夏の元気な三連休 その3
2008年7月20日。
宮崎シーガイアトライアスロン当日、
腕にエントリーナンバーを書いてもらい
いよいよスタート時間が迫る。
トランジッションエリア(乗り換え場所)に
自分のバイクと着替えをセットする。
宮崎の大会だけに、この人は欠かせない(笑)
コースは砂浜からスタートして、黄色のブイを回って
戻って来る250m。
レギュラーコースはこれを2周。
防波堤に囲まれているので、サーファーが喜びそうな
波はほとんど来ない。
しかし、ここはコースロープも無いし、ブイ近辺の水深は2m以上で
足は着かない。そして飲むと塩辛い海であることに変わりはない。
今まで海水浴場にはバーベQをするか「海に浸かりに」来たことしか
なかった私…泳げるのか?
そんな私の不安をよそに、最初のレースであるレギュラークラスの
スタート時間が迫って来た。
ウェットスーツを着込んだ、いかにもトライアスリートという風情の
参加者がずらりと並ぶ中で…
しっかりアピールするS師匠(爆)
午前9時00分、レギュラークラスがスタートした。
ちなみにトライアスロンのスタート合図は陸上競技のような
「バン!」
という号砲ではなくて、
「ぷわぁーーーーん」
というラッパで始まる。
一斉にスタートするエントラント。
さすがにトップ集団は速い!
あっと言う間に浜へ戻り、2周目に突入。
2周目を終えて、トップが砂浜へ揚がって来た…
S師匠、トップでキターーーーーーーーーーー!(爆)
さすが、現役スイマー!
並み居る強豪トライアスリートを抑えて堂々の一位でスイムアップ!
場内放送で
「トップで揚がって来たS選手はトライアスロン初挑戦ということですが、
水泳のスペシャリストなんでしょうね」
などと言われている。
オイシイ…オイシすぎる(爆)
トップでスイムから揚がって来たS師匠は自転車へのトランジッション(乗り換え)で
後からきた選手達に抜かれてしまったが、充分美味しいところは持って行ってくれた。
そしてS師匠がトライアスロンで使う自転車は
もちろん、コレ(笑)
やっぱりオイシイ…
S師匠を見送った後、私の出場するチャレンジクラスのスタート時間が迫ってきたので
私も準備を始めた。
スタート地点へ集合する。
トライアスロン専用のウェアなんか着ちゃってる人も居て、速そうに見える。
入学試験などで体験する「周りの皆がデキそうに見える状態」を久々に体験した(笑)
そして、午前10時00分。
「ぷわぁーーーーん」
というラッパの音と共に、私のトライアスロンデビューレースがスタートした。
スタート直後に参加者が団子状態で入り乱れる「バトル」に巻き込まれないよう
集団後方のアウト側から歩いて海に入る(弱)。
底が砂なので、進んでいる方向もわからずヘッドアップしてみる。
お、最初のブイが近い!意外と進んでる?
と思っていると平泳ぎで泳いでいる前のエントラントに追い付いた。
真後ろを泳ぐと手を蹴られそうなので、ちょっとアウト側に進路変更するも、
追い越せる程の速度は出せない(笑)
ヘッドアップしてみると、かなりブイの外側を泳いでいた…
遠慮して後方アウト側からスタートしたのはちょっと失敗だった。
泳ぐスピードはあまり差がなかったようだ。
2つ目のブイを過ぎ、いよいよ3つ目のブイを周り浜へ向う。
まだ着かねぇのか?(泣き言)
思い返せば、プールで練習していた泳ぎはまったくできていなかったようだ。
S師匠は言う、「海で泳ぐ場数を増やして慣れるしか無い」
*****
トップグループが砂浜に揚がって行くのが見える…
コチラはまだ足が着く範囲にすら達していない。
そして、ようやく…手が底を擦る位の位置に来て立ち上がりスイムアップ。
後ろには数えるくらいしか居ない(笑)
スイムアップ時点での順位
57人中…
38位
がはぁっ!(吐血)
しかし私はその時、
36歳にして「カナヅチ」の称号は返上しても良いだろうと思った…
その4へつづく→