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エース、復活の日【前編】

7月 28th, 2011

2011年7月16日に185kmも走らされて走って疲労困憊だった筆者は、身体の調子が元に戻るのに
かなりの時間を要した。
 
1週間後の7月24日(日曜日)、早朝から営業車であるスズキkeiに乗って出発した先は… 
 
 
アスペクタ
 
南阿蘇だ。
 
 
 
勘の良い人ならばもうおわかりかもしれない、
 
 
そう、あのイベントである。
 
 
 
asobo1102
 
サイクルマラソン阿蘇望
 
 
がはぁっ!(吐血)(←まだ走ってないのに!)
 
 
 
また出るの?
 
 
と思われるかもしれないが、
 
実は…まだ、私はこのイベントで
 
 
完走したことがない
 
のである。
 
2007年****土砂崩れのため草千里ナシの変更コースを完走
2008年****膝痛のため前半でリタイヤ
2009年****大雨警報のため10kmで終了
2010年****口蹄疫で中止
 
という歴史を経て5度目のチャレンジとなる。
 
 
今年は晴天に恵まれて、嬉しいやら嬉しくないやらのフクザツな心境だ…
 
 
asobo1103
今回も同行するのはこの人ミヤモッチ氏

Daijyaman kk氏である。
 
イヤな予感がする…(笑)
 
 
いつもの念入りな開会式が終わって、スタート位置に移動する。
 
 
asobo1104
相変わらずのすごい人だ、やっぱり募集開始から2週間程度で定員になったらしい…
 
 
asobo1101
スタート位置に移動する筆者。
 
写真を見て頂いて気付いていただいただろうか?
 
 
バイク(自転車)はもちろん、マウンテンバイクである!
 
※「マウンテンバイク」の定義(鉄の掟)
 2.1インチ以上のブロックタイヤを装着してあり、そのままの仕様で
 すぐにでもMTBレースに参戦できる仕様であること。

 
 スリックタイヤを履いていようものなら
 
 「それでMTBレースに出られるかぁー!!」 

 と怒号が飛ぶ。
 有事の際にいつでも未舗装路に飛び込んで行けなければMTBとは言わないのである。
 

 
 
午前9時10分。
 
 
第13回サイクルマラソン・阿蘇望がスタートした。
 
 
asobo1105
まずはアスペクタから久木野へ下る。
 
 
私はこの時、一つの野望を抱いていた。
 
 
一度でいいから
 
 
トップを走ってみたい!
 
 
このイベントはレースではないのでトップもへったくれも無いのであるが、
総勢800名以上のサイクリスト達の先頭を走ってみたかったのだ(笑)
 
 
申込順にスタートするのだが、私のゼッケン番号は5番だったため、
フロントロウからのスタートだった。
 
チャンスだ。
 
 
 
あまりムキになっているところを見せずにスルスルを前に行く…
 
 
 
そして…
 
 
asobo1106
最後の一人をかわして…
 
 
 
asobo1107
 
ついに先頭キター!
 
 
 
しかし…
 
 
数秒後にロードレーサーにビュン!と追い抜かれた…
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
つかの間のトップを味わった後は、いよいよ始まります…
 
 
吉田線から上り始めます、
 
 
attack32
アタックチャぁ〜ンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
asobo1108
あまり勾配はキツくないが、この先のことを考えると憂鬱になる…
 
 
 
asobo1109
しかし、高度が上がって来るにつれて眺望も開けて来て、気分もよくなってくる。
 
同時に後ろからロードレーサー達がどんどん追い付いては抜いて行く…
 
 
 
しばらくするとついに…
 
 
asobo1110
D-kk氏が追い付いて来た。
 
先に行くのかと思いきや…
 
 
付かず離れずのペースで私の前を上る…
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
こっ…これはもしや…
 
 
 
エース復活!?
 
