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開通前の道路調査【後編】

3月 25th, 2008

←前編はこちら
 
 
相変わらず雨は降り続け、距離を重ねども身体はあまり
暖まらない。
 
 
しかしながら、isa氏と雑談などしながら走っていると
いつもより進むのが早く、比較的楽に走ることができた。
 
 
 
 
7km地点あたりで、折り返し地点から戻ってくる人たちの中に
高校時代の友人、KとSの二人を見つけた。
 
さすが地元イベント(笑)
 
 
 
 
 
 
 
それにしても、折り返してくる人々は皆苦しげな表情をしている。
 
 
やっぱりみんなキツいんだなぁ…俺と同じレベルやん。
 
 
と、ちょっと自信をもちつつ、折り返し地点を迎える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803238.JPG
10kmの折り返し地点。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803239.JPG
 
あっ、そっちはコースじゃありませんよ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
08032310.JPG
 
仮設トイレへ…(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やはりここは、高橋尚子バリに途中でトイレに行くのを忘れてはいけない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
08032311.JPG
いやぁ?、ちょっと軽量化しましたよ。
 
  
 
 
 
 
 
 
 
などと、アホなことをしつつ(isaさん、撮影ありがとう・笑)
 
 
コースに復帰する。
 
 
 
 
 
 
 
いよいよ復路、未知の領域に突入。
 
 
 
 
 
 
このブログを読んで下さっている皆様にはもう読めた方がいらっしゃるかもしれない。
 
 
 
 
 
復路に入って、我々を待っていたのは…
 
 
 
強烈な向かい風(爆)
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
 
風に乗った雨粒が、顔に叩き付けられる。
 
 
 
折り返した人達が苦しげだったのは、このせいだったのか…
 
 
 
 
 
 
 
自転車ほど影響は大きくないにしても、やはり向かい風はキツい。
 
 
 
 
 
雨足はかわらないものの、向かい風によりかえって酷くなっているように
感じられる。
 
 
 
 
全身ずぶ濡れ靴の中はぐちゃぐちゃ言っている(笑)
 
 
 
 
 
 
 
こんなにずぶ濡れになるのはいつ以来か?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここまで潔く濡れてしまうと、かえって清々しい気分に
 
 
 
 
 
 
 
ならんよ…(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それまで並走してくれていたisa氏と少しずつ差が開いてくる、
どうやらここへ来て力の差が現れてきたようだ。
 
 
「気にせず先に行って下さい」
 
 
と早めに伝えておいた。
 
 
すこしずつ、しかし確実にisa氏は先に進んで行く。
 
 
 
 
 
私なりのペースで、しかし歩くことなく距離を重ねていく。
 
 
 
折り返し地点を過ぎてから、歩いている人がぼちぼち現れはじめ、
次々にゴボウ抜き(笑)
 
最後尾スタートなので、抜かれることはない(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すると、青い橋が見えてきた!
 
 
 
ゴールは近い!
 
 
 
 
 
しかし、そこでまた罠が待ち構えていた!
 
 
 
 
「大牟田北出口」で、一旦沿岸道路から降ろされた。
 
 
 
…?
 
 
 
 
 
 
 
距離稼ぎのため(?)大牟田北インター出入り口まで
遠回りコースが設けられていたのである。
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
ゴール直前の遠回り…ダメージは大きい。
 
 
 
その遠回りコースを走っている時、クマの着ぐるみを着た男性が
路肩で休憩していた…
 
着ぐるみが水を吸ってさらに重くなっているに違いない。
 
がんばれ、しかし、私にもその光景を写真に収める余力が無い(笑)
 
 
 
 
先ほど15km超えたあたりから、足がちょっとヤバくなってきている。
 
自転車に6、7時間乗りっぱなしも慣れているので、心肺機能的には
余裕があるのだが、足がヤバい。
 
 
 
 
遠回りコースの「折り返し地点」パイロンを回って、
再加速するのがもの凄くキツい。
 
 
 
 
 
沿岸道路に戻る。
 
 
 
沿岸道路は高架道路なので、戻る時は微妙に微妙に
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
  
 
 
 
 
 
 
 
 
