「春吉」といえば、福岡市民ならば中洲の近所を連想するかもしれないが、
福岡のMTBerにとってはこのイベント
春の吉無田MTBカーニバル
である。
2011年4月17日。
熊本県は吉無田高原にある「緑の村」にて開催されたこのイベントに参加した。
このイベントの特徴は、同じ会場内で耐久レースがありつつ、ダウンヒルレース
も同時に開催されるというものである。
筆者が参加したのはXC200というカテゴリー、
200分の耐久レースである。
3時間20分。
考えるだけでイヤになる(なら出るなよ・爆)
耐久レースにはXC100という1時間40分の部門もあるのであるが、
エントリーフィーは同じなので、200分走らないと
割り勘負けするのである(爆)
というわけで、朝5時に起きて吉無田高原へ向かう。
朝早くから起きて会場へ向かう車中は、遊びにいっているにも関わらず
気が重い(なら出るなよ・笑)
しかし、会場に着いて仲間の顔を見るとやっぱり来て良かったと思う。
そんな不安定な精神状況を味わうのも耐久レースの醍醐味の一つ(なんのこっちゃ)
受付を終えてさっそく試走に向かう。
↓こんなコースを走ります(8分くらいあるのでお時間がある時にでもどうぞ)
よけいな体力を使ってはいけないので、試走は一周でやめた(笑)
開会式、ライダーズミーティングを経てスタート招集。

テンション低〜いまま、名前を呼ばれるのを待っている筆者。
200分出場者は列の後ろの方に並ばなければならなかったが、
特に気にならない。先は長い。
そして、
午前9時30分、耐久レースがスタートした。
後方のイン側からスタートだったので激渋滞にハマる。
まぁ残り3時間18分もあるので焦る必要はない(笑)
フルマラソンや自転車の耐久レースに出ていると言うと、
実際に走らない人からよく
「そんな長い時間、何を考えて走っているの?」
と聞かれることがある。
これはオートバイでツーリングに行って、休憩中に
昔バイクに乗っていたというおっさんから、
「これ何シーシー?」
って聞かれるのと同じくらいメジャーな質問かもしれない。
私が走っている最中に考えていたこと…
それは…

ゴール後に食べるインド食堂のカレー
これに尽きる。
淡々と走り続けた。
そろそろお分かりかと思うが、淡々と走りすぎて
ネタが無い(爆)
しかしながら、病気療養中でアタック25の収録をお休みされているという
児玉清氏の一日も早く回復なさるようエールを送る意味で、
上り坂ではすべて

アタックチャぁーンス!
とつぶやきながら走った。

大した激坂でもないのに失速しまくり…

カメラの前だけ一生懸命走っているフリをしたり…(爆)

一生懸命走っているフリをして…
ようやく200分耐久が終了した。
クールダウンもそこそこに…

カレー&ノンアルコールビール!!
美味い!!
このひとときのために走っていると言っても過言じゃない(笑)
その間、ダウンヒルの第二ヒートが始まっていた。

謎のダウンヒルライダー。
こういうどこか緩い雰囲気が良いなぁと思う。
保護者白熱のキッズレース(笑)が終わると表彰式である。
筆者は21人中11位という(いつもの)パッとしない成績だったが。
この男がやってくれた。

Daijyaman k.k氏、3位表彰台ゲット!
さすが、昨年の「k.k祭り」といい、吉無田では手ぶらじゃ帰らない(笑)
何か持ってる男
と言っていいだろう。
表彰式が終了し、協賛各社による商品抽選会。
最後に目玉商品のヘルメット登場。
これを持って帰ったのは…

またもやDaijyaman k.k
がはぁっ!(吐血)
さすが
何かもらってる男
というわけで、イベント全体の雰囲気が全然わからないブログになってしまった(笑)ので、
ダイジェストムービーをどうぞ
このムービーを編集してたからブログを書く余力がなくなったのか…(爆)
admin 自転車
東京マラソンレポートを書こうとしていた矢先に、震災の
衝撃的映像を見てしまい、かなりテンションが落ちしまっていた
私は、2011年3月20日…
「トレール・トレース・バイキング」という
マウンテンバイクを使って行うラリーレイドに
参加した。
通称「とれとれ」と呼ばれるこのイベントには、このブログにも
しばしば登場している男・HIDEKI HIDEKI the MANが
かなりハマり込んでいて、前々から「出ろ!」と言われていたのである。
朝から雨が降る中、テンションも上がらぬまま会場へ…

