、今年は参加者としてイベントに参加していない。
 
 
これではイカン。
 
 
はっ!そうだ!!
 
 
去年落したボトルを探しにいかねばならん!
 
 
昨年の模様はコチラ(リンク)
 
 
 

outaki
申し込んでしまえばテンションも上がるかと思い、エントリーフィーを振り込んだのだった。
 
 
 
そんな私のイマイチ上がらないテンションとは裏腹に、昨年のメンバーに加えて
4名が参加表明し、クルマ2台の8名での遠征と非常に盛り上がっていたのだった。
 
 
クロスロードバイシクルを出発し、九州自動車道にのって一路長野へ向けて出発。
 
 
例年会場に早く着き過ぎるので、今年は1時間出発時間を遅らせたのだがこれが
大失敗。
 
  
 
 
sda20129
渋滞である。
 
 
 
3連休初日と考えれば普通なのかもしれないが、高速が滅多に渋滞しない九州人にとっては
ちょっとツライ。
 

 
 
sda20122
1時間遅く出発したばっかりに3時間遅れて王滝村に到着。
 
 
 
 
sda201210
まずは王滝食堂にて「いのぶた丼」である。
 
 
 
sda201211
そしてメイン会場へ移動。
 
 
 
手早く受付を済ませてメーカーブースを見回った後、宿へ。
 
 
sda201212
いつものように部屋の前まで自転車を入れさせていただき、ゼッケンを付けたりといった
準備を進める。
 
  
 
sda20121
8名だったので食事場所は大部屋を用意して下さったのだが、これが広過ぎて…(笑)
 
 
 
とりあえずカンパーイ!
 
 
するものの、徹夜運転の疲れと翌日はAM3時起きなので食べ終わったら早々に終了。
 
 
午後9時には消灯!
 
 
 

しかし、それにしても…筆者のテンションはまったく上がらない。
 
 
またあの永遠に続くアップダウンを走らなければならないのか…
 
 
移動の疲れですぐに眠りに落ちた
 
 
 

 
 
 
 
「ピロピロピロ」「チリリリリーン」「ジャンジャカジャカジャカ!」
 
 
 

 
部屋の中で一斉に携帯のアラームが鳴り響く。
 
 
 
午前3時だ。
 
 
 
SDA王滝の朝が来た…
 
 
宿が用意してくださる朝食のおにぎり二つをほぼ無理矢理詰め込み、準備をする。
 
 
テンションが上がらない。
 
 
 
 
しぶしぶ準備をしてスタートの場所を取りに行くが、今回は参加者が増えたらしく
同じ時間に行ってもスタート位置はかなり後ろになってしまった。
 
 
 
sda20123
相変わらずこの光景は壮観だ。
 
 
 
そしていよいよ午前6時、3回目となるSDA王滝がスタートした。
 
 
 
 
sda20124
一般公道を移動するパレード走行は位置取りタイムでもあるが、特に前に出るでもなく
アップのつもりで淡々と集団内で走る。
 
 
しばらく走ると山道(上り坂)に突入。
 
 
舗装路ではあるが、いよいよ本格的にSDA王滝がスタートしたことを実感した。
 
 
 
しょっぱなから10km近く上り坂が続く。
 
 
周りのペースに惑わされてはいけない、マイペースで上ることを心がけるものの
ちょっとだけ遅い人の後ろに着くと追い越すために結局は加速しなければならない…
 
 
天候は良好、朝日に照らされる緑がイイ感じで少しだけ気分が上向いてきた。
 
 
1時間ほど上り続けて、最初の下りに入る…
 
 
 
下りで抜かれまくり大会が始まった(笑
 
 
 
そう、今年も下りを全然練習していないので進歩はしていないのだ。
 
 
 
まぁコケないようにボチボチ行こう…
 
 

【2】へ続く>>

自転車