とにかく、沿岸道路に合流すればゴールは目前だ。
 
 
 
 
 
 
すると前方に人集りが。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
正午スタートの5kmウォーキングコースの参加者の方々であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
08032313.JPG
雨にも関わらず、もの凄く人が多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この後、5kmウォーキングコースの参加者はコチラ側の車線にまで
広がって歩きだし、さらに混乱状態に。

 
 
 
 
傘を開いたまま並んで歩く輩などが居て、傘の骨が私の頬に当たったり、
私はぶち切れ寸前であった。
 
 
 
まったく、最後の最後までネタには困らない(爆)
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして…ついに。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゴール。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スタートしてから2時間26分という、先日の高橋尚子より
20分近くも早いタイム
でのゴールだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ただし、あちらは距離が倍だが(爆)
 
 
 
マラソン選手は怪物だということを身をもって痛感した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
寒い中、ゴール地点で待っていてくれたisa氏とガッチリ握手を交わし、
近くに居た係員の方にカメラを託して記念撮影。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
08032314.JPG
頼んでおいてこう言うのもナンだが、ちょっとアングルが微妙(笑)
 
 
雨の酷さはおわかりいただけるかと思う。
 
 
 
 
 
というわけで、私の初マラソンは気候的には最悪のコンディションのもと、
無事に終了した。
 
 
 
 
 
翌日の筋肉痛も心地よい(マゾ)
 
 
 
 
 
 
 
ここで、このブログのお約束として、「あなたも…」と言いたいところであるが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やっぱ自転車が良いっすよ(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 

脱線ネタ

木村拓哉か?渡辺謙か?

3月 17th, 2008

 
 
いよいよ春本番!って感じですが、
皆様いかがおすごしでしょうか?
 
 
寒い冬が過ぎ去り、色とりどりの花が咲き始めるこの季節。
 
 
 
 
 
 
私も
 
 
 
 
物欲の花が満開ですよ(爆)
 
 
 
 
 
 
 
今シーズンのターゲットにロックオンされたのは
 
 
 
 
デジタル一眼レフカメラ
 
 
 
 
はいはい、既に持ってますよ。
バリバリに活躍してもらってますよ。
 
 
しかしながら、昨年末より仕事でカメラを使用する比重が増えたため、
仕方なくカメラのグレードを上げる必要があったのです。
 
 
 
 
 
 
 
と、いうわけで…必然的に浮上して来るのは、
 
 
08031712.jpg
木村拓哉さんがCMに主演するニコン
 
 
080317.jpg
渡辺謙さんがCMに出演するキヤノン
 
※画像はそれぞれオフィシャルサイトより引用いたしております、問題がある場合は
 削除いたしますので、コメント欄へお願いいたします。

 
の二つが選択肢として上がるのは当然でした。
 
さっそく、カメラ店でカタログ収集と現物触り倒し(笑)
  
 
 
 
 
 
 
 
0803173.JPG 
木村拓哉か?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803172.JPG
渡辺謙か?
 
 
 
あれ、EOS40Dの本カタログは渡辺謙さんは載ってませんね、
ハリウッドスターだけにギャラが別料金だったとか?(笑)
 
 
  
 
 
 
しかし、両者とも上手い事キャッチコピーをつけるものです。
 
 
 
 
「頂点の凄み」(Nikon D300)
やっぱいいわ…Nikon。 byキムタク
 
 
「私に応える正統」(Canon EOS40D)
私を撮る気持ちへと駆り立てる…by渡辺謙
 
 
 
 
もうコピーを読んだだけでお金下ろしに行ってしまいそうです(爆)
 
 
 
 
 
カメラ店に通い始めて二日目…
 
 
 
いよいよ何を選んで良いかわかならくなってきました。
 
 
 
カメラの質感、シャッターを押したときの「カシャっ」という
フィーリング…もちろん性能も、どれも甲乙付けがたいものです。
 
 
 
仕事していても、気付くと「価格.com」を開いてユーザーレビューなんか
読んだりしてしまっている状態で、もの凄く仕事に差し障っていました(爆)
 
 
 
「ええい!思い切って今日決めるぜ!」
 
 
 
