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景気を刺激する赤いモノ

1月 20th, 2009

私の友人に、イタリヤの製品を取り扱う仕事をしているMという人物が居る。
 
彼は口癖のように言う。
 
 
 
「フェラーリ欲しか〜!でも、クルマは高かけんフェラーリの自転車とかあったら買うけどな〜」
 
 
…と。
 
 
 
 
 
 
朗報です。
 
 
 
 
 
 
 
  
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COLNAGO for Ferrari CF-7
 
 
 
バリッバリの最新カーボンフレームです。
 
 
 
 
 
 
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Ferrariの前についている「COLNAGO」(コルナゴ)というのは
イタリヤのスポーツ自転車専門メーカーで、本場ヨーロッパの
強豪プロチームに機材を供給する名門です。
 
そのコルナゴが、なぜフェラーリの名前をつけて自転車を出しているのか?
 
コルナゴ創業者のエルネスト・コルナゴ氏はフェラーリ創業者である
エンツォ・フェラーリ氏と友達で、ある日
エルネスト「カーボンって良かよね〜」
 
エンツォ「ウチのF1で使っているカーボン技術で自転車のフレーム造ろっか?」
エルネスト「え、よかと?」
エンツォ「よかバイ、一緒に開発しよう」

 
 
ってなことになり、フェラーリとの共同開発がスタート。
いち早くカーボンフレームの自転車を造り上げて、レースの世界で
多くの勝利を上げることになりました。
 
 
もちろん、コルナゴがすでに名門ブランドであったこともありますが、
フェラーリのようなメーカーが開発に手を貸すという点からも、ヨーロッパに
おいて自転車がいかにメジャーなスポーツであるか
ということが伺えます。
 
 
 
ってなわけで、コルナゴとフェラーリは密接な関係にあり、コルナゴがリリースする
上級グレードのカーボンフレームにはフェラーリのF1テクノロジーが惜しみなく
フィードバックされているワケで、「Ferrari」を名乗ることが出来るワケですね。
 
 
 
 
 
 
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自転車雑誌に掲載される広告もこんな感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ヘッドパイプに誇らしげに輝く
「跳ね馬」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ハンドルもカーボンで、凝ったグラデーョン塗装が施されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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どんだけ手間がかかってんだ…と。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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サドルまでカーボン(!)で、こちらにもグラデーション塗装が…
 
 
 
 
 
 
 
 
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いくつ跳ね馬が付いてるんだ?…と。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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足回りもカーボンホイールで、専用品であることを示すロゴ。
フルクラム・レーシングスピードというホイールで
50万円くらいするんですが、まぁフェラーリのホイールと考えれば
安いもん
ですね。 
 
 
 
 
 
 
 
 
自動車レースの世界で頂点を極めるフェラーリ

自転車レースの世界で頂点を極めるコルナゴ
が手を組んで造りあげたこの自転車。 
 
 
例えるなら
 
 
桜吹雪の入れ墨を見せながら、
葵の御紋の付いた印籠を出す
暴れん坊将軍

 
 
くらいの最強度と言ってもいいでしょう。
 
 
 
 
もちろん、これは自転車ですから
 
 
 
大岡裁き
 
 
 
ができるかどうかは、乗り手であるアナタにかかっていますが…
 
 
 
 
 
ちなみに、金額ですが
 
 
 
 
 
1,732,500円
 
 
 
 
 
 
 
この金額でフェラーリの新車が買えるわけですから、安いもんですね。
  
 
 
そんなわけで、無事にフェラーリの自転車があることがわかったので
友人Mは今頃きっと銀行にお金をおろしに行っていることでしょう。
 
納車されたら当ブログで改めてご紹介したいと思います。
 
 
 
 
さて、このCF-7はいつものジル・ユーロ・イワイさんにあったのですが、
残念ながら今は展示していないそうです。
 
その代わり(?)に新たに展示されていたのが、コレ。
 
 
 
 
 
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DUCATI CORSE FACTORY
 
ドゥカティですよ、ドゥカティ。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
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ダウンチューブだけでなく、ボトルにまでロゴ入りです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ヘッドパイプにはバッジが付きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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フロント、リア共にカーボン、
フレームはアルミ製です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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カンパニョーロの20段変速がつきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
このドゥカティ・コルセの自転車は、イタリアの老舗自転車メーカーである
Bianchi(ビアンキ)製です。
前出のコルナゴとフェラーリのような有り難いウンチク(笑)があるわけではなく
普通のコラボモデルって感じでしょうか。
 
※ドゥカティ・コルセはアルファロメオともコラボしてます。
 
 
ですから、この自転車が
 
ドゥカティの代名詞の一つであるクロモリのパイプフレームではなくアルミフレームで
あることに関して真面目にツッコミを入れるのは野暮
というものです(爆)
 
 
自動車ブランド名が冠された自転車の多くは造っているメーカーもよくわからん場合が
多い(その代わり安い)ので、このドゥカティコルセのようにビアンキ製ということが
明記されているのはかえって安心して乗れるというものです。
 
 
 
 
 
イタリヤの名門二輪メーカーであるドゥカティ

イタリヤの老舗自転車メーカーであるビアンキ

が手を組んで造ったこの自転車。
 
 
 
例えるなら
 
 
 
ベリンガーさんがバレルを加工したM16A2カスタム
 
 
 
並の最強度であると言えるでしょう。
 
 
 
 
もちろん、これは自転車ですから
 
 
 
 
 
ゴルゴ13並みの狙撃(シュート)
 
 
 
 
ができるかどうかは乗り手であるあなた次第ですが…
 
 
 
 
 
 
 
このドゥカティ・コルセの金額は
 
 
 
 
  
289,800円
 
 
 
 
前出のフェラーリ(172万円)に比べれば
 
安い安い!!
 
 
 
 
 
 
 
え、世の中不景気?
 
 
 
気のせい気のせい!
 
 
 
ラジオやテレビのニュースで「不景気だ不景気だ」言うもんですから、
アナタは騙されているだけです。
 
 
 
人生は一度きり。
人生はネタ。
 
 
 
 
欲しい物があったら、今すぐ買うべし!
 
 
 
 
おしまい
 
 

自転車

  1. isa
    1月 20th, 2009 at 14:53 | #1

    Ducati確かに安いですね。
    でも全然買う気がしない(笑)

  2. ナイトライダー
    1月 21st, 2009 at 20:36 | #2

    isaさんが買う気しないのは、
    エンジン付きのドゥカティを
    堪能した後に自転車の沼に
    ハマってしまったからだと
    思います(笑)

  3. gekiso
    1月 23rd, 2009 at 00:55 | #3

    がはぁっ(吐血)
    パソコンに血が。
    金があったらコルナゴ・フェラーリで何キロ出せるか挑戦してみたいとです。
    車界学の情報収集力に乾杯!
    (完敗)

  4. ナイトライダー
    1月 23rd, 2009 at 14:06 | #4

    >gekisoさん
     コレなら最高速チャレンジしても
     切符は切られないでしょう(笑) 
     
     情報収集力というか、
     ジル・ユーロ・イワイの店長さんから
     電話がかかってくるんですよ、
     「買え」と(笑) 

  5. クロマニヨン
    2月 11th, 2009 at 21:38 | #5

     
    オレは買うぞ。
    絶対、買う。
    もう、これしかない。
    迷っているひまはない!
    一回見に行かせてください。
    その

    イタリヤを。

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