オートポリス3時間耐久 2009年春 -その2-
その1はコチラ>>
スタートから1時間半が経過し、後半戦へ突入する。
あれからトップグループには何回抜かれただろうか?(笑)
そろそろ補給しておかないと、3時間持たない恐れもある。
しかし、心拍数が150を超えている状態で、ジャージのポケットに入っている
ドラ焼きを食べようという気にならない(笑)
ハァハァ息を切らしている状態で、固形物を食べるのはなかなか難しい…
水分だけは確実に補給しながら、走り続ける。
この日は、R氏が「ちょろっと京都から」お見えになっており、
視認性の高い紫色のパーカーを着て、両手に大砲という
まさに
チャック・ノリス状態
でコース脇で撮影されていたため、
Rさんの前を走る時はキツかろうがなんだろうが、
とりあえず、立ち上がってペダルを踏みつけます(爆)
Rさんの射程距離から外れた頃、ようやく休息の時を迎えます…
そんな感じで2時間を経過した頃、裏の上りを上っていると…
「ナイトライダーさんですか?」
と話しかけられた。
車界学読者キターーーーーー!(爆)
キャノンデールに乗っているその方は長崎から参戦されているとのこと。
最近、イベント毎に新しい方から声をかけていただく(笑)
非常にありがたいことで、ネタ追究へのモチベーションの向上になっている。
そんなキャノンデール氏、死にかかっている私を見て気の毒に思われたのか(笑)、
向かい風のホームストレートを31km/hで引いてくれた。
有り難く引いてもらい、お返しに第一コーナーから三コーナーまでの
高速下りで私が前にでて引く。
走っていると実感が湧かないが、
実はこれだけ下っている。
(別の日に3コーナーアウト側からカメラを水平にして撮影した写真)
裏の上りではお互いペースが落ちるのでいろいろお話をさせていただきながら走り、
またホームストレートで前を引いてもらって、1コーナーからは私が前を引いた。
第一コーナーに進入する筆者とキャノンデール氏
キャノンデール氏とのランデブーは終盤のキツい場面でかなり支えになった。
これも自転車の醍醐味の一つってヤツですな。
そして…
3分進んでいる私のTIMEXが午前11時を表示した。
その時、第一ヘアピンから上り手前あたりを走っていた私たちは
「もう一周しておきたいですね」
と声を掛け合いながら、上りを上った。
上りの中盤、
「残り時間1分半でーす!」
というMCの声。
坂を上り切る直前、
「残り30秒〜!」
ダメだ!間に合わん!!!
3時間耐久、終了。
そのままピットロードに入ってコースアウトした。
キャノンデール氏と握手して健闘を讃え合い、記念撮影
上手いことピースサインの手で顔が隠れた(笑)
終了後は、皆集まってダラダラとお喋りタイム。
このダラダラお喋りが結構楽しい(笑)
私の結果は総合164位/353人(組)
トップ選手との差は9周(爆)
もっと練習しないといかんですな。
しかし、90kmちょい走ったにもかかわらず膝痛は兆候すら無し!
復活の予感を感じた春のオートポリスだった。
このオートポリス3時間耐久レースは、周回レースなので、
トップグループと何度も遭遇することができる。
エスペランス・スタージュやブルーグラス、そしてファストリア
といった有力チームが真剣勝負している様を同じコース上で
見られるのはなかなか面白い。
もちろん、我が「土橋塾」も人数とネタだけは有力チームである(爆)
今回もmcfm氏が
エントラント唯一のエアロヘルメットでオイシイところを持って行ってくれた(笑)
筆者の今回のネタはこれである。
営業用アシグルマにキャリアを付けて、自転車を積んで行った。
これがやってみたくて、アルファロメオを買ったようなものである!(爆)
トランク上のサイクルキャリアは、ヤフーオークションにて¥1,000で落札。
「15年程前にもらいましたが、未使用のまま倉庫に入れっ放しでしたのでジャンク扱い」
とのことだったが、問題なく使うことができた。
もちろんこの格好で運転して帰る(←バカ)
この運搬方法は防犯上問題があるので、天候が悪かったり宿泊する場合には向かないが、
日帰りのサイクルイベントであれば、会場までの往復行程もオープンドライブが楽しめる
というクルマバカにも最適な方法であることを確認した。
ちなみにこの方法だと
常にルームミラーで自分の自転車を見ることができるのである(笑)
落っこちたらすぐわかるし(爆)
オープンカーで会場まで行って、ロードレーサーで気持ちよく(一部、苦しく)走り、
またオープンカーで走って帰る。
また新しい楽しみを発見してしまった。
さぁ、あなたも是非!
おしまい