夏の元気な三連休 その4
36歳にしてカナヅチの称号は返上した。
しかし、今はトライアスロンのレース中。
いま私が考えなければならないのは、
57人中38位という順位を
どげんかせんといかん!
ということである。
トランジッションエリアに向って走っている筆者。
泳いで陸に揚がってすぐ走るのはなかなかキツくてフラフラ(笑)
奥に見えるのはシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート。
旧ホテル・オーシャン45。オープンの時はスティングが来たなぁ(懐)
トランジッションエリアでは、私のバイクが待っている。
この写真はスタート前に撮ったのだが、レースの時は既に周りの自転車は
スタートしてしまっていて、私の自転車を見つけるのは容易だった(爆)
予めセットしておいた順番に着替え、バイクをラックから降ろす。
バイクスタート地点まで押してから、自転車に乗る。
もうこの自転車(ピナレロ・ガリレオ)も購入してから間もなく2年。
2つくらい型落ちになってしまったが、ようやくカラダに馴染んで来た。
まだまだこれからだ。
トップグループを逃がすな!
追えぇぇぇ!!!!
ペダルを踏み付ける。
バイクスタート。
トライアスロンは一般的にドラフティング禁止。
この、春のオートポリス3時間耐久レースの時の私(一番後ろ)のように
誰かの後ろにぴったり着いて空気抵抗低減を図ることは
禁じられている。
車間距離は自転車2台分以上は開けなければならない。
いずれにしろ、バイクは12km。
誰かの後ろに付いている暇はない。
空気抵抗を抑えるために、下ハンドルを持って走る。
松林の中を走って折り返して来る4kmのコースを3周。
コースのロケーションは最高で、公道を交通規制してこんな道を
走れるなんて贅沢きわまりない。
このクソ暑い中、大会運営に協力してくれているボランティアの
人達が「頑張れー!」と声援をくれるので、できるだけ
「お疲れさん」とか「ありがとー」と言うように心がけた。
とにかくペース配分もへったくれもなくペダルを踏み続け、
前走者に追い付いたら無理してでも追い越した。
3周目後半、足がプルプルし始めた。
前を走る赤いウェアのエントラントを最後に無理して抜いて、バイクパート終了。
トップグループには追い付かなかったものの、
スイムアップ時に38位だった順位は
7位!(笑)
31人抜き!(爆)
※タイムは着替え時間込み
ヘルメットを脱いでシューズを履き替え、ランスタート。
あと2kmだ!
その時!
ピシッ…
左足のフクラハギが攣った!!!!(爆)
がはぁ!!(吐血)
正確には攣りかかっている状態で、足首をちょっとでも伸ばすと本格的に攣るであろう状態。
自転車で頑張りすぎたか…
左足首を曲げずに踵だけで引きずるようにして走る…というか半分歩いている状態。
同じクラスのエントラントに抜かれる…
「リタイヤ」の文字が頭に浮かぶものの、だましだまし走っているとだんだん
復活してきた。
相変わらずボランティアの皆さんは「頑張れー!」と声援をくれる。
普通に走れるようになって来た頃、バイクパートの終盤で抜いた赤いウェアの
エントラントに抜かれた。
速い…追うのは諦めた。
ランコースは、隣接するマリーナ横を通ってビーチ脇の道を走って来るという
これまたロケーション最高のコースなのだが…
日陰ゼロ(笑)
同じクラスのゼッケンをつけた紺色のウェアを着たエントラントが直ぐ前を
走っていた。
彼はおそらく次のエイドステーションで頭から水を被るだろう。
ゴールまで数百メートル、私はエイドをスルーして彼を抜くという姑息な作戦に出た。
予想通り、彼はエイドで頭から水をかけてもらっている。
チャーンス!
すると彼はコチラをチラっと振り返り、今までの1.5倍くらいのペースで
走り始めた。
私の姑息な作戦は無惨に砕け散った(爆)
そんな細かい駆け引き?をしながら、ゴール地点にたどり着いた。
2月に水泳の練習を始めて5ヶ月。
その間のことが走馬灯のように…
思い出される暇もなかった(笑)
ゴールテープが見える。
私は自転車の選手がゴール前にやるように、ジャージに描かれている
スポンサーロゴが見えるように、ジャージのファスナーを前もって
閉めてから(爆)
ゴール。
ゴール地点には家族とS師匠が待ってくれていた。
S師匠とガッチリ握手。
着の身着のままでシャワーを浴びる。
爽快。
全身びしょ濡れのままS師匠と記念撮影。
S師匠は顔が小さいなぁ(笑
結局最終リザルトはランで2人抜かれて9位。
まぁ、デビューレースにしちゃ上出来でしょう。
(オープンクラスなんであまり自慢にゃなりません)
さて、キッズやジュニアクラスがゴールした後は、
事務局主催のバーベキュー大会。
ボランティアの方は無料で参加。
と言われていたものの、ボランティアの方が
肉を焼いたり飲み物を配ったりされていたので
飲み食いする暇無かったんじゃ…?
本当に頭が下がる。
冷えた新鮮なトマトが美味い。
戦い終えた自転車達もおつかれさん。
バーベキュー終了後は表彰式を見てから、撤収して帰路につく。
温泉に入って休憩したりすることなく、一気に走りきり
「ちびまる子ちゃん」が始まる前に(笑)帰宅した。
今回参加した宮崎シーガイアトライアスロン。
大会情報はすべてウェブサイトで告知、エントリーもウェブシステムを使う。
競技に関する重要事項の解説もウェブからpdfでダウンロードするという
紙を使わない(省資源)という新しい試みが随所で行われていた。
ちなみにリザルトは会場に貼り出されるだけで、家に帰って見たければ
完走証にプリントされているQRコードを呼んで携帯サイトで見るという
徹底ぶり。
ネットや携帯サイトをあまり使わない人もいるだろうから、皆が皆良かったとは
思っていないだろうが、姿勢として良いのではないかと思った。
ちなみにバーベキュー大会参加の会費は¥1,200だったが、
紙製など使い捨てではないコップやお皿、お箸を持参の場合は¥1,000に
割り引かれる。
ゴミ減らしにも積極的な姿勢が見られ、このイベントを大切に育てて行こうという
事務局の皆さんの意気込みを感じることができた良い大会だったと思う。
来年はレギュラークラスにエントリーかな?
あなたもご一緒にどうですか?(お約束)
カナヅチでも今からやれば大丈夫!!
夏の元気な三連休は
まだまだ続く!(謎)