 
 
※「エース」の定義(鉄の掟)
 その場の状況で一番脚が終わっている選手を示す。元気な選手が着かず離れず
 アシスト(引きずりまわし)し、こそっと離脱しようとしても逃れられない
 状況に置く。まさに生き地獄のチーム体制(掟)なのである。

 
 
まだまだ阿蘇望4峠のうちの一つ目だ、無理せず上ることにしよう。
 
 
そんな時、後ろから声が聞こえた
 
 
「ナイトライダーさんですか?」
 
 
ひさしぶりにキター!(笑)
 
 
 
ツィッターで交流のあるMiyazono氏だった。
「はじめまして」の挨拶をし、一言二言会話してMiyazono氏はかろやかに
駆け上って行った。
 
数ヶ月前にレース中の落車で重傷を負い、最近やっと自転車に乗れるように
なったと聞いていたのだが…
 
地力がちがうんでしょうな…
 
 
asobo1111
長いトンネルを抜ける、日差しがないので涼しい。
 
 
草千里が近くなってきた頃、1台のライダーが抜いて行った…
 
 
asobo1112
マウンテンバイクじゃねーか!?(笑)
 
聞けば愛媛から遠征してきたらしい…
 
 
ヘンタイは全国にいらっしゃるんですね。
※タイヤは太めのスリックでした
 
asobo1113
草千里到着。
 
 
 
asobo11145
前方にbb1氏がカメラを構えているのが見えたので、とりあえず
ダンシングしてるみたいなポーズをとってみる(爆)
 
 
 
そのまま下りに突入。
 
 
坊中線を下る。
 
かなり気持ちがいい…
 
 
asobo1114
下りも間もなく終了。
 
 
asobo1115
エイドにて給水、オレンジや梅干しをチャージする。
 
先日のウキウキ185kmサイクリングでは、水分の他に塩分の不足も
感じていたので予め対策しておく。
 
さらに前日に買っていた塩飴をナメながら出発。
 
その前に、上の写真を見て頂くとわかるがこのエイドで
 
ミヤモッチ氏が追い付いてきた。
 
 
顔では笑っていたが、正直憂鬱になってしまっ(うわなにをするー)
 
 
 
第二の峠、箱石峠に向けて出発。
 
 
 
平地をしばらく走って上りが始まった
 
 
attack32
アタックチャぁ〜ンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
Daijyaman kk氏はスルスルと上って行く、筆者はまたしても遅れ気味に…
 
 
ミヤモッチ氏は私の背後でプレッシャーをかけているのか?
 
 
と思って振り向くと、
 
 
信じられない光景が!
 
 
ミヤモッチ氏は筆者から50m程後ろをキツそうに上っている。
 
 
どうやらかなり調子が悪いらしい…
 
 
これはまさかの…
 
 
 
ダブルエース体制!!
 
 
 
asobo1116
パーキングスペースでカメラを構えるY氏が見えた…
 
代わってくれ〜
 
 
箱石峠を上りつめ、通過チェックのサインをする。
 
 
ここからは下り基調だが、念のためボトルに水をもらう。
 
 
ミヤモッチ氏も追い付いて来たが、やはり非常にキツそうだ。
 
調子が悪いのか?
 
いつもの仕返しのチャンス
 
心配しながらも、スタート。
 
 
asobo1117
箱石峠を下る、前を走るはポルシェ・ボクスター。
赤い幌がイイ感じ。
 
 
 
広域農道に入る。
 
 
地味にアップダウンしながも基本は下りなので、比較的楽に走る。
 
 
asobo1118
 
下り切って平地をしばらく走り、昼食会場でもあるアスペクタへ…
 
 
attack32
アタックチャぁ〜ンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
asobo1119
アスペクタは少し高い位置にあるので上らないといけない。
 
しかも勾配結構キツいし…
 
 
asobo1120
アスペクタに戻って来た。
通過チェックを受けたら昼飯だ。
 
 
だんご汁とおにぎり。
塩気が少なく感じるのは体内の塩分が不足しているのだろう。
 
 
asobo1121
トマトも絶品だった。
 
 
あまりゆっくりするとスタートしたくなくなるので、
早々に後半に向って再スタートした。
 
 
asobo1122
自家用車を停めている駐車場の横を通るとき、このまま帰ろうかと
思ったが…エースという立場上、それは許されなかった…
 
 
 
サイクルマラソン・阿蘇望の3つ目にして最難関と言われる
 
地蔵峠に
 
 
 
attack32
アタックチャぁ〜ンス!
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
後編に続く>>
 

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