 
 
 
と気合いを入れて天神へ出発。
 
 
こういうのは思い切って決めないと、ダラダラ悩んでしまい精神衛生上よくありません。
 
 
 
午後4時半、天神のコインパーキングにクルマを停めてカメラのキタムラ天神店へ向かいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
改めて現物を触って、じっくり検討します。
 
 
 
 
 
 
じっくり検討します。
 
 
 
 
 
 
 
 
じっくり検討します。
 
 
 
  
 
 
 
じっくり検と…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
決めきらん!!!(爆)
 
 
 
 
 
 
 
携帯電話の電卓機能を使って、店内で金額を計算しまくる私…
 
 
 
 
一旦帰って考えるか…
 
 
 
いや、悩む時間が長くなるだけだ!!
 
 
 
 
店員さんを呼んでカメラ本体、レンズなどの一式を合計した金額を
それぞれ出してもらいました。
 
 
 
感じの良い店員のIさんは考えながら電卓を叩き、私に数字を見せました。
 
 
 
 
 
余計に決めきれなくなりました。
 
 
 
 
ちょっとクールダウンするために、私は
 
 
 
 
 
 
 
「お金を下ろしてきます」
  
 
 
 
 
 
 
 
と言って、店員さんの名刺をいただいて一旦店を出ました。
 
 
 
 
 
カメラに詳しい友人に電話をして相談などしながら…ATMから
お金を下ろして、店に戻ります。
 
 
 
 
もう、思い切って決めるしかありません。
 
 
 
 
  
 
「頂点の凄み」
 
か?
 
「私に応える正統」
 
か?…
 
 
 
 
 
 
エイやっ!!(お金を払う音)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私の新たな相棒となったのは…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803176.JPG
OLYMPUS E-3
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何でやねん!!(爆)
 
 
 
 
 
いやぁ、思わぬ伏兵に狙撃されてしまいました。
 
 
 
 
 
  
予算オーバーだったので検討対象から外していたのですが、
何気なく触っているとやっぱり質感や操作感が良い…
 
 
カタログを手に取ると…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803174.JPG
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
私:「ちょ…ちょっと金額出してもらえますか?」
 
店員さん:「え〜っと、コレくらいですね」
 
 
私の心の中:「ちょっと…がんばれば…買える…」
 
 
 
 
 
危険。
 
 
 
 
 
 
 
何気なく、カメラに付いているストロボ(フラッシュ)の
ポップアップボタンを押すと…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803177.JPG
カシャっ!!
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
 
 
 
この繊細なパーツの構成により実現されている重厚な操作感!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「買います。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
駐車場からクルマを出したのは20時半(笑)
 
 
 
 
4時間にわたる戦いは終わりました…
 
 
 
 
翌日からさっそく実戦投入。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803175.JPG
同時に購入した望遠レンズ装着状態。
 
  
 
 
 
もう、撮れない世界はない(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0611179.jpg
見せてもらおうか…トーカ堂のオパールより高いカメラの性能とやらを。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
08031710.jpg
オートバイ雑誌のグラビアのような背景がボケた写真が撮れます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803178.jpg
オートポリスの最終コーナーを立ち上がるポルシェ。
この写真だけクリックすると大きいサイズに拡大されます。
通常ファイルサイズの画像ではドライバーの表情までわかります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まだ、使いこなせていませんので、研究が必要ですが今までの一眼レフデジカメとは
ひと味も二味もちがう性能の片鱗をみせてくれました。
 
 
 
 
 
 
 
というわけで、このブログのお約束ですが…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あなたも一眼レフのデジカメで楽しい写真ライフを始めてみませんか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0803179.jpg
家路の途中でわざわざクルマを停めて、空の写真を撮ったりなんて
カメラ買うまでやったことなんてありませんでした(笑)
 
 
 
そのうち「花の写真」とか撮り始めたりして(笑)
 
 
 
今まであまり興味が無かったものが、違った視点で見られるようになります。
 
 
 
 
 
 
 
さぁ、今すぐカメラ店へGO!
 