雨はしっかり降っているものの、参加者の皆さんは何のためらいもなく
自転車を降ろして準備している。
いつも出ているレースに比べるとウェアのテイストが違っているのが
お解りいただけるだろうか?
今回のラリーレイドも開催に関していろいろ議論があったらしいが、
被災していない我々まで沈み込んではイカンということで開催が
決定され、

エントリーフィーの一部と義援金の募金箱が設置され、
被災者支援のための義援金として使うチャリティイベントとなった。
このイベントが中止になっていたら、私は家でテレビ観てまた沈み込んで
いただろう。主催者の前向きな判断に感謝である。

ブリーフィングが始まった。
コースクリエイター(毎回異なる)から説明がある。
手元には1/25,000という縮尺の地図があるが、見ても何がなんだか
わからない(笑)
※地図の写真は掲載しません。
コースは決まっていて、そのコース上にあるチェックポイントを
正確に全部回って戻って来なければならない。
チェックポイントにはその場所に行かないと答えがわからない問題に
答えたり、チェックするスタッフが居て、通過チェックされる。
さらにはそのスタッフが居るポイントは方向指定があって、右から
来ないといけないのに左から来たりするとペナルティが課せられ、
2時間とか3時間とかが加算されてしまう。
「質問はありませんか〜?」
と言われるも、何を質問すれば良いのかわからない(爆)
とりあえず準備して、午前10時20分にスタートした。
同時にスタートするのでチェックポイントの2つ目までは周りの流れに
乗って行ってクリア(笑)
コースは本番となる山の中に入って行く。
今年になってマラソンの練習ばっかりしかしてなかったので、マトモに
自転車に乗るのは今年3回目
舗装路から山の中へ入り込んで行くと…

アタックチャぁーンス!
がはぁっ!(吐血)
激坂を上りきるとみかん山で、五叉路くらいになっている。
何がなんだかわからない。
皆、右に行ったり左に行ったり、下ったり…
惑わされてはいかん、冷静に地図を見る…地図を見る…
わからん(爆)
とりあえず行ってみれ!
と突撃。
人がいた、よかった(笑)
それっぽい道があって、皆そっちに行っているのでとりあえず
ついて行く(ダメ)
3つ目のチェックポイントを発見。
ここは木に巻き付けてある名簿に通過時間と名前を書いて通過。
通過したが…
事前のブリーフィングどおり、
担ぎ

普通に歩くだけでも注意しないと滑って転びそうな急坂を
自転車担いで上る…いや、登る。
次は4つ目のチェックポイント、木に巻き付けてあるテープの数を
回答する必要がある。
見つからない…
3回ほど同じポイントに戻ってきて、地図を見直す。
近くに居たヒロ1さんと話してルートを確認するも
よくわからない。
取りあえず周囲の道を下ったり上ったりしてルートを探す…
…と、あることに気付いた。
2回ほど通り過ぎた場所の脇にある木にテープが巻いてある…
がはぁっ!(吐血)
単なる見落としだった(爆)
急いで次のチェックポイントを目指す。
この「とれとれ」にはツーリングクラスというのが有り、
ベテランの先導者が地図読みやコツなどを教えてくれながらラリーのコースを
楽しむというものだ。
そのツーリングクラスの方々に追い越されていたので、一応追い越して(笑)
先を急ぐ。
次は有人チェックポイントだ。
いつもの調子で「コッチやね」と思ってT字路を左折。
ちょっとマテ…
コンパス(方位磁石)は南東を向いている。
チェックポイントは北西方向にあるハズだ…
しかし、あのT字路は左折で間違いない…
しかし、コンパスは逆方向を指している…
今まで散々迷ってきて、自分の感覚が信用出来なくなっていた私は
思い切って引き返した。
しばらく走ると…
シオゴンさんが居るチェックポイントが現れた(爆)
やっぱりオレの感覚は信用できねぇな。
通過チェックを受けて、次のチェックポイントへ。
脇道に注意しながら坂道を上る、上る。
どうもおかしい…
上り過ぎた?
右折して下ってみる。
違う、コッチじゃない。
戻る(上る)
仕方ないので来た道を戻ってみる。
すると…
先ほど思い切り通過した場所に、テープが巻かれた木を発見。
思い切り見落とし。
がはぁっ!(吐血)
普段テープが巻いてある木を探す習慣なんて無いぜ!(爆)
もう疲れたよ、パトラッシュ。

