泣けるぜ・・・
持ち物に対してちょっとコダワリがある
という人が滅法弱い言葉があります。
それは
限定・別注・一生モン
用法としては
「この●●は別注で作らせたんで既製品とは
まったく別モノになってます。
限定品なんで数があまり無いんですよねぇ
ちょっと高いですけど、まぁ一生モンですからね」
ってなセールストークが今日も大名あたりのセレクトショップで炸裂し、
ついカッとなって購入して「泣けるぜ・・・」と
呟いている人も多いことでしょう。
さて、そんなアナタ向きの
「限定モン」が今回のネタ。
ルノー・メガーヌRS F1 team
まさにアムロ・レイ言うところの
「あの青いヤツ」
です(謎)
フレンチ・ブルーという言葉がありますが、
鮮烈なソリッドブルーのボディカラーが「泣けるぜ・・・」
このクルマはルノーがF1で2005年にチャンピオンを獲得した記念に2006年末に
限定で販売した特別仕様。
一般のルノー車と異なり、ルノーのスポーツ部門である
「ルノー・スポール」の工場で作られている別モノです。
まさに
「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
もともと特徴的なお尻なんですが、真ん中二本出しの
マフラーがさらにヤル気十分な感じです。
黒い大径ホイールも精悍さを演出してますねぇ。
限定車の称号、シリアルプレートも付いてます。
(2006年もチャンピオン取ってます)
通常モデルのメガーヌは右ハンドルのみですが、
このF1 teamだけは左ハンドルとなります。
黒がベースになってはいるものの、ボディカラーと
合わせて青が使われている派手な内装。
端に見える革巻きハンドルのステッチまでもが
青で合わせてあるのが「泣けるぜ・・・」
もちろん、走りの6段マニュアル!!
パーキングブレーキのレバー形状が「泣けるぜ・・・」
※メガーヌシリーズは全部この形状です
メチャメチャ視認性が良いメーター。
タコメーターの数字がだんだん大きくなるのが「泣けるぜ・・・」
先日ご紹介したポルシェよりもデカイ18インチホイール。
ブレーキはブレンボ製(※)が付いているものの、
敢えてシルバー塗装ってところが「泣けるぜ・・・」
※代表的なブレーキメーカー。「ブレーキ界のIntel」みたいなモン?
通常は赤とか黄色に塗って目立たせるのが常套手段。
さて、乗ってみましょう。
カードキーをダッシュボードのスロットに差込み、
スタートボタンが「泣けるぜ・・・」
外観からのイメージでは「ジャジャ馬?」っていう感じもしましたが、
クラッチも軽く、フツーにスタートすることができます。
3千回転を越えた辺りからターボが効き始めます。
スロットルを踏み込むと
控えめながら
プシィィィィィィィィィイ!
という過給音が耳に入ってきて、ターボ炸裂。
タ マ ラ ー ン っす!(笑)
4気筒の2リッターターボで224馬力というカタログ数値は
ミニバンですら280馬力(笑)の現代日本においては特にアピールポイントには
なりませんが、エンジンの回転フィールとか音とか、ターボ付きを
むしろアピールするような味付けは「自分は特別なモデルに乗っているんだ」という
強烈な自己満足を得ることができます。まさにプライスレス(笑)
6段マニュアルのレバーも気持ちよく動き、またもや運転に没頭モードです(笑)
高速道路とか「いつもの山坂道」とかで乗ってみたいですが、借り物なので
その辺走ってスグお返ししました。
この限定車には、通常モデルよりさらに硬い足回りが付いているということでしたが、
そんなに気になるレベルではありませんでした。
私が麻痺しているのかもしれませんが(爆)
それにしても、クルマ好きのツボをピンポイント攻撃してくるのは
さすがにルノースポール。
一番筆者のツボを突いたのは、
革巻ハンドルの頂点部分に施された
赤いセンターマーク※のステッチ。
こんなん、普通市販車にはつけんやろ(笑)
泣けるぜ・・・
※ハンドルがどっち向いているかすぐ判るように頂点に付けるマーク。
レース用車両にはほとんど付いてます。
「限定・別注・一生モン」
のルノー・メガーヌRS F1 teamは
この車両そのものが売り物だそうですので、気になる方は
問い合わせてみると良いと思います。
ちなみに・・・
日本への導入台数は30台
だそうですよ、お客さん。
各都道府県にすら行き渡らないこの希少性!!(笑)
さて、今回車両をお借りしたのは、以前もカングーでお世話になった
ルノー福岡中央
ショールーム内には
ルノー・スポールの前身であるアルピーヌの
V6ターボ(売り物)が展示してあったりする
マニアック面も持ち合わせる(笑)
ルノー正規ディーラー
当ブログへ協力していただきましたので、
宣伝くらいしとかないと(爆)
宣伝は別にして、
日本車やドイツ車にちょっと飽きてきた方は
一度フランス車も見てみることをオススメします。
ルノー・メガーヌが発売された時のキャッチコピーは
僕はどちらかと言うとプジョー派です。
ルノーやシトロエンは何となく金持ちな感じがします。
走るならプジョー。
カスタムパーツも豊富ですし。
TAXiのせいですかね。
>つ さん
プジョーもちょっと前までは
日本ではマニアックな存在
だったんですが、306と206で
一気に市民権を獲得しましたね。
私が406セダンのマニュアル車を
本気で買おうかと思っていた
のはTAXiの影響があったことも
否定できません(笑)
シブイ!!
次はルノーに乗ってみたいと思ってます。
そこのディーラーって凄くマニアックな感じがしませんか?
以前ルーテシアを見に行ったときに、そんな印象を受けました。
日本に30台か・・。欲しい(笑)
>こばまんさん
V6ターボがショウルームの一番良い
場所に置いてある時点で既に・・・(笑
限定30台というのを考えずとも
非常に魅力的なクルマでした。