 
 
 
 
 
 
 
最近「物欲刺激ブログ」になっているような気がしますが…(爆)
 
 
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 

その他

ナイトライダー、天草で風になる 【最終回】

3月 9th, 2008

その1はコチラ→
その2はコチラ→
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
 
がはぁっ!!(吐血)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今年のコース変更に伴い新設された上り坂。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP0454.JPG
坂を上り始めると
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP0460.JPG
徐々にD師匠は遠ざかって行く
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP0462.JPG
さよーならー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
師匠らはこの上り坂を吐血することもなく、ぐいぐいと
上って行ってしまう。
 
 
ほどなく、視界から消えてしまった。
 
 
 
 
 
 
  
 
 
私は相変わらず上り坂でヒーコラ言っている自分が
非常に情けないと思いつつ、この上りでD師匠らが先に行ってしまった
ことに対して、正直言って
 
 
 
 
 
 
 
安堵をおぼえていた
 
 
 
 
 
 
なぜか?
 
 
 
実は、マウンテンバイクに乗ってマッタリペースで走るD師匠らに
ついていくことは、私にとってはオーバーペースだったのである(弱)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
DSCN0063.JPG
後ろからこんな感じで迫られてはたまったものではない(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
まぁ、これからは自分のペースでまったり走って昼食会場あたりで
合流すればいいかぁ、などと考えつつこのアタックチャンスを
上り終えた。
 
 
 
 
 
 
 
すると…
 
 
 
 
  
  
  
D師匠達が待っていてくれた。
 
 
 
waiting.jpg
 
待機中。
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
あは…は…、待っててくれたの…ね、ありが…と…う。
 
 
 
 
 
このままオーバーペースで天草を完走できるのかと心配になりつつも、
この後はたいした上り坂も現れず、第二エイド(昼食会場)に到着。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
RIMG2689.JPG
 
地元のボランティアの皆さんによって、豚汁とおにぎりが振る舞われる。
 
 
 
 
 
 
晴天の下で食べるこれらのメニューは美味いことこの上ない。
梅干しがこれまた最高に美味い(笑)
 
 
 
 
 
 
食後に雑談などしつつ、ぼちぼちと再スタートした。
 
 
 
 
 
 
天草の食後といえば、大江天主堂前の長ーい、長ーい
 
 
 
 
 
 
 
 
attack3.jpg
アタックチャぁーンス!
 
 
 
 
 
なのであるが、
 
昨夏、酷暑の阿蘇望を走った後となってはそんなにキツい
ものではなくなっていた。
 
 
 
私も少しは走れるようになっているようだ。
 
 
 
と思いつつ、どんどん遠ざかって行くD師匠達の後ろ姿を眺めていた(爆)
 
 
 
 
 
 
アップダウンの続く区間、いよいよD師匠達はスピードを上げて
どんどん遠ざかって行く…
 
 
 
 
 
 
昼飯まで一緒に走ったんだから、もうよかろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、もうおわかりかと思うが、D師匠達は待ってくれていた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
RIMG2691.JPG
 
待っている間に天草の美しい風景写真なんか撮ったりしながら(爆)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここからは苓北町(れいほくまち)の発電所を遠くに見ながら、海を左手に
走るという天草サイクルマラソンの名物的な場所の一つ。
 
 
天草サイクルマラソンの名物的な向かい風が吹く場所でもある(爆)
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
IMGP0673.JPG
 
D師匠の後ろに付いてこの名物エリアに突入する半泣きの筆者。
 
オートバイなんかでツーリングすると、まさしく「快走路」であろう…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今年は向かい風ではなかったのであるが、ここで前を走るD師匠の
ペースが徐々にあがってくる。
 
 
 
 
自転車は「風圧」がかなり走りに影響する。
車間距離を1m以内に詰めると前走車が風よけとなり、同じペースでも
かなり楽についていくことができる。(ドラフティングと言う)
 
 
 
 
徐々にペースを上げるD師匠から離れないように着いて行く。
 
 
 
スピードメーターに目を移すと…
 
 
 
 
39.6km/h!
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
いくらロード用のタイヤに替えているとはいえ、マウンテンバイクなんですが…
 
 
 
 
 