下りで前転しそうになりながら…(ヤラセです・笑)
一応、次のチェックポイントを目指して走り始める。
アスファルトの道路に出る。
左にオフロードの入口があって入ってみる。
暫く走ってみて、何か違う気がしてきた。
戻る(上る)
アスファルト道路を再び下り始める。
スタートして既に3時間半が経過し、13時半をまわっていた。
マズい・
実はこの日、私は19時から飲み会の約束が入っていたのである。
飯塚市で(爆)
とりあえず、ええい、ままよ!とアスファルトの下りを
ビューン!と下ってみた。
私は確信した。
これは絶対コースじゃない(爆)
集落に入ってしまい、ついには
九州自動車道が見えてきた…
配布された地図に九州自動車道は載ってない(爆)
雨も本降り、もう来た道を引き返す余力も時間も無い筆者は
そのまま九州道の下をくぐって県道に出て、オンロードを
走ってスタート地点に戻ることにした…
途中、クリエイターのミヤモッチ氏に途中脱落の連絡を入れて
カッパにパリパリと音がする程雨が降る中、アンパンを食いながら
ヘヴィウェット路面を走って帰った。
アスファルト道路のなんと頼もしいことよ…
ちなみに筆者がどのくらいマップアウトしたのかというと、↓この通り

がはぁっ!(吐血)
スタート地点に戻って、スタッフに「とりあえず戻ってきた」ことを伝えて
私の「初とれとれ」は終了した。
自転車を積み込んで温泉に入り、挨拶もそこそこに急いで帰宅。
ウェア類を洗濯機に叩き来んでJRに飛び乗って鳥栖駅へ。
鳥栖駅に迎えにきてもらっていた男・HIDEKIのルノー・カングーで飯塚へ。
市内にある鶏専門店「とり安」に到着
久山にある商業施設ではない(笑)

必殺の唐揚げでビールを飲む。

先日亡くなった友人・モーガンさんが好きだった
この「とり安」で彼の写真と一緒に飲んで盛り上がった。
21時51分に飯塚駅発の電車に乗って大牟田方面へ。
博多で乗り継いで0時25分に帰宅。
朝から晩までよく遊んだ一日だった。
んで、初めて参加した「とれとれ」。
経験者の後ろにピッタリくっついて行けばそこそこ行けたのかもしれないが、
それではネタとして面白くない(笑)
しかし、地図の読み方もよくわからんのにいきなり参加してしまったので
正直言って全然手応えの無いイベントとなってしまった(笑)
写真の少なさがその余裕の無さとテンションの低さを物語っている…
ヘヴィウェット路面を一人ずぶ濡れでスタート地点に戻りながら、
「もう出らんでいいかな…」
と思っていた。
だが…
翌日、地図を見ていると、
「なんでオレはここで間違えたんだろう?」
「ここはコッチじゃなかったのか?」
と思った。
上り坂で心拍数と息があがった状態で地図を見て、冷静な判断が
できていなかったのだろう…
頭に来た。
次は完走してやるぜ!(笑)
スタッフの皆様、ありがとうございました。
いっけねぇ、ペナルティの募金してねぇや…
とれとれにご興味ある方は
コチラをどうぞ
九州レイドシリーズ http://blog.crosslandrally.com/
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