時折40km/hオーバー出しつつ、D師匠はゴリゴリと前を引いて行く。
 
 
 
もうだめだ…千切れる。
 
 
 
 
 
だが、ここで千切れたら走行風がモロにあたって、ペースが落ちる。
 
 
 
どうせキツいなら、ちょっとでも速い方が良い。
 
なんとか着いて行く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前方からペースがゆっくりな参加者が見えてくる…
 
 
後方を確認し、一気に追い越しをかけるD師匠。
 
 
 
 
普通はこういうラインで追い越しをかけるのだが…
 
pass.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
D師匠はこういうラインで追い越しをかける
 
 
 
 
pass2.jpg
(線の太さはペダルを踏み込む強さを表している)
 
 
 
大型バイクでツーリングに行った際に遅い一般車を
追い越しにかけるイメージと言ったらわかりやすいだろうか?
(わかりにくい?)
 
 
 
ただでさえ一生懸命着いて行っているのに、追い越しでさらに
目一杯ペダルを踏まなければならない…
 
 
 
 
まさにこれは
 
インターバルトレーニング(wikipediaへリンク→)
 
 
 
 
 
 
 
 
がはぁっ!(吐血)
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな中、D師匠は私に雑談をもちかけてくるが、
もちろん答える余裕などない(爆)
 
 
 
 
 
 
 
程なく最後のエイドに到着した頃には、「足が売り切れ」
ていた。
 
 
 
 
幸い、昨年強烈な向かい風が吹いていた区間は穏やかだったものの、
売り切れた足をだましだまし回してゴールを目指しながら
「来年は…」と考えていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP0223.JPG
 
ゴール前の向かい風区間にて、鳥に励まされる(笑)
 
 
 
 
前からD師匠、S氏、N氏。
 
 
 
 
 
そして、新和町役場へ戻り、ゴール。
 
 
 
 
 
 
 
 
IMGP0225.JPG
 
ゴール後に振る舞われるぜんざいを一気に食う筆者。これも恒例。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スタート前に挨拶をかわした友人・知人達と再会し、お疲れさまを
言い合うこのひと時も醍醐味である。
 
 
私が今回引き込んだ、U氏、O氏、K氏も皆無事に見事完走を果たしていた。
 
彼らもまた、来年新たなチャレンジャーを引き連れて参加してくれるだろう(多分)
 
 
 
 
私はその時考えた、「来年は…」
 
 
 
 
 
 
 
 
来年は、ちゃんと練習して走ろう
 
 
 
 
 
 
 
懲りてない、俺。
 
 
 
むしろ2回目にして、さらに楽しくなってきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
****
 
 
この夜はD師匠の家にて、
「天草サイクルマラソン打ち上げパーティー」
が行われた。
昨年まで昼飯も食わずに走っていたD師匠とN氏は
  
「ゆっくり走ると逆にキツい」
 
などとわけのわからないことを言っていた(爆)
 
 
それにしても長時間運動した後なので、酒が効く効く。
普段より少ない量で酔っぱらうことができる、
 
 
まさに、エコ(違?)
 
 
  
 
パーティーも盛り上がり、お開きになったのは午前1時過ぎ。
 
寝たのは午前2時。
 
 
 
この日の朝は起きたのが午前3時半だったので、
 
 
22時間半も遊びまくっていたことになる。
 
 
 
学生かっ!?
 
 
 
 
 
 
  
さて、この天草レポートを昨年、今年と読んでしまったアナタはそろそろ
自転車に乗りたくなってきたのではないだろうか?
 
 
 
お金がないとか、暇がないといった言い訳を考えるのも悪くはないが、
ただ一つ確実に言えることは、
 
 
来年のあなたは今年より一歳年を取っている。
 
 
 
ということだ。
 
始めるのは一年でも若い方が良いに決まっている。
 
 
 
天草下島135kmを自転車で一周した
 
 
 
 
あなたの人生にすばらしい「ネタ」として記憶されるだろう。
 
 
 
 
 
人生、ネタよ、ネタ。
 
 
 
 
 
 
 
来年は、アナタも是非ご一緒に。
 
 
 
 
おしまい。
 
  
 

自転車